今回の横浜旅行を敢行?するに際してぐるっとパスを携帯したのは今年度になって参加施設が急増したから。
ここ歴史博物館、旧横浜正金銀行本店ギル、は昨年度から加わっていましたが、今回のテーマはシズリング…
先ず横浜は明治維新に10年先立ち開港、異国文化と接してきたこと。
そして東京の浮世絵展ではあまり見られない、横浜開港とそれにp続く異国文化の流入をどう当時の人々、絵師、が受け止めてきたか横浜浮世絵を通じて知るチャンスだからです。
面白かったのは展示品の中、かなりの確率で港崎町廓がテーマとして描かれていること。
異人さんたちも登楼したそうで、趣深い。
明治期に入ってからは文明開化、鉄道開通とかそう言った話題が浮世絵のモチーフを占めていました。
さて、今回の特別展、入場料は700円。これが100円割引となって、ぐるっとパス効果は計13,570円となりました。
あなたと2人来た丘は、港の見える丘〜〜
歌手名は忘れていましたが、このフレーズはここに立つと浮かんできます。
平野愛子さんが歌手、1947年作品だそうで、場所を何処と特定したものではないそうですが…
ここからフランス公園の方に紫陽花を求めて降ります(フランス公園の様子は朝のジョギング記事で)。
この公園内には小説家の大佛次郎記念館があります。
ここも四半世紀以上前に伺っただけなんですが、
ちょうど薔薇の季節ということで、中には入らず散策に努めることに。
これが西洋庭園のぐるりを回っていました。
この最後の紫陽花に似ているけど小さな花が密集していて葉っぱが違うこれ、なんていう名前かご存知ですか?
山手のドルフィンは静かなレストラン、坂を上って今日も1人来てしまった…
などとユーミン歌う「海を見ていた午後」でつとに知られたこちら。
ロケーションは実は山手と違う、ここ根岸とは40年以上前から知っておりましたが、
当時フェリスの女の子とも付き合っていたダチから聞いて「なんやそれは」と驚いたのを今でも覚えています。
皆で地図を確認、ナビなんてありませんからね💣、フェリスからの行き方しか分からないのでおっとり刀で山手へ一回上がり、そこから切り通しへ下って根岸の競馬場へ上がってまた下がって、と行きました。
今回の旅行、車で横浜🚗訪問という珍しいチャンスを生かそうと、「昔行った場所」へのその時以来の訪問。
え、前の時は、って??
はい、ソーダ水を注文致しました🍯
まあここまで直線距離では根岸駅が近いとはいえ直登出来ない急坂を回ってようやく到達のロケーション、大半のお客さんは70年代あの曲の思い出と共に訪問するのは必定。
こういったディスプレイは絶対必要ですよね。
記憶よりちょっと広い駐車場、まあ今ではバックカメラあるしね、に車を停め店内に…
その海、当時は近くにアパート群がなかったので日石の石油タンクが歌のように見えましたが、
雨のこの日は残念ながら、でもテーブル席から見る景色は殆どその後建てられたアパートで目隠しされ、
ソーダ水の中に貨物船は天気が良くても見えなかったでしょう。
更に、当時はなかった首都高もかなり目線を遮ります。
ピアノは自動演奏、懐かしい巻紙にドットという仕掛けと思われますが、少し間延びして流れる曲もオールディーズ。
70年代のポップス、今ではAORとか呼ばれる類の曲が多く、
はい、私の車のHDに入っている曲が過半数でした、年が近いからね…
写真はセットのパンプキンスープとサラダ、
この時もスープに反応して、「煮込んでしまえば形もなくなる、もうすぐ出来上がり」などと口ずさんでしまいましたが、考えるとあれは「チャイニーズスープ」だね(^^;;
2枚目は家人オーダーの魚、鯛とメバルのソテー。
最後はおデザ、よく出来ていましたが、量的にはまだそこまでのオジではない、ですかね。
最後まで自動ピアノはあの曲を奏でることもなく、ソロのお爺さん客中心だった店を後にしました。
ご馳走様、もう来ないかな???
ぐるっとパスを使っての入場なのでタイトルにはその旨付記していますが、
カテゴリー的には横浜旅行編ということでこれから数回の訪問を扱わせていただきます。
さて、今回の三渓園は2019年度からぐるっとパス参加施設に加わったところ。
原三渓という生糸貿易商で財を成した人によって1906年に開園された施設。
今回訪問の狙いは紫陽花なんですが…
本牧の方からすーっと伸びた道を駐車場に向かった記憶があります。
40年以上前の話、記憶には小高い小さい山があった事くらい…
柳ジョージ「フェンスの向こうのアメリカ」が頭の中でずっとリフレインしながら第三京浜→首都高と進み、下に降りて本牧で「Area1」のタテカンを見つけた時には感涙ものでした。
狙いは上述の通り紫陽花でこれもなかなかでしたが、更に綺麗だったのは花菖蒲。
手入れをしていた方にこれはアヤメかカキツバタか、と伺ったら、どっちも違う花菖蒲。
花に中心に黄色の線が入っているのがそれということでした。
知らなかったのですが、この庭園内には京都、奈良及びこの近辺から色んな歴史的建造物が移築されている。
詳細はHPで、ですが、お寺の本堂、茶室、豪農の屋敷、素晴らしい茅葺…
この周辺には三奚さんが高台からの景色を楽しむため建てたと思われる煉瓦造りの遺構などもありました。
気がすっかり成長しちゃって、見渡せる景色は限定的。
といってもこれも移築の建物群で構成され、
これらがそうですね、クリックすれば建物の詳細が分かるものもありますが…
この日は三奚さんの日本画に加え、三恵さんがスポンサーだったと思われる方々の作品も並べられ、
この時は重要文化財指定を受けた襖に代わるものとして、中島清之、及びその息子の千波さんによって描かれた花菖蒲のそれが時節柄良かったかな。
それにしても三恵さんのそれ、素人はだし、というのは失礼でしょうね、淡い色彩の趣のある絵でありました。
後半2枚は内苑との境界線となる山門など。
本記事アップの翌月には横浜美術館で三奚コレクションの企画展が予定されています。
睡蓮も咲き、見事なお庭に興味は尽きませんが、そろそろ後にしましょうか。
さて、こちらの入場料は700円。これが無料となって、ぐるっとパス効果は計13,470 円となりました。