中華街での老舗の一つ「順海閣」が縮小した経営をはかっている。のんびり歩いていれば、「どうぞ」の一声。以前までは、外まで声をかけてこなかったが、今日は違う。気楽に入れそう。そういえばランチだからだろうか、黒服はいない。
以前は玄関ロビーだった香港路の入口が、客席になっている。どうやらランチはこのあたりで勝負しているらしい。テーブル席数席と円卓2卓が準備されていた。従業員はなかなか多い。頃合いを見ていろいろな事をしてくれるかと思えば、むなかなかお茶なども言わなければ持ってきてくれない。
ランチは、6種。フカヒレのあんかけチャーハン1500円をのぞいては、なかなかリーズナブル。「芝蝦のチリソース」「イカとピーナッツの辛子炒め」「五目うま煮」「鳥の黒酢アン」は580円、「叉焼チャーハンと蝦ワンタン麺」は680円。順海閣とは思えない安さ。価格戦争はここまで来ていた。
漬けものは、依然と同じくキュウリづけ(日本風)。不思議に中華料理に合う。アンが十分にかかった」「イカとピーナッツの辛子炒め」が出できた。照りが十分にあり、食欲をそそる。残念なのはいかが少ないこと。おおかたは筍が締めていた。それはそれ、辛みが加わった味は独特。おいしい。
当然ご飯にかけたいが、スプーンがない。所望する。長ネギとタレを合わせご飯にかけると実においしい。やはり順海閣は老舗である。ご飯をおかわりして平らげる。時々キュウリの漬けものを食べると不思議に食欲が継続される。おもしろい。
今日のスープは、非常に薄味。逆を言えば、味がわかりやすい。スープの味(だし)が確かめられる。私は嫌いではないが、濃い味を好む人は物足りないかもしれない。最後はデザート。食べ終わってもなかなか出てこない。
試しにお茶のおかわりを頼んでもこない。本日のまとめ役らしい(私を呼び込んだ人)が、気がつき、奥の女性達にきつく指示を出していた。どうもあまり客に視線が向かわないのは変わらないのかもしれない。
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