東北本線,東海道本線沿線 全線全駅歩き旅のブログ

旧東北本線と田沢湖線,花輪線,釜石線,八戸線,山田線、北上線、東海道本線、奈良線、大船渡線沿線歩き旅の記録。

白内障手術体験記 (3)

2021年06月01日 | 健康
白内障手術体験記

左目手術当日

今日は症状の強い左目の手術の日だ。

日帰り手術なので病院へ9時前に行く。
病室へと案内される、一応ベッドも用意されているのだ。



入院着に着替えてベッドに横になる。
今日の手術は8人ほどのようで他の病室もふさがっていた。
付き添いの人だろうか廊下の椅子にも5人ほど座っている。
なぜか女性の患者さんが多いようだ、全員が白内障ではないだろう若い女性の患者さんもいた。
看護師さんが来て手術までの流れの説明と数種類の目薬をさされる。
点滴もあった、手術の前には抗生剤の点滴に切り替えた。



わたしは前立腺の病気もあるのでトイレがちかい、緊張のためもあり何度もトイレへと行く。
なかなか順番が回ってこない。
3時間ほど待って12時過ぎに看護師さんに案内されて手術室へと入る。
ごく狭い手術室だった。
心電図、血圧計など着けられて手術台に横になる。
ドクターが名前と左目の手術ということを確認して手術開始。
顔に覆いを掛けられ目に消毒液のようなものを何度もかけられる、まるで水の中にいるような感じだ。
目には強い照明が当たっているのでまぶしいだけでなにも見えない。
「はい、麻酔です」
「あ、はい」
なんとなく麻酔をされているような感じはあるが、じつのところ何が起きているのか自分にはわからない。
痛みとかはほぼないのだが確かに目の内部を手術しているのだなという感覚はある。

そのうち小さなモーター音のような音がしてきたと思ったら目の前にあった明るい照明が全体的に明るくなっただけの完全ピンボケになってしまった。
高周波を使って中の水晶体を砕いているのだろう。
ピントがどうとかいうのではなくただまぶしい光が全体に広がっている状態になった。
「レンズを入れます」というドクターの声が聞こえ「あ、はい」と返事をする。
レンズが入ったのかどうかも感じられないまま「はい、終わりましたよ、お疲れ様さまでした」の声。
「あ、あ、ありがとうございます」と返事をするのがやっとだ。
手術時間は15分ほどだったのだろうか、手術台から降りて足元を確認しながらそろりそろりと病室へと帰る。

看護師さんが目の周りを拭いてくれて眼帯を付けられる。
手術が終わったら目を開けて周りを見ることができるものだと思っていたのだが、明日までは眼帯をしたまま安静にしていなさいとのこと。

病室へ戻ると看護師さんが来て点滴チューブを外し、目薬などを渡され説明を受ける。
見ると小さな用紙に目薬容器の写真入りで「翌日より1日4回」と書いてある。



これはわかりやすいし間違いがなくなる。
白内障の手術を受けるのはわたしのような老人が多いから間違えないようにという工夫なのだろう。
目薬の容器は似たようなものが多いし目の手術後ならよく見えず間違うこともあるだろうから親切だと思う。

「はい、きょうはこれで終わりです」
「え? もう帰っていいんですか」

もしかしたらしばらくベッドで休んで様子を見てから帰宅なのかなと思っていたのだが、そのまま帰宅できるのだった。
着替えて廊下へ出ると誰もいなかった、どうやらわたしは最後に手術だったようだ。
看護師さんに声をかけて帰ろうと思ったが見当たらない。
受付も閉まっていたのでそのまま外へ出る。
片目が塞がっているし、眼帯が邪魔でメガネがずれてくるから道を歩くにも一歩一歩慎重に進まなければならなかった。

今日は入浴は禁止だが、食事などは制限が無い。
安静にしているほうが良いだろうと思い帰宅後は寝て過ごした。
コメント
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