大変面白く、今回”祇園祭”の京都に行こう、と考えた理由の一つとなりました(残念ながら余りの人混みで午後8時に四条河原の交差点に行くのは断念しましたが…)。
さて、この小説で主人公の1人、彰子が憧れる?景色がこれ。
12年前に作成されたこの記事からコピペすると
京都の風物詩の一つに「鴨川カップル」がある。京都を流れる鴨川の川縁に、カップルが等間隔に並ぶ現象である。鴨川の三条大橋から四条大橋までがその舞台である。この鴨川カップルについては、いくつかの性質が知られている。
- 基本的にはカップルらは等間隔に座る。
- 暗くなるに従い、カップル間の間隔が狭まる。
- 電灯の近く、すなわち、比較的明るいところではカップル間の間隔は広がる。
- 夏はカップルの間隔が狭まり、冬はカップルの間隔が広がる。
- 夏はカップル数が多く、冬は少ない。
- 男性が連れ立って、しかも何人かで座っていると、その周りにはカップルはなかなか座らない。
だそうです。
最後に四条から入った高瀬川の様子を。
写真は開店前と開店後のファサード。
時間的には2時間開いていますね
瓢亭玉子で有名なこちらで頂いたのは「朝がゆ」定食4,500円也。別館にしたのは椅子+テーブル席で頂きたかったから。
写真は先ずの八寸などですな
隣の本店だと6,000円ということでしたが、改めて同店のHPを見ると、オプションと言われた鮎の塩焼き1,000円也が含まれている…
まあ、朝としては別館のそれで充分な気がしました。
さて、その料理…
瓢亭玉子とその他諸々の京の味。
お吸い物は豆腐。
お粥は白粥でカツオ出汁の葛餡をかけて頂きます。
最後に…
こんな中庭を拝見しながらの朝食でした
宵宮で人混みと気温、巡行当日も朝がゆから南禅寺散策で一度汗だくになった身体をホテル(コパ・アメリカTV観戦)で休め、それではと京都市役所前駅を目指しました。
写真は河原町通りから御池通りに直角カーブ、有料桟敷の風景です。
時正に10時15分、ホテル・オークラ前に飛び出すと、丁度長刀鉾が河原町から御池へ90度方向変換するところでした。
この長刀鉾の様に、背の高い鉾は方向転換に時間が掛かり、コンチキチン、と聞こえる囃子の音が耳に残ります。
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2011の鉾巡行順はこちらで、ですが、4番目までが順調。背の低い鉾はクルっと回って、綺麗に通り過ぎるので観客に受けますねえ
でねえ…
5番目は”くじ取らず”の函谷鉾。この大物がなかなか来ないのですよ。
15分位待ったかな、諦めて先へ向かいました。
地下街をワープして御池通りを先に、再度地上に出ると、再び長刀鉾
恐らく後続の遅れでタイミング待ちか、何かなんでしょうね。
でも、江戸っ子から見ると正直まだるっこしい…
鉾の中の方々、好きで乗っているのでしょうが、まあさぞかし暑いことでしょう。
差し入れの飲み物とかロープで引き上げていました。
2002年、アメリカ在住の際キープした雑誌「サライ」で情報をゲットしたお寺Part1。
何でも江戸初期のそれを中心に、京都御所にあった建物が移築されたものが多いのだとか…
とはいえ、余りの暑さに山門までの訪問?となりました。
ざ、残念…
このお寺、門跡ということから分かるように、皇族と関係深い格式の高いお寺で、天台宗では他に三千院と妙法院(駅の近くだったんじゃないかな?)があります。
詳しくは同寺HPで、となりますが、知恩院の隣、ということで、(私のように)メインの目的地なりえない、というデメリット?があるかも…
祇園祭、京都が一番暑い時期の訪問ということで、ちょっと涼みのメニューを予定に組み込みました
実は旅行前、隣接する京都近代美術館に訪問してみよう、とチェックしたら企画展は狭間で無いものの、常設展に無料で入場出来る日、と知りました。
ということで、ホテルも近場を選んだ次第なんですが、最後に「フェルメール」という名前が勝利を呼びました…
1930年代の日本画を近代美術館で拝見したかったんですが、それは次回と致しましょう
東京、BUNKAMURAに12月には来る予定の本展。
結果的には先行する京都でチェックしたことになります。
流石に作品保護の観点から28℃設定なんて出来ませんので、狙い通り35℃近い街中歩きで噴出した汗はひきましたねえ
それまでは、他のフェルメール展同様、同時期のオランダ人作家の作品が並びます。
ふーん、日本オランダ通商400年か…
成程ね。
このパターンの展示、tokyoboy的には実は腹を立てていないし、”羊頭狗肉”なんて言いません^^;
実際、この”黄金時代”のオランダ人画家の作品は立派なものが多く、これまで知らなかった画家との出会いの機会となりますしね
その中ではデ・ホーホ(Pieter de Hooch)の作品が多く、また目を引きました。
また、単品ではリーフェンス(Jan Lievens)の「机に向かう簿記係」が良かったなあ…
初訪問のこの美術館に関しては、建物が立派でそれそのものがアンティーク。
気に入ったのは照明が素晴らしいこと。
さて、目玉の最終コーナー。
フェルメールの3品は”手紙”三部作なんていうことになるのかな、
順に「手紙を書く女」(from Washington DC)、「手紙を読む青衣の女」(from Amsterdam)、「手紙を書く女と召使」(from Dublin) と並んでいました。
ダントツに完成度が高かったのが最後のダブリンから来た作品。
窓から入り込む光、詳細な描き込み、外を眺める召使の意味ありげな視線…
素晴らしいですねえ
修復なった青衣の女性、修復後初公開が前面に出た今回ですが、3点並べたのは正解だったでしょうか?
2年ちょっと振りに訪問したこちら。
相変わらずの居住まいで、鴨川沿いにありました。
前回は名残の桜、今回は祇園祭の時期。日が長いところへ、口切りの予約ですからまだ暑さが残る中で縄のれんを潜りました。
京都の食べ物には季節季節の楽しみがありますが、今回の「残念」は樽酒が終わっていたこと。
でも、昔のことを考えれば防腐剤とか無かった訳ですから、当然ですよね
さて、今回は家族での訪問。
結構前に電話で予約した席は、中庭に面した座敷を割り当てて下さいました
まあ、こちらの白眉は下の写真にもチラッと写る入口カウンター席だとは思いますが、季節の鬼灯が飾られた部屋は和みます^^
さて、壁に掛けられたこの短冊。
「借りのある 源HHも来る 赤垣屋 K乃」
とまでは読めるのですが、うーん、学が無いなあ…
一般に居酒屋の「赤垣」は赤穂浪士の1人、赤垣源蔵の名を取っている場合が多いとか。赤垣さん、酒呑みで有名で、でも実の兄に別れを告げに行った時居留守を使われ、彼の羽織相手に一杯やって置いて残したのが「赤垣の徳利」として忠臣蔵で有名になった…
となると、源HHは源蔵(げんぞう)かな。普段貧乏で酒のために無心もした、とありましたので
また、部屋から見た庭、厨房への入口、などなかなかに興味深いですな
所謂京の商屋さん、奥行きがあります。
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さあ、「赤垣屋」ワールド、スタートです。
座敷を下さったので、突き出しがコベルト代わりに出て来ましたが、100%問題ありません。
鰤の煮物とか感動もの
お願いした数々は、季節柄のはもから万願寺ししとう、夏とはいえ味わいたい定番おでんまで…
う、うまい
最後に”兵どもの跡”を…
失礼しましたm(_)m
夕刻、二条川端から三条を抜けて祇園祭山鉾を出す町々の方に向かったのですが、甘かったですねえ…
トップは黒主山の山鉾。2011年は30番目に巡行した筈?
御覧の通り、 凄い人混み。
河原町~烏丸(室町)、御池~四条で囲まれた地域はどこへ行っても大混雑でした…
この日のルートは御池をしばらく行って、その後三条へ南下、西へ向かって室町でアウト、という感じ。
鉾としては写真のように、巡行順31番目だった浄妙山、黒主山と2つだけ拝見したことになろうか、と…
反省は、どうせ凄い人なら四条河原、中心地スポットで見た方が良かったかなあ、というもの。
鴨川ホルモー、4大学の浴衣姿がひょっとしたら?見られたかも
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さて翌日、山鉾巡行の日。
前夜歩いた同じ地域の風景です。