２０２０ G1 ジャパンカップ 予想！

今週は、「第４０回、ジャパンカップ」。今日は、ちょっと早いですが、予想をアップします。

おそらく、自分が生きている内には、もう見ることができないであろう、「３冠馬３頭」の「３強」の直接対決。

競馬界の歴史に残るであろう１戦です。

「虎の巻」のデータで絞ってみますが、もう、結果は決まっているような気も・・。

早速、吟味していきます。

まずは、「外国馬」。このコロナ禍の中、外国から、出走を決めたウェイトゥパリス陣営には、頭が下がります。が、しかし、ここは、データを重視して、「消し」です。やはり、現在、時計は、やや掛かる印象のある東京コースですが、フランス馬で、時計勝負で分の悪い外国馬はやはり厳しいと判断しました。⇒ウェイトゥパリスが消し。

8歳以上の高齢馬は消し。⇒パフォーマプロミスが消し。

６歳馬以上は、Ｇ１馬以外は、前2走のどちらかで２０００ｍ以上の重賞連対くらいは欲しいところ。（とくに京都大賞典とか、天皇賞・秋）　⇒ミッキースワロー、クレッシェンドラヴ、ヨシオが消し。

３か月以上の休み明けは×⇒ワールドプレミア、マカヒキが消し。

ローテ的には、過去、Ｇ１レース以外からの参戦で、Ｇ２の２４００ｍ以外のレースからの出走なら、「１着馬」のみしか馬券になってない。（継続中）⇒トーラスジェミニ、ユーキャンスマイルが消し。

最後に、牝馬はＧ１馬のみ。（ただし東京の2000ｍ以上のG2、G1で馬券対象になったことのある3歳牝馬で東京コース着外なし（掲示板）なら、斤量差で、馬券対象になりうる）⇒カレンブーケドールが消し。

ということで、残ったが、「アーモンドアイ、キセキ、デアリングタクト、コントレイル、グローリーヴェイズ」の５頭です。

人気馬ばかりですが、もう、この５頭で勝負です。

勿論、この５頭では、配当つきませんから、印でしっかり、強弱をつけて、勝負です。

◎デアリングタクト。やはり、３歳牝馬の「５３ｋｇ」は有利。普通の3歳牝馬ではなく、「3冠牝馬」ですからね。枠も、今、最内は荒れ気味で、２，３頭外くらいが一番有利かと。調教も、今回のメンバーで一番よく見えました。ローテもいいし、ここ狙っての秋２戦目。過去、２頭の牝馬３冠馬も勝ててますし、本命です。

ただ、少し気になるのは、今日の馬場、外差し馬場なので、後ろから行くこの馬が差し届かなない可能性もゼロではないので、後は、松山騎手が、どれだけ、デアリングタクトを信じて乗るか？！のみです。

当初は、「単勝４倍以上」ついていたら、「１万円勝負！」しようかとも思っていたのですが、今日の馬場をみて、自重しました・・。

○キセキ。6歳牡馬で、近走は、ゲート不安で出たとこ勝負ですが、前に行ければまだ、相当、粘れるポテンシャルは残っていると思います。できれば、積極的に先行して、持続力勝負に持ち込みたいところ。

左回りというか東京コースはあっていると思うし、このくらいの人気なら、気負わずに行けるし、年を経て、時計勝負より、持続力やスタミナを問われるレースの方があってきている印象もあるので。血統的にもトニービンの血を持っているこの馬。今日の馬場を見たら、スタミナ色の濃い馬や、父ダービー馬の血統の馬がよく来てたのも、この馬には有利かな。調教も、良く見えたので、2番手評価です。

▲コントレイル。正直、このローテは、厳しいと感じています。有馬記念だったら、鉄板の◎でしたが・・。確かに、東京２４００ｍはあってますし、先行できる脚質もいいです。斤量も、５５ｋｇですし、菊花賞よりは、適性はあります。が、しかし、その菊花賞の激走の反動が気になります。３０００ｍ、しかも、最後は、かなりの叩き合いを制してますし、いわゆる、「目に見えない疲労」があるかと。

実際、1週間前追切では遅れをとっていますし、今週の坂路の動きも以前に比べ、前に推進するという感じより、上に上体が伸びあがっているように見えたので、「絶好調」という感じにはみえませんでした・・。状態的には、前走を維持か、それ以下との判断で、3番手です。

△グローリーヴェイズ。ディープ産駒の牡馬は、基本、5歳以上で、２４００ｍ以上のG1では通用しないというデータがあったのですが、あっさり、フィエールマンがデータを覆してしまいました・・。まぁ、この馬はディープ産駒の最高傑作の可能性もあった馬なので、別格として、過去、2頭、5歳で、JCで馬券になったディープ産駒がいます。「ラストインパクト」と「スピルバーグ」です。

「スピルバーグ」は5歳とは言え、当時、まだ、「15戦以内」という戦績で、フレッシュな状態で、前走、天皇賞・秋を制するなど、いわゆる「クラシックに間に合わなかった、遅れてきたディープ産駒」という馬でした。しかも、母系は、サドラーズウェルズを持ったスタミナタイプ。このタイプは、JC走るんですよね・・。

そして、「ラストインパクト」は、母系を辿れば、3冠馬、「ナリタブライアン」、「ビワハヤヒデ」を輩出した「パシフィカス」に通じる良血馬。当時、鞍上の天才騎手R・ムーア騎手の好騎乗もあっての2着でしたが、G2、２４００ｍの京都大賞典を制した実績も今回の「グローリーヴェイズ」と重なります。

グローリーヴェイズもまだ、今回が「13戦」というフレッシュなディープ産駒。香港の２４００ｍのG1勝ち、京都大賞典勝ちと実績もあります。母系を辿れば、牝馬3冠の「メジロラモーヌ」にたどり着く良血馬。終わってみたら、「牝馬3冠の血が騒いだ」馬券のだったいうオチもありますからね・・。

今の外差し馬場は合ってると思います。スタミナ色はありませんが、そこは牝馬３冠の祖母メジロラモーヌの底力に賭けてみたいと思います。

×アーモンドアイ。前走、天皇賞・秋で「8冠達成」の前人未到の快挙達成を成しえました。ここがラストランということで、3歳3冠馬2頭に胸を貸す立場での出走です。本来なら、「香港G1」が花道になるはずが、このコロナ禍のせいで、国内戦を最終レースに選ぶとしたら、この「ジャパンカップ」しかなかったという判断だったのだと思っています。

流石に、5歳牝馬で、適性距離的には、「２０００ｍ」が限度だと思います。年々、適性距離は、短くなっていると思うし、間隔的にも詰まっている今回は、本来のアーモンドアイのパフォーマンスを発揮できないと思います。実際、調教はそんなに良く見えませんでした・・。

馬場状態も、レコードの出るような高速馬場ならまだしも、今の東京コースは、幾分、時計の掛かる馬場になっている点でも、この馬には不利なんじゃないかと。さらに、外差し馬場で、内が伸びていないのは、気がかり。まぁ、鞍上ルメール騎手なんで、そのあたりは、上手に回ってくるとは思いますが、距離ロスは、この馬にとっては、結構、厳しいのではという気もしています。

正直、「３強」の中で、一番不安があると感じています。ラストランですが、馬券に絡むことを願いながらも、無事に回ってきてくれるだけで、OKという気持ちの方が上です。（というか、絡んでもらわない方が、配当的にはオイシイと心の中の悪魔が囁いております・・。）

ということで、この印

◎５デアリングタクト

○４キセキ

▲６コントレイル

△１５グローリーヴェイズ

×２アーモンドアイ

です。

◎○▲△の馬連、◎○▲△×の３連複ボックス。３連複フォーメーションで強弱をつけて買います。

最高の１戦を楽しみに、観戦しましょう