アメリカのオハイオ州で、10年におよぶ長期監禁事件の被害者が救出された件。
10年って...
時々こういった猟奇的な事件が起こる。
そう言えば新潟県でもあったな。
この手の事件が起こると『羊たちの沈黙』を思い出す。
映画の世界だけかと思っていたが、現実に起きた事件を映画化しているパターンももちろんあるわけで。
主犯格のアホづらした3人の男には極刑しかないでしょう。
しかし、今朝のニュースで犯人のお母さんがノーモザイクでインタビュー受けてた映像が流れてたが、日本では考えられませんな。
地元の警察も何度か犯人の自宅を訪問していたらしいが、もうちょっと早く解決できたかもしれないと思うと歯がゆい。
被害者へのケアが重要です。
『羊たちの沈黙』が出てきたということで、人気シリーズ“映画と腕時計”。
今日紹介する映画はこちら↓
『ラスト・ターゲット』(2010年アメリカ公開、2011年日本公開)
原題は「The American」で、マーティン・ブースのミステリー小説「A Very Private Gentleman(影なき紳士)」が原作になっています。
ネスプレッソのCMでお馴染、ハリウッドきっての男前ジョージ・クルーニー主演のスタイリッシュ・サスペンス。
監督は『コントロール』でカンヌ映画祭受賞のアントン・コービン。
あらすじ
スウェーデン、冬。
暗殺を生業として生きる男ジャック(G・クルーニー)は、連れの女と雪原を歩いているところを狙撃される。
一瞬の間にスナイパーを返り討ちにすると、一緒にいた女も撃ち殺す。
彼女も敵の一味だったかもしれない...。
疑惑を胸に秘め、男はスウェーデンを後にした。
ローマ。
<組織>の連絡係と接触したジャックは、イタリアの山奥の町に身を寄せる。自らをアメリカ人のカメラマンとして静かで穏やかな日々を送るジャックは、美しい娼婦クララと出逢う。
ある日<組織>から狙撃銃の製作を依頼され、彼はこれを最後の<仕事>と決意し、依頼を引き受ける。
しかし再び忍び寄るジャックを狙う暗殺者の影。
彼の“最後の仕事”、その標的<ラスト・ターゲット>とはいったい...?
予想もつかない運命が、ジャックを待ち受けていた...。
山に囲まれたイタリアの美しい田舎町を舞台に、地元の神父や娼婦と係わりを持つことで、徐々に人間らしさを取り戻していく孤独な暗殺者を見事に演じている。
監督は「昔の西部劇風の映画をイメージ」と語っている。
なるほど、西部映画によくありがちなストーリー展開か。
どこか「ゴルゴ13」にも通ずるところがあるような気がします。
さて、問題の腕時計ですが、冒頭からジャックの腕時計がチラチラ映し出されますが、本編開始から43分58秒あたりでドカン!とUPになります。
こちら↓
間違えようがない。
うちの修理品のご紹介でもお馴染のオメガ スピードマスター プロフェッショナル。
手巻き。
Ref.3873.50
女性スナイパーに自分の製作したバラバラの狙撃銃を渡し、女性が組み立てる際にクロノグラフを作動させて時間を測る際の映像。
とても正しい使い方です(笑)
しかし、暗殺者というと、秒刻みで時間に正確じゃないといけない仕事のようにも思えるので、手巻きよりも精度の良いクォーツを選ぶのが筋じゃないかとも思えるが、本編のジャックにはよく似合ってるので細かいことは言わない。
が、何故スピマスをチョイスしたんだろう、と思ったら、ジョージ・クルーニーがオメガのアンバサダーだからですがな!
タイアップだったのね。
で、その女性スナイパーの腕時計がよくわからない。
これ↓
ケースとブレスの繋ぎ目の形状がブルガリかとも思ったが、いくらググッても出てこない。
ボーム&メルシエでもないし、思いっ切りカジュアルにフォッシルも検索したが該当するモデルは見つからず。
無念。
誰か教えて。
今回の『ラスト・ターゲット』、店主の独断と偏見で、ズバリ...
78点!
とさせていただきます。
何とか及第点。
クルーニーファンの方、点数に何か文句があるなら言ってください。
すぐ上方修正致します。
原題の『The American』がどのような(配給会社の)会議の流れで『ラスト・ターゲット』に決まったのか経緯を知りたい腕時計修理専門店トゥールビヨン店主
クルーニー主演で『アメリカン』だとコーヒーの映画だと思われるからか?
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