東日本大震災の時(2011年)、“花は咲く”の歌がつくられ、この歌の中に「自分は社会に何を残したろう」という歌詞がある。人は困った時に救いを求め、また一方で、人を救うために手を差しのべる人もいる。
そして、大震災に遭って日本中に「結い」が生まれたが、今は少し薄れてきたように思う。なぜなら人間は、生きていくために前を向いて歩き出すからである。
私は八年前、自宅で突然真っ暗になり脳出血で倒れた。そしていま、再出発している。振りかえると人生は、“七転び八起き”、諦めないことが大切である。そうすれば再出発の可能性が生まれ、いろんな人との出会いもある。
人はまた、夢や希望を持つことが大切である。なぜなら、夢や希望を持つことで、それが叶えられる時がやってくるかも知れない。私は六十九歳になるが、人にはだれでも役割があり、再出発すれば社会に何かを残すことができる。
「十勝の活性化を考える会」会員
注) 結い
結いとは、主に小さな集落や自治単位における共同作業の制度である。一人で行うには多大な費用と期間、そして労力が必要な作業を、集落の住民総出で助け合い、協力し合う相互扶助の精神で成り立っている。「結い」とも表記する。
結いとは労働力を対等に交換しあって田植え、稲刈りなど農の営みや住居など生活の営みを維持していくために共同作業をおこなうこと、もしくはそのための相互扶助組織のことをいう。
社会基盤の維持にかかわるものは特に自普請ともよび、労力、資材、資金を提供しあう互助活動全体を指す。地縁にもとづく「近所付き合い」とみなすことも可能であり、古くは「十分の付き合い」や隣組も結の一種といえる。
(出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)