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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

山根貞男「映画を追え」

2023-06-03 10:15:27 | 日記
昨日は、凄い雨でした。
私、在宅勤務でしたので、家から1歩も出ず。
しかし、6月になったばかりで、これほど台風の影響があると
いうのは珍しいのでは•••
被害が酷かったところの皆さんは、もっと大変だったでしょう。
先が思いやられます。

そんな昨日は、仕事終えた後は、のんびり読書。
映画評論家•山根貞男さんの「映画を追え」です。
戦前の作品など、現存されていないとされる映画の
フィルムを持っているコレクターたちを訪ねるお話。
1980年後半のお話ですが、著者の都合で
出版が遅くなったということです。

紹介されるコレクターたちは、フィルムや映写機に
魅せられ、阪妻 嵐寛など往年のスターたちの
作品を集めた。

なかで、何度も登場するのが安部善重さんという方。
石切駅の近くに住み、映画フィルムは言うに及ばず
書画骨董など、あらゆるもののコレクター。
「鑑定団」に出演したら、どうなっちゃうんだろう
と思わせる。

著者たちが、そのコレクションを借りようと
何度家へ出向いても、なかなかOKしない。
そのうち、高齢でお亡くなりになってしまう。
コレクションの散逸を心配した著者たちが
色々策を講じるのですが、 
そのコレクションが、本当に存在するのか
どうかすら判然としない。

世の中には、面白い方がいるものです。


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