行って来ました福島県立美術館「アンドリュー・ワイエス展」。
知らなかったのですが、同美術館はワイエスの作品をいくつか所蔵しているのですね。
今回はたまさか存命中~没後にかけての展覧会となり、なかなか希有なことでございました。
さて感想。
習作から完成作品に至る流れを中心とした展示からは、創作過程の一端を垣間見る思いがしました。
ワイエスの絵画を間近で見たのは初めてなので、色々と感心することしきりでした。
例えば肌の色の重ね方。古典的と言えば古典的なのですが、ブルーやグリーン等を細いタッチで重ねて深みを出しています。
また、テンペラ画の色の重なり具合。その堅牢そうな画面、独特の透明感。
デッサンの線描の細さと的確さ。ごく繊細な線が的確にそこに引かれることで表現されるリアル感。
草原の草一本一本の書き込み方、また暗い部分の大胆な省略。
私は、ワイエスの絵はもっとスーパーリアリズム寄りの技法だと思っていたのですが、そうでもありませんでした。
水彩技法については、精緻で繊細ではありますが、むしろ古典的といってよい感じでしたね。
私が見た限り、個々、部分部分のテクニックはほぼ既知のものです。それが組み合わされ、配置され、あのような優れた作品になる。
そのことが素晴らしい。
惜しむらくは、もう少し明るい色調の作品が見てみたかったこと。(あるのかどうか知りませんが)
画集も販売していましたが、今回は購入を見合わせました。
なかなか絵筆を取る気になれず、悲しいことですね。
仕事は忙しいし、ちょっと鬱気味だしで、とにかく趣味どころではないという心境です。
それを覆すだけの感動は・・・うーん、心の問題なのかな・・・。
知らなかったのですが、同美術館はワイエスの作品をいくつか所蔵しているのですね。
今回はたまさか存命中~没後にかけての展覧会となり、なかなか希有なことでございました。
さて感想。
習作から完成作品に至る流れを中心とした展示からは、創作過程の一端を垣間見る思いがしました。
ワイエスの絵画を間近で見たのは初めてなので、色々と感心することしきりでした。
例えば肌の色の重ね方。古典的と言えば古典的なのですが、ブルーやグリーン等を細いタッチで重ねて深みを出しています。
また、テンペラ画の色の重なり具合。その堅牢そうな画面、独特の透明感。
デッサンの線描の細さと的確さ。ごく繊細な線が的確にそこに引かれることで表現されるリアル感。
草原の草一本一本の書き込み方、また暗い部分の大胆な省略。
私は、ワイエスの絵はもっとスーパーリアリズム寄りの技法だと思っていたのですが、そうでもありませんでした。
水彩技法については、精緻で繊細ではありますが、むしろ古典的といってよい感じでしたね。
私が見た限り、個々、部分部分のテクニックはほぼ既知のものです。それが組み合わされ、配置され、あのような優れた作品になる。
そのことが素晴らしい。
惜しむらくは、もう少し明るい色調の作品が見てみたかったこと。(あるのかどうか知りませんが)
画集も販売していましたが、今回は購入を見合わせました。
なかなか絵筆を取る気になれず、悲しいことですね。
仕事は忙しいし、ちょっと鬱気味だしで、とにかく趣味どころではないという心境です。
それを覆すだけの感動は・・・うーん、心の問題なのかな・・・。