腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



昨日の読売新聞に毎年4月にスイスのバーゼルとジュネーブで開催される時計見本市の記事が載ってました。

これ↓


中央に大きく写っているのはフランク・ミュラーの新作“エテルニタス・メガ”。お値段なんと2億2000万円!(予価)
toto当たった人は2個買えますね。(まだ引きずっている)

このフランク、針がムチャクチャ多くて、何が何だかサッパリです。(><)
リュウズとプッシュボタンが計7個、針が18本。

「今日は天気が良いからこれ着けて出よっと」などと気軽に腕にできないですね。


で、記事の左隅に面白いことが書いてありました。

『政治家ウォッチ』

各国の政治家はどんな腕時計をしているのかを調べたそうな。
2005年2月のロシア・プラウダ紙WEB版によるとプーチン大統領はパテックの6万ドルのものを。当時のイタリア首相ベルルスコーニ氏は54万ドルのバセロンだそうです。
で、アメリカのブッシュ大統領はと言うと、同年11月、アルゼンチンの記者の質問に答えて、自国のブランド、タイメックスの50ドルの腕時計をしていると答えているそうな。(笑)

学生の頃、東南アジアのあちこちを旅して“靴の汚いのはアメリカ人だと思え”と教えられた。確かにお洒落な靴だったり、綺麗な(手入れの出来ている)靴を履いている白人はほぼヨーロッパの人です。
靴が汚いのと腕時計がショボイのに何か因果関係があるのかもしれない。
国民性なのか?


日本の首相はどんな腕時計を着けているのでしょう?
今年の1月に発刊された“時計Begin”に載ってましたよ。

ほら↓
 オメガ スピードマスター プロフェッショナル

撮影当時安倍さんは官房長官だったようです。まさかスピマス1本しか所有してないということはないでしょうが、意外と庶民的。ブッシュのタイメックスには負けますが、一国の長ですから、さりげない程度に良いものを着けていて欲しいもんですね。もちろんオメガも良いのですけども。
くれぐれも言っておきますが、ダイヤ散りばめたキラキラお水系ウォッチだけはNGですよ、総理!総理!総理!(社民党 辻元清美風)
日本にも世界に誇れる時計メーカーがあるじゃないですか。ねぇ皆さん。


政治家のスーツ姿に金属ブレスレットの時計はどうかと思う腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
ちなみに内閣総理大臣は“the Prime minister”ですのであしからず。

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