薫のよもやま話

森山かおる
市原市議会議員
重度障がいの息子を育てながら、日々感じる事を想いのままに

モヤモヤ感が倍増中

2019年10月04日 | 日記

9月議会は台風15号の被害でスケジュールが変更され、代表質問初日の9日は休会となり、10日に2日分をまとめて行いました。

9日未明から自宅が停電中だったので、暑くて余り眠れず寝不足状態のまま登壇。
インターネット中継を見ていた方から「森山さん疲れた顔してたよね」と心配していただきましたが、曇った表情は疲れだけではなく、議場にいることの違和感でした。

屋根が飛び雨漏りする家屋や大規模な停電が起こっている中で、クーラーが効いた議場に市長を始め各部局長と議員が集まり、通常通り議会を進める理由はあるのかということです。

その後も常任委員会が開催され、ようやく12日に職員を現場対応に集中させるためスケジュールが変更され、個別質問は無しになりました。これは十分納得できるのですが、決算審査まで省略されてしまったのです。

いつもは常任委員会ごとに所管する事業の審査を4日間かけて行うのですが、今回はこれを省略して、一昨日に行われた会派代表者による総括質疑と意見陳述のみ。

決算審査は議会閉会中に行われるため12月の議会までに審議すれば良いので、台風の被害状況を見極めて延期できるのです。
会派代表者会議で市民ネットワークは延期せず省略する理由を質問しましたが、答えは全くないまま多数決で決められてしまいました。

これでは議員が自ら本来の務めを放棄したと責められても返す言葉はありません。

昨年度は議会の活性化を進めるために通年議会の導入を検討してきましたが、延期可能な決算審査さえ省略する議会の活性化ってなんだったのか、モヤモヤ感が倍増中です。