前からフライヤーをゲットしていて、そこに見られる写真の美しさに惹かれていた本企画展。
とはいえ中野坂上というか長者橋、神田川沿いの工芸大学、車だったらあっという間なのですが駐車場など考えるとそれも、なのでこの日も初台からテクテク。
山手通り沿いは高層ビル多く西側歩いて行ったら殆ど日陰だったのがラッキーでした。
表紙はクロフトファー・パケットのヒロハハコヤナギを撮った奇跡のような写真。
その他フライヤー裏面に何作かの解説が載っていますが、どれもレコハンから始まり、季節、天候、そして写真テクニック(露出、シャッタースピード、アングルなどなど)それらが絡み合った会心の一作と唸らされます。
会場ではそれぞれの作家の情報を記したパンフレットも配布され、これは貴重な資料。
私的にはコロラド州アスペン、スキーリゾートとして超有名、でアスペン(白樺)を撮ったロバート・バイヤー(多分)やヨセミテの組み写真が凄かったアンセル・アダムスなどに興味を持ちました。
ふむ、これは綺麗な写真の数々…
歴史博物館の見学を終え、ギャラリーの方に入っていくと、夕闇迫る空の綺麗な青が目に入り、
それに惹かれてギャラリー内に入っていくと、ゆっくりご覧ください、と語りかける方。
当然に作家の長嶋さんだろうと見当を付けこちらからも挨拶。
ということで、冒頭写真はご許可いただいてギャラリーの雰囲気と長嶋さん近影💁♀️
長嶋厚樹写真展「星のある風景II」(一枚撮りの星景色) | 写真展・ フジフイルム スクエア(FUJIFILM SQUARE)
ほぼ同い年なんだ…
お話ししたのは下にある写真について、が殆ど。
内容は以下に詳しく述べますが、こういった機会は本当に貴重。
その際長嶋さんはご本人はプロではない的な発言をされていましたが、本当にその写真は美しい👏
この不思議な光景は「タウシュベツ川橋梁」。
この訪問に先立ち、天文写真家のKagayaさんの企画展をSOGO美術館で拝見した際同じ景色を見てどこだろう、と不思議に思った…
だって、確かに以前は鉄道が通っていたでしょうにそれがこの姿で残っているストーリーは下のキャプションで✊️
タイトルが示す通り、こちらで長嶋さんの個展は2回目。
最初はキャプションを付けず、訪問者のイメージに任せる方式を取ったそうですが、今回は場所、背景となった制作話など付けて下さっていました。
撮影時からついに1箇所崩落したそうです…
それでは他の写真を並べてアーカイブ:
楽しい時間を過ごさせていただきました。
こちら写真歴史博物館は大体3ヶ月置きくらいに著名な写真家の特集を組むのですが、基本写真撮影不可なので、なかなか本ブログで紹介という気になれない…💣
ところが本展は作品一つ一つはNGながら会場風景の撮影は可ということで記事化してみることにしました。
Taiji Arita (有田泰而)さんは1941年福岡県生まれ。
中央大法学部を中退後石元泰博氏に写真を学び、ファッションやコマーシャルの写真家となる。1973〜4年にカメラ毎日で当時の妻ジェシカと第一子コーエンを撮影した作品を発表、それが本展題名。
今回の写真はそれに加え、有田さんの弟子の上田義彦さんが残されたフィルムを現像したものも含まれているのだとか。
一部撮ってきましたのでアーカイブ:
上田さんは本ブログでも一度紹介させて貰っています: