Vol.１６ パワースポット「円丘壇」に散歩！ ２０１２ 食べまくり！2泊3日韓国ソウルグルメツアー

 ホテルをチェックアウトして、朝ご飯に向かう前に、滞在していた部屋の真下に見えていた、「パワースポット」まで行ってみます。

その名前は、「円丘壇（ウォングダン）」

と、言っても、ここ、「プレジデントホテル」の裏にある、「ウェスティン朝鮮ホテル」の敷地内にあるんですわ・・・。

 「大韓民国指定史跡第157号」の印。ここの階段を登って行けば、行けそうです。後でわかったのですが、こちらは、「裏門」になります。

実は、現在、もう、「円丘壇(ウォングダン)」そのものは残っていないそうなのですが、花崗岩の基壇の上に建てられた３階の八角形の建物である皇穹宇（ファングン）と、石で彫刻された石鼓（ソッコ）、そして三門（正門と東西の脇門）形式をとった正門のみ残っているそうです。

 まずは、こちら。「石鼓（ソッコ）」と呼ばれる、石刻品。天に祭祀を行うときに使う楽器を形象化したものらしいです。

 こちらの説明文によると、この「石鼓（ソッコ）」は、1902年、高宗皇帝の即位40周年を記念して作られたもので、胴の部分には見事な龍が彫られています。李氏朝鮮王朝末期の彫刻を学ぶのによい資料であり、その当時の最も優れた彫刻の中の一つといわれ、最高の作品の一つとして評価されているとのこと。

 で、最初のフォトの、「石彫大門（ソッチョデムン）」　裏からやってきた訳ですが、本当は、こっちから入るべきなんでしょうね・・。「皇穹宇」に入る正門で、入口に３つのアーチのある石彫りの大門です。石の基壇の上に壁石を利用して造られていて、階段には２匹の竜が刻まれた石の絵と、

以前、「徳寿宮」で、見たモノと同じ、「ヘテ」の石像があります。ちなみに「ヘテ」とは東アジア古代伝説の中の「是非と善悪を判断している空想上の動物」だそうです。

 で、この門の天井部分にも、素晴らしい装飾が・・・。

 色鮮やかに迫力ある龍の絵が描かれています。そして、この門をくぐると、

 「皇穹宇（ホァングンウ）」が建立されています。（まぁ、最初から見えてましたが・・・）

 こちらは、1899年に天の神の位牌を祭るために建てられた、三階建て八角形の建物で、１、２階はつながっていてるようです。天井は二つの頭を持った皇竜が刻まれ、３階には各々３個の窓が開いています。これらの建築様式は中国の影響を受けたということです。以前は位牌を奉安していたようですが、現在は何もないそうです。

 で、ここは、結局、なんちゅうところかと調べてみると、「皇帝が豊作や国家安泰を祈る祭天儀礼を行った場所」だそうです。

文献によると、「韓国の祭天儀礼は古代から行われて、伝統儀礼が円丘祭（ウォングチェ）として制度化したのは、高麗王朝の第６代国王成宗（ソンジョン）２年（９８２年）からといわれています。また李氏朝鮮の第７代国王世祖（セジョ）は１４５７年（世祖３年）に１月１５日を祭天日に決め、衣服を纏って円丘壇（ウォングダン）に上り、天に向かってチェサ（祭祀）を行ったという記録が残っています。このように円丘祭（ウォングチェ）は、三国時代から高麗時代、李氏朝鮮時代と王朝を越えて行われ、豊作を祈ったり、雨を祈ったりする国家的な儀式でした。皇帝が即位と同時に天子として吉地を決め、祭壇を重ね、天にチェサ（祭祀）を行う祭り、円丘祭（ウォングチェ）は、１８９７年に第２６代高宗（コジョン）が大韓帝国の皇帝に即位したときに行われたのが最後といわれています。」とのこと。

要するに、天を祭る儀式が行われていた場所だったから、「神秘的なパワーを感じる＝パワースポット」として注目されているようです。　

そこで、見かけた鳥ですが、あまり、日本じゃ見かけない鳥ですね・・・。青い羽根の鳥です。こいつもチョット神秘的。

今回は、観光ってものを全くしてなかったので、思わぬ近場で、史跡観光が出来て大満足です。（タダだし！）しかも、パワースポットだしね。ありがたい気持ちになりました。

パワースポットで、いい気を注入した後は、胃袋にも、美味しいものを注入しなければ・・・。と言うことで、最終日の朝ご飯をいただきに、ミョンドンに向かいます。昨日、腹いっぱい濃いもの食べたからね・・。お腹に優しく、美味しい、韓国グルメをいただきに行きますか。それは、また明日。