薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

人の優しさ

2019年04月11日 | 日記

もう散ってしまうかと思った桜の花ですが、入学式までもってくれましたね。

昨日は東海小学校の入学式でした。
新入生は35人という小規模な学校ですが、3世代に渡って通学している家庭も多いことから後援会が結成されれ、まさに地域に愛され大切に守られている学校です。

式典に向かう前、今年度から着任された後藤校長先生が来賓者に挨拶された時のお話しに、この地域の温かさを感じ胸が熱くなりました。

後藤校長先生は5歳の時に、畑付きの住居を求めて東京から東海小学校の学区内にある今富に転居されたのですが、購入したはずの畑も家も実は別の所有者のものだったのです。
「途方に暮れた私達に住む家を貸してくれ、仕事をくれたのが今富の住民の方でした。今日の私がいるのは今富の方のおかげです」
恩義を受けた地に教育でご恩返しをしたい。そんな想いが伝わってきました。

私は他人への思いやりや優しさを大切にするのが、教育の原点だと思っています。
ふと思い出した息子の恩師の言葉「人は集団の中で育つ。人の持つ優しさがそうさせるのでしょう。互いを知ることで倍成長する。その集約の場が学校です」

誰もが育ち合えるのが学校。
アラフィフ過ぎた私も伸びしろがあるかな・・・?