薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

議会は格闘技?

2017年09月06日 | 日記

今日の午後、代表質問の登壇を終えました。

傍聴に来て下さった方、ネット中継でご覧になった方、有り難うございます。

どんな答弁が返ってくるのか、いつもドキドキです。

一問一答方式では答弁を受けて次の質問につなげるというストーリーが大切になってくるので、耳を澄ましメモをとりながら聞くのですが、時にはエッ?と思わせれられることもあり、そんな時は頭が真っ白になってしまうんです。

緊張しながらも落ち着いて答弁を聞けるようになったのは、今年度になってからでしょうか。

今回の質問のメインは「いちはら歴史のミュージアム事業」の基本計画案について。

この事業は市内全体をミュージアムと捉えて、市内にある歴史遺産や地域で行われる伝統芸能と拠点施設をつなぐものですが、その拠点施設になる博物館が市民にも余り知られていない埋蔵文化財調査センターに建てられることが疑問なのです。

博物館は800~1000㎡を予定しており、その建設費用は昨今建設された他の博物館を参考にすると約10億円にもなると推測されるのですから、多くの人に活用されなければ話になりませんし、この事業の柱の一つには交流人口の拡大をあげているのですから、本当にここで集客が望めるのか、観光振興の視点をもっと取り入れて場所の選定を行うべきではないのかと思うのです。

もっと言えば、これから進められる公共施設の再配置については苦しい財政状況を市民に理解してもらおうと地域で懇談会まで設けているのに、この事業では市民に説明もせずポーンと億単位のお金をかけて公共施設(博物館)を建てるのであれば、これは到底理解できませんよね。

こんな思いがあればあるほど議場でのやり取りは緊張の連続で、質問を終えると、もうヘロヘロ状態でした。

私にとって議会は格闘技みたいなものです。

会派室に戻って「あー、疲れたー!」と座り込む私に、ニッコリ笑い「疲れたでしょう。でも良かったよ」と小沢さん。

その笑顔と、その一言に癒されるー!

ホッと一息ついて記念撮影。

でも、ヘロヘロ状態の私は本当はこんな感じ。

冷静沈着で知性的な小沢さんですが、実はこんな「お笑いツーショット」がお好きなのです