薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

五井駅で思わぬ出会い

2018年11月01日 | 障がい

議会が終わると、朝6時頃から五井駅・姉ヶ崎駅で市民ネット通信や議会速報を配布しています。

息子を家に一人にしておけないので、夫が出勤するまでに帰宅しなければならず、活動は7時までの1時間。
出勤のピークを迎える前に去るのが悔しくてならなかったのですが、今回は息子をショートステイに預けられたので8時まで五井駅に立つことができました。

7時を過ぎると人の流れがドッと変わるんですね。バスが到着する度に、すごい人波。

その波が途切れた時、颯爽と現れた1台の車椅子!
近づいてきたら、なんと息子が通学していた袖ケ浦特別支援学校の後輩だったのです。
こんな所で会えるとは思っていなかっただけに、お互いビックリしながら「おはよう!」とハイタッチ!
改札口に向かう彼を見送り、気合が入りました。

障がいがあって悔しい思いをしたことがあったでしょう。
障がいに対する理解の無さに嘆いたこともあったでしょう。
でも、彼はそんなことを感じさせず、笑顔で私の前を通り過ぎていったのです。

車椅子で出勤する彼の背中を見つめながら、清々しい気持ちになりました。