2013年、”出雲大社”と”伊勢神宮”双方の異なる遷宮スケジュールがピタリと重なる”遷宮イヤー”に双方訪問したtokyoboyですが、
今年、2015年はというと:
神さまがお鎮まりになる神殿や、神さまの御料で御殿の中にお納めをする御神宝などを造り替え、御修繕を行うことによって、御神威のさらに若々しく力強いご発揚を願う、日本人固有の信仰に基づいて行われるものであり、当社では創建以来ほぼ20年毎ご奉仕されてきました。
とのこと。
実はこれを知ったのは奈良の異なった目的地へのツアーの広告を日経で見て、これは”安い”と夫婦共に思い、奈良に行ってみようと思い立つには至ったものの、
でも短期入院など諸々があって、結局4月初めがいいなあ、ということになり、
その時点で知った遷宮でありました^^;
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当初広告で見たバスツアーは、見れば見るほど個人的に皆さんと共同行動は耐え難いよなあ、と思うに至り、
他で結構お安く、基本往復の新幹線その他とホテルだけのツアーを見付けての小旅行となりました。
桜の時期にも重なる期待があったのですが、それは一部でOK、曇り時々雨の2日間だったこともあって、花散りを見ることになったかな。
冒頭写真は本殿前、
次がバス停から鹿苑かな、と参道の様子です。
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最初の赤い鳥居を潜ると、そこからは結構きつい登りになります。
それにしても、寄進された石燈籠の数たるや半端なかったのですが…
上述のように、今回の訪問タイミングは、奈良、春日大社の20年に一度の式年造替(しきねんぞうたい)に合わせて。
2007年、一の鳥居から始まり、来年御本社御本殿の正遷宮までのロングプロジェクトで、
3月27日 仮殿遷座祭(下遷宮)執行 のタイミングで、一時的に神様が仮殿に移られ国宝の本殿、神秘の石「磐座」が公開される、はビッグニュース。
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添付はたまたま偶然にトーハクだったと思いますが入手した今回のイベントのパンフレット。
これを事前に読んではいましたが、実際のそれはなかなか紙上だけで把握できるものではありませんでした。
ところで奈良までは、新幹線から京都でJR奈良線に乗り換えとなったのですが、
京都からの車中、周りで日本語話す人殆ど居ませんでした…!?
そして、霧雨が降る中登ったご紹介の参道にも多数の外国人観光客!
ニュースで日本を訪問するインバウンドの外国人観光客の数急増は知られていますし、
銀座なんかであふれる中国の方など”見飽きた”風景になりつつありますが、
京都、奈良は白人観光客も多く、かなりのハイブリッド。
本殿前まで到着した時には本殿特別公開も混んでいるんじゃないか、と危惧していたのですが、
その左側に設われた別入口の方には、参道を上がってきた中ではかなり少数に絞られた日本人が中心で、若干の外国人が混じる位。
拍子抜けするほどあっさりと特別拝観料1,000円也(記念品付き)を支払わせて頂き本殿内に入らせて頂きます。。
左の写真はHPからのイメージです…
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朱塗りに白壁、如何にものお姿を拝見しながら歩いたのですが、本殿手前に仮殿が造られていて、
そちらでご神体に向けて直接参拝させて頂けたのは望外の喜び。
それから本殿を支える柱の間に「磐座」が白い漆喰に塗られて鎮座。
その後、春日造、四棟が横一列、檜皮葺、柱は本朱塗り、の本殿を拝見しました。
貴重な経験となりました。
2年前の出雲、伊勢、の式年造替とは規模感は異なっていました。
若草山を後背に敷地的にも限られている、ということはあるのかも知れません。
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最後に一旦本殿の周囲に出て、4月最初の5日間のみ公開のご神宝を拝見に回ったのですが、
これはまあ、鹿島神宮との関係などを知るにとどまった、としておきましょう。
関東圏に住む身として、時間があったら鹿島神宮や香取神宮にもお参りしなくては、ですね。