「鮨 よし喜」を後にして向かったのが、この日のメインの目的地、島根県安来市にある「足立美術館」
120点におよぶ「横山大観」の作品と「日本庭園」で有名な美術館です。
この時は、横山大観の作品は勿論、「メモリアル」と題して、節目を迎えた作家の作品が数多く展覧されていました。
早速、入館します。チケットは、「大人2300円」前売り券を買うと、100円お得に入れます。コンビニでも前売り券は販売されているので、買っていかれることをお勧めします。
館内では、美術作品等の撮影は、禁止されています。ただ、こちらの「日本庭園」は撮影可能。
館内に入るとまず「苔庭」と呼ばれる庭園を見ることになります。そこから、「枯山水庭」や、「白砂青松庭」など趣の異なる美しい庭園が広がっていきます。窓からの景色も、絵になります。
本館入り口には、この美術館の創設者、「足立全康」の銅像が立てられています。横には「庭園日本一」の文字が、しかも、「2003年から20年連続」と刻まれています。これは、期待大です。
本館に入ってガラス張りの部屋から眺められるのがこちらの「枯山水庭」です。
足立美術館の「枯山水庭」は、中心に立石を配し、峻厳な山に見立てた石から流れ落ちる滝水が手前の白砂の海へと流れ込む様子を水を用いずに表現しています。背後の山を借景とすることで、より奥行きのある庭園に見えるように工夫されています。
季節が変われば、木々の紅葉や、雪景色など、また違った表情を楽しめる庭園なんだろうなぁ・・。
本館をくるりとまわり順路に従っていくと「池庭」にでます。
こちらには、大きな錦鯉が泳いでいました。
その池庭からの順路には、「生の掛軸」というスポットがあります。床の間の壁にくりぬかれた窓から、庭園の風景がまるで一幅の掛け軸のように見ることができます。写真では、上手く撮れていませんが、実際、ここから奥に景色を見ると、文字通り、「生」の掛け軸みたいに枯山水の庭が見れます。
そして、最初のフォトの「白砂青松庭」に続きます。
白砂青松庭は、横山大観の名作「白沙青松」をモチーフとして作られた庭です。白い砂と松のコントラストが美しいです。庭の奥の方には「亀鶴の滝」があって、その渓流が手前の大きな池へと注がれるイメージで作庭されています。この日は天気も良く、より綺麗に見れました。
「白砂青松」と言えば、「岡山・後楽園」にもそういった場所がありましたよね・・。
足立美実菅 白砂青松庭
この後、美術品が展覧されている、本館2Fに上がって、横山大観をはじめとする近代日本画家や、院展作家を中心とした現代日本画を堪能することができました。ここまで、約1時間半くらい観覧していたでしょうか・・。あっという間の時間です。
そのあと、美食家としても有名な、「北大路魯山人」の作品を集めた、「魯山人館」に立ち寄り、一通り、美術館を堪能して回ることができました。
出口付近には、「ミユージアムショップ」もあります。
こちらでは、美術品のレプリカや、作品をモチーフとしたお土産など、たくさん、記念になるものが売られていました。
自分も数点、記念に、お土産を買って帰りました。
この美術館の多くの作品に眼福を味わうことができました。
日本庭園、横山大観の「無我」と「富嶽飛翔」を見れて良かったなぁ・・。あと、ホントは「紅葉」が見たかったんだけど、これは、また、次の機会ということにしておこう・・。
大満足で、美術館を後にして、向かった、次の目的地は・・。また、後日。
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