最近、「エンディングノート」や「終活ノート」という本が売れているらしい。人生、100年時代ともいわれ長寿社会になったので、分かるような気がする。
先日、シニアのための医師の講演を聴いてきた。医師は、女優の樹木希林さんの写真を示しながら、悔いのない人生を過ごさなければいけないと言っていた。
樹木希林さんは生前、「死ぬときぐらい好きにさせてよ」、「人生なんて自分の思い描いた通りにならなくて当たり前」と語っていた。また、作家の瀬戸内寂聴さんは、「朝、寂聴さんを見にいったら、ペンを持ちながら死んでいた」というような死に方をしたいと語っていた。
二人の話に共通していたことは、自分の死のことである。皆“ピンピンコロリ”と逝きたいが、残念ながら人によって死は様々で、えん罪で絞首刑になった人もいたと思う。私も八年前に脳出血で倒れて九死に一生を得たが、いま再出発している。脳出血の後遺症が残るが、病気で得たことも多い。いま六十九歳になるが、“命はひとつしかない無い”ので大切にしよう。人生は、死んでしまったら全てがおしまいである。私は子供や孫に迷惑を掛けず、百歳まで生きようと思っている。
先月、水泳の池江璃花子選手が白血病を患い回復し退院したが、ガンで苦しむ人の気持ちが分かったと言っていた。人間には、経験できないことはたくさんあるが、当事者の気持ちに寄り添うことが必要だと思う。 池江選手、頑張れ!ガンバレ!
「十勝の活性化を考える会」会員
注)エンディングノート
エンディングノートとは、高齢者が人生の終末期に迎える死に備えて自身の希望を書き留めておくノート。
自身が死亡したときや、判断力・意思疎通能力の喪失を伴う病気にかかったときに希望する内容を記す。特に後者の内容を、事前指示と呼ぶ場合がある。 書かれる事柄は特に決まっているわけではなく任意であるが、主に
などがある。
法的効力を有する性格の文書である遺言とは異なり、存命中や死後の家族の負担を減らすことを目的としている。 書籍や文具としてエンディングノートが販売されている。また自治体やNPOなどが無料配布してエンディングノートに関する講座を開いている例もある。
(出典:『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)