２０１８ G1 スプリンターズS 回顧録

中山競馬場で行われたスプリンターズS(3歳上・GI・芝1200m)は、中団でレースを進めた川田将雅騎手騎乗の1番人気ファインニードル(牡5、栗東・高橋義忠厩舎)が、直線で外から脚を伸ばして、2番手追走から一旦は抜け出していた11番人気ラブカンプー(牝3、栗東・森田直行厩舎)を捕らえ、これにクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分8秒3(稍重)。

○ファインニードルが春秋スプリントG1連覇。国内では負けなしで、久しぶりに「スプリント王」と呼べる馬が誕生しました。

馬場、展開不問で、見た目以上の完勝劇。まだ５歳馬。来年以降もこの路線ではトップの座に君臨する器はありそうです。川田騎手も完全に手の内に入れているし、この後、香港スプリントに向かうのわかりませんが、「世界のファインニードル」と呼ばれるくらいになってもらいたいものです。

２着にアッと驚くラブカンプー。「虎の巻」に書いてあった３歳馬の馬券対象の項目で消してしまいましたが、それ以上に、春先からずっと、使い過ぎの感もあり、ましてや、重馬場に３歳牝馬では、厳しいだろうと思っていましたが、これは、ひょっとしたら相当強い牝馬かもしれませんね・・。サマースプリント戦を古馬と同等以上に戦ってきて、今回の結果ですから、来年以降が楽しみな１頭です。

３着がさらに驚く、ラインスピリット。もう、お手上げです。昨日、前人未到の「４０００勝」を達成した、天才・武豊の真骨頂とでも申しましょうか・・。台風ですが、「天晴」でございました。こちらも「虎の巻」に書いてあった、７歳馬の年内、重賞未勝利馬ってことで、ノータイムで消しちゃいましたが、完敗でした・・。

この結果を、「台風」の影響で「大荒れ」とみるか？、データを更新するべきか考えるかは、もう少し、時間をかけるべきだと思いますが、今回のこの馬券対象馬は、すべて、前走「セントウルS」の「上位３頭」の決着だったんですよね・・。

今年の「セントウルS」は、今日と同じ、「重馬場」で開催され、その１，２着馬がそのまま、「１，２着」したわけで、あのレースをもっと、じっくり吟味できていれば、３連複「６万馬券」も簡単にとれていたのかもしれません・・。

が、しかし、そう簡単に、予想できないのが「競馬」なんですよね・・。結果が分かれば、後付けで、なんとでもいえる訳で、やはり、予想は、難しいものです。

秋初戦は、大惨敗。１週空けて、頭を冷やして、クラシック、古馬の最高峰のレースの連戦を的中できるように、精進したいと思います。

来年につながるように、「虎の巻」に修正・追記です。

・ＪＲＡのプレレーティング、日本馬上位6頭は買っておけ（距離「S（スプリント）」のレイティングをチェック。マイルは除外。同レベル馬が多い場合は、上位4頭で連対馬はOK。後、レースのレイティングをチェック。隠れ高レーティング馬がいる可能性があり）！

　・スプリンターズＳは、前に行く馬が有利。特に坂のあるコースで連対実績のある馬は買い。差し馬（道中2ケタ馬）ならは、32秒台の足のない馬は届かない。

　・枠は、先行馬は、内枠。差しなら、外枠。

　・サマーシリーズ函館、札幌コース好走馬は、買い。

　・2ケタ人気馬は、極端な脚質の馬を狙う（追い込みか、逃げ。穴は、内枠で、前走3番手以内で競馬している馬）⇒これがまさに、今年の１枠１番のラインスピリットだったんだよね・・。

　・3歳馬は、１４００ｍ以上での連対歴があり、古馬重賞での対戦歴あり、２戦以上馬券対象になっていたら、迷わず抑えること。

・１４００ｍの重賞で馬券になっている馬は、このレースの適正あり。坂のあるコースならさらに信頼度アップ。当然、当該コース中山１２００ｍ勝ちのある馬もあり。

・とくに阪神１２００ｍ・１４００ｍ好走馬は、買い。特にG2で好走した馬は、このレースに合う。

・ＪＲＡプレレーティングで外国馬は、過剰人気の馬は割り引く。日本馬より５以上高い馬は、買い。

・先行馬が有利で、４角、６番手以内の位置にいないと厳しい。

・前述の函館ＳＳ、キーンランドＣの好走馬プラス、小倉の北九州記念を前目で踏ん張った馬（軽ハンデではなくて）は買い。

・スプリンターズSを勝ちに来る馬は、サマースプリントシリーズを、使っても2戦まで。その2戦は、北海道シリーズまでの馬で、それ以降のサマーシリーズに2戦目以降のレースとして（北九州記念、セントウルSに）でてきた馬は軽視してもいい。

・セントウルＳは掲示板の馬で無いと勝負にならない。ただし、秋初戦で５８ｋ以上を背負ったＧ１馬は、除く。（牝馬なら５６ｋｇ）

・「セントウルS」で馬券になった馬は、本番と同じ馬場になった場合のみ着順がリンクする。

・レースがスロー化してきて、サンデー系が強くなっているかも。特にパワー系のサンデーの父の馬や、ダートを勝っている母父サンデーの馬に向く。

これで、来年はバッチリかな