文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

千葉県へ渡来したコウノトリのその後(2)

2006-12-10 21:24:20 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成
2006/12/10
旭市にコウノトリが1羽飛来して、早くも10日以上経過しました
 昨日も確認されましたが、旭市の地域のとても大事なシンボルとして、
イメージとしても固まって来ています。
これからも、千葉県には各地にコウノトリが飛来する可能性があります。
ご注意の程、よろしくお願いいたします。

ところでこの秋、都内での複数の農業関係でのシンポジウムでは、
コウノトリの話は話題性は抜群でした。
その中心は豊岡市であり、市には、「コウノトリ共生課」という名前で、
組織横断的な役割を担う箇所が誕生しています。
あらゆる分野が参加をしており、特に農政絡みの方々の参加意欲がとても強くて、驚きです

千葉県の各市町村と何が違うのでしょうか?
1 農政課の積極的な関与がまずあります
 国への借金も完済し、土地改良区の役割が完了して、消滅状態にあること
 土地改良区の役割完了で、農家と行政が直接的な関係にある
2 全国の研究家の参加、県や国の役割と市の立場が明確で、自立心がとても強いこと。



今後の課題として考えられること
1 コウノトリ、トキ等の放鳥出来る箇所の候補地としての地域として如何か、見直しをして貰う
 自然MAP 特に重要な非ほ場整備地MAP、天然のため池、湧き水地点、
餌動物の所在地MAP、有機、ゆみずたんぼ(冬期湛水・不耕起栽培MAP)等の作成 
2 地形的な観点で
(1) 総武大地から、九十九里の平野への波状の場所で、ほ場整備されていない、
かつ湧き水やため池があって天然の餌が十分に供給可能な、生態系が保全されている箇所。
同時に田んぼの生き物が豊富な箇所であること
(2) 豊岡では山地から突然、氾濫源とも言うべき湿地帯に飛びだす。
 その山と田んぼの境目では、複雑に入り組んだ谷津が存在し、そこに1KM程度の距離をおいて、
点々とコウノトリの営巣地がありました。旭市では、どうでしょうか
3 自然再生事業等が組織的な対応がなされている箇所
 ゆみずたんぼ(冬期湛水・不耕起栽培)等の営農箇所の存在と、地域にリーダーが存在するかです
 自立した営農地域が担保されている箇所であることも条件です。



パルナ/WIN-mcb2 インデザインへの一つの意見(10-2)

2006-12-10 16:43:11 | 組版プロの思考からXMLを考える
2006-12-10

 いろいろと意見のある中で、InDesignをどのように考えるか

1 InDesignに限りませんが、DTP系はすべて短時間で一定のレベルに到達出来る特徴があります。
 1ヶ月という人もいれば、3ヶ月はかかると言う人。でも、そこではたと進歩が止まってしまいます。逆に注意散漫によるトラブルが急増し、効率も段々下がってしまいます。
 何が原因でしょうか。 簡単です。厭きてしまうのです。
ここまで覚えたら仕事になった。後は何も覚えることがない。なんだチョロいじゃないか……。とまあ、こういうかは分かりませんが、ここでその若者の進歩は止まって仕舞います。これは最悪です。結果として、InDezignでは、出来高でお金を貰うだけの飽き飽きした仕事になってしまいます。
 InDesignの生産性は、皆様と意見交換する必要はありません。
この画面タッチ型、手作りマシンと呼んでも良いでしょう。

 MCB2では、かっての写研のsp313との類似した構造で再度構築されています。
論理的な外部からの、100%フルバッチです。
 出来上がった文芸書を、今回は3日間でまとめた。次回の機会には2日で完結させる方法を、寝ずに考える。3回目は1日で、4回目には自動組版で実行してみようと、フローチャートを頭の中で組み立てる。
 このワクワクするような仕事の楽しい世界へ、若者を引きこんで、その奥の深さをとことん味合わせてたいと考えています。
 windows対応環境だけでも、何十年やってきても、ほんの一部分が理解出来ただけ。いつまでたっても一人前になった気分がしない。従って物事に謙虚になる。
 仕事ではなく、mcb2を介したxmlの世界は、探求の世界です。
 少し分かるとたまらなく楽しい世界です。
また、論理の世界ですから、ドキュメントプログラムの世界でもあります。
 将来は、mcb2技術をベースにして、個人認証、サーバー管理、データベース構築等に取り組んで頂けるスタッフとして、印刷会社であれば最も重要な機能を担うことになります。









パルナ/WIN-mcb2 インデザインへの一つの意見(10-1)

2006-12-10 16:25:00 | 組版プロの思考からXMLを考える
2006-12-10
 「パルナ/WIN-mcb2」を介しての組版関連業務への取組。特にモリサワ「MCB2」との、関連性に関して、いままでお付き合いの深い方々からの質問は
「InDesign」との関連性や、あるいはどう考えているのかへの質問と確認です。
 これは、印刷人としての自己確認の瞬間でもあります。ものすごく真剣です。従って、よく考えながら、お相手の方の目の奥を探りながらゆっくりと言葉を選ばざるを得ません。

InDesignとMCB2は日米というだけでなく、あらゆる部分で対照的です。意外に類似しているのは、組版言語がいずれも写研の言葉をそのまま持って来ていることが多いと言うことです。写研に取り組んできた方々からは、とてもなじみやすいと言葉
 まず、10年後の印刷業界内での市場シエアですが、この2つで対比すると

InDesign系統が 70%を占めるでしょう。
 現状で言われるMAC系の仕事、そしてチラシなども
 特に、一過性の仕事 情報誌やチラシ、高級美術印刷分野などデザイン分野でも
今以上に利用は広がると考えています。クオークやマック系統がこちらへ移行して行くとも思われます。



mc-b2系統は30%程度 XML関連での仕事はこちらに移行すると考えられます  
 文芸書系統や、データベース組版、WEB系統やマニュアル、XML関連等
ワンソースマルチメディア関連の使い回しと呼ばれる分野では、じわじわとMCB2
が強くなると確信しています。根拠があります。
 一般企業や行政等の業務目的での、印刷エンジンとしては、之までもなかったし、今後も出現することはありません。一方のデファクトとなります。
 注意すべきは、だからといって、この分野が現在の印刷産業内に留まってうて
仕事として成立しているかは不明です。

 それは全体としてのシステム構築の、その一部として位置付けされているからと
考えます
 




事業主体のNPOのあり方の典型例(2) 里山の管理

2006-12-10 15:56:59 | NPOの現状と指定管理者制度の問題点
 2006/12/10 
 里山とは、都市生活の場、に対応した田舎と言うことであり、日本で2,000年以上続いてきた連続性のある、農業主体の生活の場として考えられていると解釈しています。あるいは、大企業的な発想の場に対して、なりわい(生業)の場と言い換えられるかも知れません。

 千葉県でもいま、里山の荒廃に神経を尖らせています。
そこで、堂本知事の提唱によって、千葉県は「里山条例」を締結しました

 現在、県の監督下で任意団体が形成されています。そこでは、地権者たる農家の皆様へ、NPOのメンバーが荒廃した里山の手入れをさせる目的で、地権者とNPOが手を結ぶ仲人を県が行いましょうという趣旨で制定されました「里山条例」を基本として、NPO会員、行政、地権者間の協約を根拠として活動されています
 しかし現状としては、本来の地権者がほったらかしにしている里山を、市町村の予算で、協約を結んで、市民やNPOが手入れをする。それを地権者が「ああしてくれ、こうしてくれ」勝手な要求をする。森林の(千葉県は斜面林が多く、特に斜面での危険性が高いという)手入れを行いながら、何故、地主のために、私有財産の価値向上のために、この様なことをサービスしなければならないのかが分からなくなった。といいながら、折角のNPO志願者が次々と立ち去ってしまう現実が生じています。はじめ20名のメンバーではじめたNPOが1年後は、たった4人に。
 それも、NPOの責任者や理事等が、行政からの補助を受けているので、金銭的にも責任が生じてしまい、必死になって対応する。
 このあたりの機微を理解出来ない行政担当者が、市民やNPOに対して、叱咤激励をすればするほど、白けた感覚になって、意欲が低下する。
 
 NPO側が、危険防除のための勉強会へ、県の専門職を招いて講習を受ける。
子ども達の勉強の場として「里山」に学校単位で来て貰う。そのための講師派遣を依頼すると、高額な(NPOから見て)派遣費を請求されて驚く。学校側に予算を請求することが当然でしょうとの意見が飛びだします。
 NPOや任意団体として、人件費を稼ぐことは急務であり、ただでは派遣出来ないとの意見は、ある面でもっともなことです。でも、行政職の方がその肩書きのままで、任意団体に天下っていルのも事実。そのあたりが、なまじ独立した組織としてでありながら、行政介入型NPOでの機能の限界になって来つつあると感じています。
 

 





東大、正門から三四郎池へ イチョウの黄葉がすごかった

2006-12-10 14:27:50 | 東京の街角からモニタリングでわかること
2006/12/9
東大の中で、文京の大手と言われるNPOの大事な会議に出席を要請されて出掛けた。正門を入って、正面の銀杏並木の黄葉振りは、見事の一言。
 でも、とても寒い1日であった。東京を取り巻く山々では雪になったとのことです。午後1時、出掛ける前にはちらちらと雪になった時間帯もありました。

 この銀杏並木、秋には一面が例の「ぎんなん」の臭いに包まれてしまいます。
貴重な実を拾う人も少なく、ぎんなんの実を踏みつぶしながら、歩く時は「何と贅沢な」という感を否めません。