シモキタのtokyoboy

下北沢に居を構える初老オジのエクスサイズ、呑み歩き、美術館巡りなどの備忘録生活記録ブログ、含む膝蓋骨骨折リハビリ記録。

泉屋博古館「小川千甕-縦横無尽に生きる」 ぐるっと2014Part4Vol22

2015-03-26 | ぐるっとパス2014

小川千甕(せんよう)(1882~1971)さんは仏画、洋画、漫画、日本画と様々なジャンルの制作に携わってきた作家とか。

渡欧経験もあり、その際にはルノワールとも会っている、ということでちょいと興味を持って城山に向かった訳ですが、

この日、泉ガーデンはどこかのアウトレットセールで人が多く、

でもこの綺麗な桜(多分)の先にある美術館はかなりの静寂でした

 

会期早々ということもあるのかも知れませんが、

一方その展示はかなり力が入っており、

上述のように彼の作風の変遷が良く分かり、

そして第二次世界大戦を経て日本画、なかんずく「南画」の世界に入って行かれたこともよく理解出来ました。

なんだろう、いずれの作風も”こういった感じ、良いよね”と思わされる…

大津絵から仏様までどれも外さないところに凄味さえ感じました。

さて、今回の入場料は800円。これが2割、160円割引となって、ぐるっとパス効果は計11,240円となりました。

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郷さくら美術館「桜花賞展」 ぐるっと2014Part4Vol21

2015-03-25 | ぐるっとパス2014

何時もの季節がやって来ました…

特にこの訪問前々日には日本TV「ぶらぶら美術館」で山種と並んで本展、といっても前回企画展の時点での取材でしたが、が特集されていたので、心なしか何時もより混んでいたのは内緒の話。

こちらの裏山?西郷山公園では河津桜が満開でしたが、さあどんな感じだったでしょうか?

 

という会場は中島画伯の目黒川を除くと、前回と一変した展示と見ました。

この日は上述の「ぶらぶら」とは反対に、山種から回ってきました。

あちらには桜モチーフのものが展示されていませんでしたが、最近の日本画家は凄い、と思っているtokyoboyにしても、御舟、春草、といった辺りと比較せざるを得ない時系列になっちゃったのでちょいときつかったかな

 

ということで、恒例桜花賞展参加作品人気投票はそういった伝統的手法から少し外れた所辺りを選んだ帰来はありますねえ…

今年は”凄いインパクト”はあまり感じなかったかな。

まあ、ヌードは選びませんでしたけどメメ

さてこちらの入場料は500円。これが無料となって、ぐるっとパス効果は計11,080円となりました。

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地下鉄博物館 ぐるっとPart4Vol20

2015-03-18 | ぐるっとパス2014

葛西臨海公園で下車、

同じ”葛西”だから、と軽く見た気持ちは全くありませんが、

以前から要チェック、と考えていた富士講などをお参りしつつ、

結構疲れた体でこちらに立ち寄ります。

 

ふむ、久し振りの訪問ですが、随分と展示内容は変わりました。

この日の企画展っぽいものは無かったのですが、

シールド工法の見せ方や、地下鉄車内のドア開閉などなかなかに見どころがあり、

走り回る子供たち向けに注意喚起?のアナウンスが場所場所で流れたり、結構エンタメ性に富んでいます

 

さて、こちらの入場料は210円。これがパチッと入札されて、ぐるっとパス効果は計10,580円となりました。

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葛西臨海水族園 ぐるっと2014Part4Vol19

2015-03-16 | ぐるっとパス2014

今回のぐるっとパス2014Part4、すなわち最終回、2~3月に掛けての期間なんですが、

気が付くと町田国際版画美術館が3月に入って休館したり、

竹橋の近代美術館も開店休業…

 

それだったら、いっそ久し振りに最近ニュースでよく見るこちらに行ってみようかと思い、

その直前、3月に入ってHPを見たら、その段階で生存クロマグロが2匹に!

で、週末入って慌てて京葉線に乗ったのは性格の悪い話…

 

到着です。

ふむ、葛西のマグロ祭、なんて長期に亘って開催中なんですねえ…

その様子の一部は写真で確認お願いしますが、

2月末時点で上述のように2匹だったクロマグロ(その他、この巨大水槽に入れられていた2種類の魚は全滅)はそれから1週間後で何とか同じ…

展示?場所も、前面(左の写真)でなくバックヤードの方で狭いところを回遊していました

 

ぐるっと館内を回ってクロマグロを探します…

居ましたよ!

散々ここまで展示されている頭数の減少が掲示されていて、更にか、と思いましたが、現在数2匹は1週間ちょっと無事だった?ことを物語ります。

これがアップ!

 

 

 

 

 

圧倒的にお客さんの数の方が多く、

寂しい図、は止むを得ませんが、早く原因究明して、

以前の様子に戻ることをお祈りします。

さて…

 

主な目的果たせば、

後はプラプラと、であっさり見学終了。

最後が”まぐろ村”の展示。

さて、こちらの入場料は700円。これが無料となって、ぐるっとパス効果へ計10,370円と大台越えです!

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出光美術館「没後50年 小杉放菴 - 東洋への愛」 ぐるっと2014Part4Vol18

2015-03-15 | ぐるっとパス2014

小杉放菴さんって実は存じ上げなかったのですが、

 

若い頃は「未醒(みせい)」と称した酒好きで豪傑な洋画家だった、

 

とHPで読めば、これに先立ちトーハクに於いて拝見した「東海道53次合作絵巻」、日本美術院再興を掛けて横山大観らと旅をした、あの未醒さんのことか、とNHKの番組含め思い起こされます。

確かに、絵巻に押された印は洋画のそれ、

そして、この絵巻でも彼が多く使った「片ぼかし」は洋画のテクニックだそうで、大観などはその後、琳派の「たらし込み」と並んで多く使った手法なんだ、ということを記憶しています。

今回この事前”勉強”の際、その「片ぼかし」、マティスのものらしい、と知りました…

その日本画壇での習得が上記合作絵巻の1つの目的だったそうな!

 

今回の展示に話を戻しましょう。

帝国劇場9階に到着すると、それなりの観客数。

そして、出光翁と放菴さんとの関係、更には仙さん!と放菴さんに同じ感覚を見た、との展示にフムフムと言いつつ、

 

恐らくここ四半期位で拝見した企画展のNo.1であろう、と思いました。

 

洋画家から日本画家、そして墨絵まで、様々な”技のデパート”にして、

そのいずれもで、良いなあ、と思う訳ですよ。

多くを語る術はないのですが、皆さん一度足を運ばれては如何でしょう。

見終わってぐったりしたのは内緒の話ですけどね…

 

さて、今回の入場料は1,000円。これが200円割引となって、ぐるっとパス効果は計9,670円となりました。

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武者小路実篤記念館「「筆跡に見る個性」〰実篤の交友」 ぐるっと2014Part4Vol15

2015-03-06 | ぐるっとパス2014

久方振りのこちら。

時節柄、隣接の公園含め梅の在り処を入館時尋ねたところでの写真。

この、中庭、というか駐車場から望める梅は「新しき村」から移されたものだとか。

 

さて、今回は実篤さんと友人との書簡を中心とした展示。

近くは三島由紀夫とのそれ辺りで終わるのですが、ああ、と気が付いたのはこの2人、学習院高校(実篤さんは中学でしょうが)同窓というつながり。

達筆ながら何とか読み取れるものが殆どでしたので、その内容などにふんふんと興味を持ちつつ拝見しました。

 

この日、同館HPで見ていたもう一つの目的は、白樺派のために当時の実業家が購入したゴッホ「ひまわり」、損保ジャパンのそれじゃない、の複製画展示。

戦時中に焼けてしまったそうですが、白黒写真しか残っていなかったそれを解像して復元化したのだとか。

マチエールとか当然に分からないのですが、西新宿のそれとはかなり異なる、でもゴッホのひまわり、と分かるものでした。

さて、こちらの入場料は200円。これが無料となって、ぐるっとパス効果は7,770円、とビンゴ!

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世田谷美術館「東宝スタジオ展 映画=創造の現場」 ぐるっと2014Part4Vol14

2015-03-05 | ぐるっとパス2014

前回訪問時に、常設エリアでは既に「世田谷に住んだ東宝スタジオゆかりの作家たち」が始まっていて、楽しませていただいたんですが、

この企画展は、”本展では、1954年に公開の2本の映画、東宝の代表作である「ゴジラ」と「七人の侍」に焦点をあて、美術の視点から特殊撮影と東京の時代劇の魅力を探ります。”を狙いにしているのだとか。

在シモキタ、世田谷区民として、またかつての上祖師谷住民として、

世田谷通りから成城の方に向かう右側のそれ、は常に意識しているところであり、

今回の企画展は絶対外せないところ

 

で、到着、車を美術館の駐車場に停め、

先ずはチケットを、と、入館すると、いきなりゴジラ!

子どもたち大騒ぎであります。

ここは当然に写真撮影可ということで、アーカイブまで。

 

さて、展示会場に入ると、いきなり1954年作品2作、「ゴジラ」と「七人の侍」、の様々な展示から始まります。

要はこの2つが今回の、更には東宝映画黄金期の代表と言うことだと思うのですが、

そしてそれに何らの疑問の余地無しですが、

逆にこの2つ、自分が生まれる前だったんだ!という驚きと、

七人の侍はその後TVとかで間違いなく前編見ているのですが、この1954年ゴジラは展示内容に記憶があるものの、本当に全編自分は見たことがあるのか、と問われると全く自信無し^^;

また、改めて三船敏郎さんって凄かったんだなあ、と、

黒沢監督が彼の葬儀の際贈った弔辞など含めて実感しました。

 

個人的には「若大将」や「森繁社長」シリーズが面白かったなあ…

そして60年代でしょう、浜美枝さんや若林映子さんなどセクシー女優が半端なかったことも知りました。

会場内随所にあったスクリーン(古いね)にしばし見とれたことは内緒の話で。

あ、そうそう、上のフライヤーにも見られる特撮セットでの書割の空、素晴らしかったっす!

 

こちらは、前回訪問の常設展で本企画がらみだったのですが、

余りに1階が面白く、タイムアウトで欠席^^;となりました。

ご興味あれば、2014Part3での訪問記事をご覧ください。

さて、今回の入場料は1,000円。これが200円割引となって、ぐるっとパス効果は計7,570円となりました。

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五島美術館「中国の陶芸展」 ぐるっと2014Part4Vol13

2015-03-04 | ぐるっとパス2014

戦国時代から始まって、2000年に亘る中国の陶磁器に関する収蔵品展示、が今回の企画。

こちら単独での訪問は滅多にしないの、車で世田谷美術館まで次は移動、が通常なのですが、

週末環八の渋滞、何とかならないですかね、は関係のない繰り言…

この日は246も上野毛周辺も、何だかスムースには行かない、そんな日でした。

 

などと言いつつ到着。

少し期待していた庭園に梅は見当たらなかったのですが、館内展示はある意味普通ながら、各時代、色々なタイプの作品が楽しめます。

気になった2品が重要美術品指定されていたことも少し嬉しく、

五島家の力を改めて実感しました。

さて、今回の入場料は1,000円。これが無料になって、ぐるっとパス効果は計7,370円となりました。

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一葉記念館「樋口一葉の交遊録」 ぐるっと2014Part4Vol12

2015-03-01 | ぐるっとパス2014

今回の”企画展”のタイトルはそこらここらで見ていて、

チャンスがあれば久し振りに竜泉へ、と考えていて、

結局千住大橋から日光街道をてこてこ歩いて伺うことにしました。

まあ、ぐるっとパスと知り合ってから東京の各地を歩くことが増え、

上野/浅草~入谷千束竜泉~三ノ輪から千住まで、大体の距離感、ってもう既に掴み、

まあそんな距離歩けるよな、と江戸時代の人たちのようになってきたもんで

 

さて到着です。

3階企画コーナーに、一葉が和歌などを習った歌塾「萩の舎」で知り合った、上流”爵”の字が付かない同窓で仲の良かった人たちとの便りその他が展示されており、

絵文字含めた書簡に若い女性のそれは今の顔文字、飾り文字と変わんないなあ、と楽しく拝見致しました。

それにしても、毎回毎回同じコメントですが、かな文字って綺麗ですよね

さて、こちらの入場料は300円。これが無料となって、ぐるっとパス効果は計6,370円となりました。

 

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石洞美術館「マイセン展 PartIII」 ぐるっと2014Part4Vol11

2015-02-28 | ぐるっとパス2014

久方振りの千住大橋、「石洞美術館」への訪問。

今回のマイセン展は全部拝見していると思います。

先ずはここしばらく、京成線千住大橋駅南側に、確か遊園地か何かで残っていたかなり広い土地の再開発、

その目玉のショッピングセンターが出来たのね、の図

 

何時もの静寂な館内に入ると、

1階部分は佐藤石洞翁の交友関係から来た書、陶磁器など、

そしてループ状のスロープを上がりつつ、マイセンの展示に移ると、

ふむ、シノワズリが中心なのね。

そして、柿右衛門調のそれらが面白い。

などと楽しんだ今回。入場料は500円。これが無料となって、ぐるっとパス効果は計6,070円となりました。

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