令和元年11月26日付け北海道新聞夕刊「昭和の風景」の写真には、以下のとおりの紙芝居に心躍る子供たちの写真が載っていた。
小学校時代、街角に飴玉売りながら「紙芝居」を行なう“紙芝居おじさん”が必ずいた。その頃はまだテレビがなく、いつもラジオなどを聞きながら遊んでいた。ラジオ番組は、スポーツでは「プロ野球」や「大相撲」、連続ものでは、「赤胴鈴之助」や「巌窟王」などであった。
テレビが出てきてからは、「鉄腕アトム」や「フランダースの犬」などを、やっていた。電話もあったが、遠くにある菓子店に行って架けたが、今は携帯電話やスマホの時代である。
確かに生活は便利になったが、70歳前後のシニア世代の人々は少年時代にラジオを聞いて育ち、「空想の世界」を生きてきたのではないだろうか。
だから、シニア世代の人はある程度、人の痛みを分かっていた。そして、いじめはあっても手加減して、人を殺すことはしなかったように思う。
帯広北栄小学校に入学した頃、周辺には凍土により地面が盛り上がった「ヤチボウズ」が繁茂していた。そして、「ヤチボウズ」の周りには水田が広がっており、水田のそばを流れる小川には、「ウグイ」や「ドジョウ」がたくさん泳いでいた。たった、60年前の十勝のことある。
「十勝の活性化を考える会」会員
注)ヤチボウズ(出典:ヤフー検索)