
京都競馬場で行われた秋華賞(3歳・牝・GI・芝2000m)は、中団追走から3~4コーナーで先団に取りついた松山弘平騎手騎乗の1番人気デアリングタクト(牝3、栗東)が、直線に入って抜け出し、同馬の内で脚を伸ばした10番人気マジックキャッスル(牝3、美浦)に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分0秒6(稍重)。
やりました!◎デアリングタクトが史上初の無敗での3冠牝馬誕生です。過去に、5頭、3冠牝馬はいますが、(メジロラモーヌ、スティルインラブ、アパパネ、ジェンティルドンナ、アーモンドアイ)間違いなく、名牝の仲間入りをすることができました。
「令和初の3冠馬」でもあるこの馬、直線、満を持してという言葉ピッタリに、駆け上がってきました。パドックでは、少し、入れ込み気味に見えましたが、松山騎手は、この馬の強さをわかっているからこそ、落ち着いた騎乗ができたのだと思います。ホントに、素晴らしいレースでした。
違うコース、違う距離、馬場不問の3冠レースを制するのは、馬も、騎手も、厩舎も大変ですが、本当に運も、実力もなくては達成できない快挙だと思います。メジロラモーヌのレースは、リアルタイムで見た覚えはないのですが、後の5頭の達成の瞬間に立ち会えたことは、競馬ファンとして本当にありがたいことだと思います。
まだまだ、強くなる可能性を秘めた3冠牝馬には、日本だけにとどまらず、コロナ終息後には、世界で戦ってもらいたいものです。エピファネイア産駒だけに、外国のタフな馬場でも通用するかもしれませんし。
まだ、先の話になりますが、血統的にも、サンデーサイレンスの3×4はありますが、ディープインパクトの入っていない血ですし、繁殖に上がってもいい仔を産んでくれそうです。
まずは、今後、どこにむかうのか?JC、あるいは、有馬記念・・。来年まで休養かもしれませんが、これだけの名馬なので、まずはじっくりオーバーホールしてもらいたいものです。
2着にマジックキャッスル。10番人気の伏兵が、追い詰めました。オークスでは、5着と掲示板に乗っていたこのうまですが、紫苑S6番人気4着と、結果がでなかったこともあり、この評価でした。自分も全く、ノーマークでしたが、思った以上に馬場が回復したことは、この馬にとっては、良かったのかもしれません。
昨日、予想でも書いた、「馬場が渋っていたら、ディープ産駒がまとめて飛ぶ」と予想していましたが、10Rでは、今回、秋華賞を除外された、レイパパレが4戦4勝で、古馬相手に圧勝したのを見て、これは、ディープ産駒でも馬券になる馬場になってきたなぁ・・と少し、不安になっていたので、この結果には、納得でした。(レイパパレが秋華賞にでてたらどうなっていたのかなぁ・・)
3着にも、ディープ産駒のソフトフルート。こちらは、昨日も書きましたが、「買いたくなる条件組」だったこの馬、やはり、古馬相手に圧勝する力があるは素直に評価するべきでした・・。
まぁ、結局、今年の春の実績馬を評価していた自分が間違っていたという結論です。
○ウインマイティー、▲ウインマリリンのウイン2騎ですが、オークスがフロックだったのでしょうかね・・。オークスでお世話になったので、ひいき目でみてしまったのかもしれません。
やはり、ローテはローテなのかな・・。結果、デアリングタクト以外のオークス以来組は2ケタ着でしたからね・・。オークス以来組は、やはり、最先着馬のみでいいのかも。
△クラヴァシュドールは、ミルコに期待してみたのですが、同じ1勝馬なら、マジックキャッスルってことでしたね・・。
×フィオリキアリ、☆マルターズディオサの「キズナ産駒」ですが、思った以上に馬場が回復したのはマイナスでしたね・・。この2頭を買うなら「ディープ産駒」に入れ替えておけばよかったですわ。
「キズナ産駒」は、2~3歳の早い時期から活躍しますが、成長力は、まだ?って感じですかね。
ダート戦や、馬場が重かったり、時計のかかる馬場は合っていると思うんですが、高速決着にはあまり、向いていないことを再確認できました。どちらかというと、「ダイワメジャー産駒」に近い感じかんな。
結果、馬券は惨敗です。しかし、今日は、いいレースが見れたので、いい観戦料と思ってあきらめます。
この結果を受け止め、来年に向け、「虎の巻」に加筆したいと思います。ただ、来年は、コースが変わっている可能性もあるので、直結コースとかは変わるかなぁ・・。そのあたりは、臨機応変に考えてみたいと思います。
・「阪神JF」の勝ち馬が3番人気以内の馬か、「桜花賞」で、その年の桜花賞馬券対象の人気が、3番人気以内の馬が2頭絡んでいれば、その世代上位馬のレベルは高い。⇒この秋華賞は、「荒れない」と見た方が賢明。
・ローテーション的には、ローズ組が最右翼で、3着以内馬は、すべて買い。このレース、掲示板以下からの巻き返しは、クラシック勝ち馬かオークス5着以内の重賞勝ち馬のみ(ただし、ローズSが重馬場以上の道悪競馬の場合は参考にならないので、着順は度外視してもいい。ただ、オープン勝ちの無い馬はノータイムで消しで良い)。4,5着馬は、1400m以上の重賞連対馬のみ。クイーンS組は、重賞連対経験ある馬で、馬券対象馬のみ。条件馬は、古馬混合1000万の1600m以上の勝ち馬のみ。(特にローカル(小倉、新潟、函館、札幌)の1600~2000m勝ちは、期待大!さらに、牡馬混合で勝ちなら、勝負になる。さらに0,6秒以上で勝っていたら、上位評価するべき!)ただ、条件馬でも、牡馬混合の2000m以上のレースで0,3秒以上の勝ち鞍があれば、買ってもいい。5か月以上の休養馬は、G1連対馬のみ。
・「紫苑S」が「G3」に格上げされ、「トライアル」として機能し始めた。近年、馬券に絡む馬が出てきたが、本来は、「ローズS>紫苑S」という見立てでOK。「紫苑S」組は、オークスで5着以内か、紫苑Sで1~3番人気、5着以内。
・7,8枠に入った馬は、クラシック連対馬か、1800m以上のレースでの勝ち鞍か、2000m以上でのレースでの連対経験が必要。
・血統的には、ディープ産駒が相性抜群。父は、フレンチ、リファール、ニジンスキーのノーザン系。キンカメやジャンポケもあり。パンパンの良馬場ならサンデーの切れのある血統が強い。雨が降ったり、馬場が重い場合は、欧州の凱旋門賞勝ち馬の血を持つ馬が強い。
・札幌コースの中距離コースで好走した馬は、京都2000m内に適性あり。特に夏の古馬混合戦で好走した馬は、要チェック。(中央馬場のの1800m以上のコースでも勝利があればさらにいいが、函館、札幌コースで先行して勝った馬は、高評価するべき。)
・ローズSのペースは、Sペースに近いほどリンクする。ハイペースでの決着は、秋華賞に直結しない。
・阪神コース改装以来、ローズS3着以内馬が必ず馬券対象になっている。(ただし、13年は不良馬場で、トライアルの意味を成していないので度外視)19年は、当日がやや重馬場だったので、来なかった?
・ただ「ローズS勝ち」の馬でも、「春のクラシック」に不出走だった馬は消し。(古馬相手の1000万勝ちをして参戦した馬や、無敗馬ならありかも。)
・「桜花賞馬」で、その後のレースで、馬券に絡んでなければ、評価を落としていい。(オークスや、1800m以上のレースで、2桁着があれば、消しでOK)
・オークスで、掲示板に乗っている馬で、1400mのレースを上がり1,2位でで勝ったことのある馬は、このレースで馬券に絡む。
・「1400m連対実績馬」のなかで「自身か産駒が日本の芝2400m以上のG1で勝利実績のある種牡馬を父か母父に持つ馬」
・京都1600m内、阪神1600m、阪神1800m、京都2000m、東京1800m、東京2400m、札幌1800m好走馬は要チェック。
・小柄(430kg以下)の馬は厳しい・・。
・オープン勝ちのない馬は2着まで。500万円以下の馬は3着まで。
これで、来年はバッチリかな?
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