東北本線,東海道本線沿線 全線全駅歩き旅のブログ

旧東北本線と田沢湖線,花輪線,釜石線,八戸線,山田線、北上線、東海道本線、奈良線、大船渡線沿線歩き旅の記録。

鼠経ヘルニア手術体験記 その2

2017年03月16日 | 健康
鼠経ヘルニア手術体験記 その2


入院当日

午前11時の入院なので病院へ行く前に別な用事を済ませる。

そうしているうちにも痛みが強くなってきて、痛みをこらえるのが大変だった。
大げさだがあと数日入院が遅れたら救急車で運ばれたかもしれないと思ったものだ。
左足を引きずるようにして患部を押さえながら入院手続きのために病棟へと向かう。
大きな病院での手術入院は初めてである。痔の手術をしたのは個人病院で入院患者数も10人もいなかった。

この盛岡市立病院は以前は盛岡市中心部の北上川沿いに建っていたっけ、病室の窓から北上川が見えたものだ。
現在の場所に引っ越したのは平成11年だそうだ。
きょうは天気は良いが冷たい風が吹いている。
病棟からは雄大な岩手山がよく見えた。


看護婦さんに入院手続きの書類を渡して病室へと入る。

なんと4人部屋であった。昔は6人部屋が普通で8人部屋というところもあったっけ。
設備もよくて有料ではあるが個人用のテレビと冷蔵庫があるのだ。



驚いたのは各室にトイレと洗面台があることだった。
これなら患者が歩く距離は大幅に少なくて済む、患者にとっては大変なありがたいことである。

さらに患者用の食堂には電子レンジや給茶機も備えられている。



ベッドマットレスは堅めのデコボコのあるタイプで、ほとんど寝て過ごすことになる患者の床ずれを少なくためのようだ。

すでに2人の患者がいてわたしは3人目だ。
昔は病室の入り口に患者の名札を出してあったものだが出ていなかった、やはり個人情報の保護のためだろう。よいことと思うが別な意味で住みにくい世の中になったものだとも思う。

「今日は昼食が出ます、夕食も出ますよ」とのこと。
血圧や体重など量り腕に名前と生年月日の書かれたリストバンドを着けられた。これは濡れても大丈夫だし引っ張っても切れない丈夫なものだった。



次に執刀医から手術の説明があった。

左側だけでなく右も腫れているのだが、右側は痛みがない。
医師の説明だと左側の処置をして右側はヘルニアの状態をみて処置するかどうか決めるとのことだった。



いちどヘルニアになると再発しやすくなるものらしい、どうせなら一度の手術で済ませたいのがどうなるだろうか。

昼食は普通食だったが見ると「低残渣食」とプレートに書いてある、見た目は同じようでもうんちになりにくい工夫がしてある食事なのだろう。



夕食までの間に除毛をする。
看護婦さんがへそにオリーブオイルを垂らして綿棒を使い中まできれいにする。
へそとその下の両側の三か所に穴をあけるのだという。

いまのうちにシャワーをしてきてくださいと言われて浴室へと行ったが、痛みが強くて立っているのがつらいし、しゃがんだりもできない。
結局身体に石鹸をこすりつけてシャワーで流しただけで済ます。
ベッドに戻り横になると嘘のように痛みが引いていく、ヘルニアの腫れた部分も引っ込むのだ。
とにかく安静にして過ごす。
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