「ブラインドサッカー少年団」の旗揚げ式
令和元年11月24日、北海道で2チーム目となる「ブラインドサッカー少年団」の旗揚げ式が、帯広北高校サッカー場で行われた。ブラインドサッカーは、アイマスクを付けて音が鳴るボールと声のコミュニケーションで行なう5人制サッカーである。
当日は、目の見えない人や車いすに乗った人のほか、帯広北高校サッカー部員など60人余りが参加していた。発起人の開会挨拶に続いて、監督の紹介や準備体操を行なった後、公開練習が行われた。サッカーは私も若い時に行なったことがあるので、見るのも好きである。目の見えない人(障害者)がサッカーをやりたいのは、健常者と同じである。
知人である失明した人も来ていて、サッカーの公開練習に取り組んでいた。彼は五十歳の時に失明したそうであるが、それから二十年になる。彼を見て思うのであるが、彼はいつもプラス思考で取り組んでいる。私も脳出血を罹患した障害者であり、会員になることを発起人に伝えた。
「十勝の活性化を考える会」会員
注)ブラインドサッカー
視覚障害者のために開発されたサッカー。
ルールはフットサルとほぼ同じ。B1(全盲)とB2/B3(弱視)の二つのクラスがある。B1クラスでは、視力差による不公平が生じないように4人のフィールドプレーヤー全員がアイマスクを着用し、鈴の入った音の出るボールを使う。ゴールキーパー・コーチ・コーラーは晴眼者または弱視者が務め、フィールドプレーヤーに対して声で指示を出す。
B2/B3クラスはアイマスクや音の鳴るボールを使用せず、フットサルのルールに基づいてプレーする。正式名称は視覚障害者サッカーまたは視覚障害者5人制サッカー。
(出典:小学館デジタル大辞泉より抜粋)