関帝廟通りの歩道にも看板を出し始めた。経営が変わったのだろうか、写真入れの立て看板までだされている。当然紹介しているのは。名物「豚足麺」。70周年を期に変貌したのだろうか。
二卓出されている立て看板。びっくりしたのは「ランチまで始めている」こと。700円の定食5種と麺のセット。気になるのは桂宮の元料理長が開店。買い取ったのかもしれない。でも「スペアリブと大根の煮込みあん掛けご飯」し食べたい物である。
徳記(とっき)「広東」(開帝廟横路地) 045-681-3936
「特徴」 1.「豚足」を目当てに行くなら徳記。別盛りにしてくれる豚足鯖は絶品。とろけるようです。 2.関帝廟はす向かいの路地を入ると奥の方にある。(入り口には看板がある) 3.庶民派の中華料理店。レトロな雰囲気も感じられる。 4.中華街では主流のストレート蕎麦をおいしく味わえる。
開帝廟通りからやや路地にはいると「徳記」がある。以前から煮物「豚足」「豚バラ」「牛バラ」等のメニューで評判な店であるが,食べに幾たびに味が落ちているような気がするのは,私だけであろうか。店には威勢の良い叔母さんが健在である。その意味ではこの店らしさは維持している。マスコミの影響もあるが最近の客はほとんど「豚足ソバ」を注文している。まずくはないがどうも私は苦手なので,最近あまり注文しない(店が悪いのではなく,どうも豚足を食べることがだめ)。基本はネギ麺,これにじっくり煮込んだ豚足が添えられててでくるものである。長い間の蓄積が感じられるメニューである。しかし,料理人が変わったのだろうか以前のように「うまい」と感じなくなってしまった。 今日は,「広東麺」を頼んでみる。中身は五目麺である。例により,細身の平打ち麺の上にあんかけの具が載っている。素朴な味付けがするもののどうも,味全体にまとまりが無くなって来ている様な気がする。なんと言ってもスープが醤油味が勝っており,美味しく感じないことが,最大の理由であろう。素材の下ごしらえもぞんざいになり,どうも以前の感じではなくなっている。私だけであればよいのだが,私の山仲間のグルメは,「ひどいものだ,がっかりした」と嘆いていた。まんざら私だけではないような気がする。 メニューはコースもある。2000円で,①コーンスープ②春巻き③イカのうま煮④⑤ネギ蕎麦⑥デザートがつくものである。3000・4000円とある。しかし,最近は1回のみの営業と思われるので,その辺は覚悟しておくべきである。アラカルトも前記した煮物がご飯・麺となっており,ある程度の一品料理は安い値段(2000円程度)で可能である。 ランチ例)特にランチメニューはない 「豚足」「豚バラ」「牛バラ」の各麺・ご飯が定番のようである。最近炒飯も出すようになっていた。
それ以前にタレも麺も、そして豚足そのものも、味が落ち過ぎ。40年通っていた店ですが、もう行きません。
徳記がコロナ前に閉店した、というのが2019年2月。
その数カ月後にリニューアルしてオープンしたそうですが、店名、電話番号、建物、そして「豚足そば」という名物料理までも他人の手に渡ったそうです。
あのコワイおばちゃんは(私はいろいろおしゃべりもしたりと怖くはなかったけど、世間の評価は「コワイ」でしたね)、閉店直前に「(継ぐ人たちは)レシピも聞きに来ない」とぼやいていたぐらいですから、バカ正直に似せる気もないのでしょう。
じつはこの顛末を知っていたので、訪店を避けていたのですが、昨日久々に行ってみました。
感想としては「似ていて非なるもの」でしたね。
豚足の毛抜きの処理も甘く、強火で炒めていた青菜もなく、そもそも五香粉使ってないのに入っているし、汁麺のほうもあの丁寧に取ったダシの味はなく、でも一見さんなら「さすが池波正太郎が通った店!」とか思い込むんでしょうね。
ほかのメニューも四川系、それもガチ中華寄りです。純広東料理の看板はどこへ行ったのよ……。
というわけで、同じ名前の別の店です。
残念ですね。