中山競馬場で行われたホープフルS(2歳・牡牝・GI・芝2000m)は、好位の内でレースを進めたM.デムーロ騎手騎乗の1番人気サートゥルナーリア(牡2、栗東・中竹和也厩舎)が、直線で馬群をこじ開けて抜け出し、2着の2番人気アドマイヤジャスタ(牡2、栗東・須貝尚介厩舎)に1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分1秒6(良)。
◎サートゥルナーリアが見事、G1制覇です。いや。直線は、狭いところに入って、抜け出せないかと一瞬、ひやりとしましたが、器が違いました。ひるむことなく抜け出し、完勝。しかも、ノーステッキと今回のメンバーとでは、一枚も二枚も上の競馬でした。
これで、M.デムーロ騎手は贅沢な悩みを抱えることになりましたね・・。お手馬が2頭も、無敗のG1馬。おそらく、今日の口ぶりからすると、こちらを選択してくれると願っていますが、古い話になりますが、的場騎手が、グラスワンダーとエルコンドルパサーの2択を強いられた時に似てますな・・。まぁ、あの2頭は、どちらもスーパーホースになりましたけど、今年の2歳チャンプの2頭も、それと同じ道を辿ってくれるのではというくらい期待したい馬ですね。
母シーザリオも、兄リオンディーズ、エピファネイアもG1馬と血統も筋が通ってますし、来年のクラシックを十分期待できる1頭です。
この馬、新馬戦の時のパドックで、古馬のような風格で落ち着き払って周回していたのが印象的で、今日のパドックもその時のように落ち着いて回っていたのを見て、好結果を期待していました。
このまま、無事、来年のクラシックを迎えてもらいたいなぁ・・。
2着に○アドマイヤジャスタ。来年のクラシックは、久しぶりにアドマイヤ軍団が賑わしそうですな。こちらは、父ジャスタウェイ。成長力が期待できる血統で、今の戦績ですから、こちらは、3歳クラシックはもちろん、古馬になっても期待できるのは。
3着に▲ニシノデイジー。この馬、この世代では、現時点ではトップレベルで、いい物差しになりそうです。ここを勝ったら、「テイエムオペラオー」みたいに人気以上の走りを見せる大物になるかも?と思っていましたが、良血馬の前に屈してしまいましたね・・。とはいえ、鞍上の差もあったかもしれませんから、また見限れませんね。この馬も、来春まで期待しておきましょう。
△キングリスティア、×タニノドラマは、1戦1勝馬ながら期待してみましたが、今年のメンバーに入ったら、やはり、厳しかったですね。
×ヴァンドギャルドは、ちょっと可哀想でしたね・・。パトロールビデオを見たら、2度くらい不利を受けてましたから・・。人気を落とすようなら、覚えていたら、買いたい1頭です。
ということで、今年最後のG1は見事、的中。まぁ、配当は、1,2,3番人気の堅い決着だったので、それほどではありませんでしたが、プラスで終われたのは、来年につながります。
「虎の巻」には、データというものがあまりなかったので、気になったところを挙げておきます。
・前走、5着以下は消し。
・新馬勝ちでも十分通用するが、1800m以上のレースで勝った馬のみ。
・G1が行われるコースでの勝ち鞍が必要。特に東京、阪神、中山、京都、中京コースでの勝ち鞍は必須。(小回りの2000mの4角競馬を経験した馬は、有利)
・特に坂のあるコースで勝った馬が強い。
・マイルまでの勝ち鞍なら、G2クラスでの勝ちが必要。
・血統的には、ステイ、ハーツ、ハービンジャー、キングマンボ系など、有馬記念で強い血統。スピードより、スタミナ、パワーが問われる。
・上り最速の馬が有利。前目で、速い上りが使える馬が有利。
・有馬記念とは違い、内枠より、5~7枠くらいが有利。
・外国人騎手は買い
・連対率の高い馬が有利。
・やはり、キャリアの浅い馬たちなので、調教が動いている馬を素直に信じるほうがいい。
・3か月以上の休み明けは、マイナス。
これで、来年は、バッチリか?!
これにて、2017年度のG1が終了です。
今年の成績は、G1「24戦9的中」と昨年に比べ、的中率はあがりましたが、回収率は大幅マイナスと久しぶりに「負け」となりました・・。
来年からは、「虎の巻」にとらわれず、「新しい予想法や買い方」を研究して馬券的中につなげたいと思います。
今年も一年、馬券予想にお付き合いいただきありがとうございました。
また、来年も、どうぞよろしくお願い致します。
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