市が初めて行った福祉避難所の開設・運営訓練を見学させてもらいました。
場所は市原特別支援学校の体育館です。
市内には30カ所の福祉避難所(市の保健福祉センター、高齢者施設、市原特別支援学校など)が指定されており、そのうち24施設(31人)が参加して避難者役と施設運者役に分かれて訓練が行われました。
避難者役の想定も様々です。
認知症で夜は徘徊する、臨月の妊婦、知的障害があって大声を出してしまうなど、とてもリアルな想定で、このような方々が一気に押し寄せてきた時の対応は相当大変です・・・。
しかも今はコロナ感染防止対策も必要です。
テントが設営され、家族毎に入居。
こちらは段ボールベッド。
一連の訓練を終えた後、質疑応答がありました。
受付は来られた順番で良いのか? ここは福祉避難所だから平等が大事なわけでなく、優先順位を決める必要があります。
本来なら1次避難所に行くべき元気な方が来られた場合は? 福祉避難所の運営を手伝ってもらうよう頼んで入れれば、足りない運営者を補充することができます。
介助犬を連れて来られた場合の対応は? 介助犬はその人の目なので離すことはできないため、避難場所を端にするなどの工夫をする。
などなど。
訓練中には「シートに番号を貼れば良いね」という声もありました。
体育館にテントがいっぱい連なると、トイレで一旦離れてしまえば自分のテントを探すのも困難かも。
こんな事も、訓練して初めて気付ける事なんでしょうね。
それにしても、避難所の運営は本当に大変だとつくづく実感しました。