文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

新しいOS、ビスタへの関心と、見事な陳腐化戦略に

2006-12-12 12:57:30 | 組版プロの思考からXMLを考える
2006/12/11
 本日、マイクロソフト社新OSである、ビスタに関して調査中です。
驚きました。
 要求スペックでは、CPUは2ヶ。メモリーは1GB、高速グラフイック環境等が必須とあります。 当社内にあるハードウエアでは、対応出来ない機能のようです。
困りました。同時に地上デジタル対応で、ハイビジョン、動画対応のためと聞いて
現在販売が始まった、各所のゲーム用ハードウエアと同格の機器構成を要求hしてきたなと感じました。個人向けのエンターテイメント重視の路線です。
 結局、ベスタと現在の最新ゲームソフトは、同根であると言うことの様です。
 新たな投資を要求されるがごときで困ったものです。

機器はDELLから一括して購入していますが、早速価格を調べましたところ、3年ほど前に、一括して機器購入した、と同様な価格で一切が購入出来そうだと分かってホットすると同時に、メーカによる陳腐化戦略に見事にはめ込まれていることで、がくっときました。

 ちなみに、ソニーのプレイステーションの機器販売価格では、現状では1台当たり25,000.-以上の赤字が避けられないとのことで。未来に時間経過と台数累積によって生じるコストダウンを計算に入れて、将来に採算が取れる、エンターテイメントビジネスの、まるでゲームみたいな商法だったとしても、何というビジネスなのだと…… 
 

冬の使者、愛らしいメジロが集まって来ました

2006-12-12 12:44:48 | 東京の街角からモニタリングでわかること
2006/12/11
 本駒込4丁目の自宅のあるマンションの大通りに、高さ2.5m程度の1本のサザンカがこじんまりと植えられています。
 いま丁度満開を過ぎて、赤い花がぱらぱらと道路に散りだしている、まさにその状態です。
 本日朝、仕事で出掛ける途中で、複数のメジロの地鳴きを聞きました。どこからということなく、2~3羽のメジロがまさに、このサザンカから鳴きながら飛びだしてきましたので、分かりました。近づくとさらに5羽が飛びだしました。
 都会地に、冬期にメジロがとても増えたのは実感しています。
一部は春まで残って、とても良いさえずりを聞かせてくれます。困るのは飼育された個体なのか、野生なのかの判別がつかないことです。
 なお、ここの動坂公園では、最低1番以上が夏にも観察出来ています。どうも繁殖もしているようです。現在調査中です。

事業主体のNPOのあり方の典型例(1)都会地での事例(2)

2006-12-12 12:33:38 | NPOの現状と指定管理者制度の問題点
2006/12/10
 都内で開催された中堅NPOの会合に参加しました。30名(内女性が4割)のメンバーとの意見交換という催しでした。 このNPOは、当初から事業主体で、行政と市民による協働をうたい文句にして、3年目を経過。そろそろ、大きな脱皮を遂げげなけれならない段階に至っていることは明白。
 表面的には行政側と、幾つもの部課別にそれぞれ委託事業費を頂いて、活動を展開しています。予算も規模も順次拡大され、表面的には良い話しに聞こえるのですが、課題は、会議の中で聞いていくと、結構いろいろと大変そうです。
(1) まず、それぞれの事業単位では、参加者が極端に減って、事業を言いだした2~3人が悲鳴を上げている。それはいろいろな事情があっても、行政の都合の良い下請であり、おこずかいに毛がはえた程度の人件費で人を集めることがとても至難な状況になってしまったこと。
 なかには本格事業レベルに育ったらどうするのだとの声もあります。しかし、入札等により年度別に受注出来るか不明な状態では、経営的にはとても不安定です。従って事務所開設、専任者採用等、腰を据えた対応が必要な事項では、とても無理との話でした
 これでは、NPOの奉仕の精神で入会した方々も、委託を取れた、取れないで一喜一憂している状況に違和感も。

(1) その対策として、国が定めた最低賃金、1時間当たり700~800円を確保しようと言う話しも。
(2) 対話の不足を強く感じました。
 今回の話しも、事務局や理事長の皆様が、理事会等にて話し合いの場を設けても2,3人しか参加しない。
 定員割れで理事の改選、業務の打ち合わせも出来ない事への危機感からと聞きました。
また、委託業務は、複数の理事がそれぞれ、まるごと抱え込んで報告も十分にできあっていないとの話しも。
(3) さらに安定した事務所の確保が出来ておらず、物品を置く場所すら確保出来ないで、高額な貸しトランクルームを使用している現状を何とかしたいとの切迫感でした。 
 揚げ句、発足時の理事の何名かは辞めたくとも、なにか規約上から後任を決めないと辞めることも出来ないという話しもあって、唖然としました
(4) それでなくとも、この区では、そのものが都市公園を潰して統廃合した小学校の新築しようという問題などで、行政のとんでもない暴走行為として、全国的なNEWSとなって話題を振りまいています。
 それ以外にも行政側からの不快な話しが聞こえてきています。
(5) 発足以来、この期間までにとてもすばらしい企画が幾つも(男性会員からも、特に女性会員から)生まれ、それらは着実に成長しつつあります。
 しかし、事業主体の、このNPOのスタンスはすこし違うのでないのかなと、この会議での話しあいの中で強く感じ取りました。
(6) 当然のこととして、事務局が、NPO創業時の参加者に改めて意見を聞こうというのも、良く分かります。
 脱皮出来るか否か、創業時の老人達の意向を聞いていくのか、それとも女性陣や若手の意見を取り入れて、方向性を変えていくのか
(7) このNPOでも、ロマンも共通の問題意識の共有も十分ではないと感じました。このNPOが目指す者は何かがはっきりしないまま、何をやるにも、その為にはまず金だ、仕事だと突っ走ってきた事だと思います。

 まず、社会への参加方法を探りながら、自立した立場で、組織を固めていこうというNPO組織ではなさそうです。区からの事業を下請として受け止めるための受け皿としてのNPOなのだということに、一部の理事や会員達が感じだしているというところに問題の根がありそうです。そこをはっきりとさせる必要がありそうです。

 しかし、そのために、NPOでありながら、行政からの委託受注に気を配ってばかりいるような組織では誰も、低賃金の行政の下請労働者のごとき扱いをする所には参加する人はいなくなる事例の、見本のように聞きました。
 
(8) 最後に、収入の面からは、総収入のたった4%が、会費であること。その方々の無償労働によって得られた価値(最低時間単価×労働時間……年間の賃金総額で200万円以上)でこの会が維持されていることが報告されました。

(9) 会議の中での発言として、いみじくも
 ・自立した市民が、この区にはここにいる方々だけだという発言も。
 ・区議の方もいましたが、全てはこのNPOがうまく脱皮出来るのか?様子見の段階と聞きました。
 ・区の方でも同様でしょうか

 このようなNPOは全国にごまんとあって、体の良い便利屋さんとして、行政の使い走りとして、行政側のその組織の延命策にも利用されてしまう恐れを強く感じました。結果としてかえって市町村の行政組織の再構築が遅れてしまうことにならなければよいがなと考えました。