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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

宮部みゆき「きたきた捕物帖」

2021-10-21 09:18:07 | 日記
宮部みゆきさんの「きたきた捕物帖」です。
「ふぐと福笑い」
「双六神隠し」
「だんまり用心棒」
「冥途の花嫁」
の四作からなる作品。

第一話「ふぐと福笑い」で、いきなり、深川の岡っ引き・千吉親分がふぐにあたって死ぬところから話が始まる。
同心・沢井様の決断で十手は取り上げられてしまう。
困った子分たち 一番下っ端だった北一は、親分の商いだった「文庫屋」の行商を続けて、生計を立てている。
北一の周りの人々
親分の女房・松葉 この人は、子供の頃の病気のせいで、目が不自由
親分の一の子分だった万作とおたま 万作は寡黙な男 おたまはトラブルメーカー
深川の差配人 親分と懇意だった勘右衛門
深川 欅屋敷の侍・青海新兵衛
そして、北一とコンビを組んで、事件を解決する長命湯の釜焚き・喜多次

宮部作品らしい個性豊かな登場人物が、物語に彩りを添えていく。
題材も「双六」「神隠し」など、江戸の匂いがプンプンする作品。
早くも続きが楽しみです。