スタッフ日記

トムスクラフトのスタッフが、いろんな事を書いていきます。

BRM526乗鞍600km(3)

2012-06-01 | ブルベ
 今日は仕事に行き、一旦帰って1時間昼寝のつもりがアラームに反応できず2時間も寝てしまい、仕事に遅刻したSugoiです。週末になるにつれ疲れがたまっているようですね。

 さあ、今回はPC6からゴールまでの予定です。

PC6~PC7 541.5km地点 愛知県新城市 13時19分着 休憩29分
 
 写真はブルベとは全く関係ありませんが、静岡県でよく見る木製のバリケード(?)。エコを感じさせます。

 PC6から残りは約120kmです。しかし、次のPC7までに最後の試練が用意されていました。
 この辺まで来ると、ペースが同じライダーたちと各PCで出会うのでいろいろと話をするのですが、私は最後の試練のことをすっかり忘れていて教えてもらって助かりました。キューシートには書き込んでいたんですが・・・
 走り出してしばらくすると渋滞です。こんなとこで渋滞ってあるのか?と走りながら追いついてロードに乗ってるお姉さんに聞くと「この時間帯はこんなもんです」とのこと。しかたないので歩道もありますが、自転車は車道なので路側帯を進みます。もしかしたら路側帯を走ることはダメなんかもしれませんがそんな判断は出来ません。
 しばらく走ると渋滞も無くなり快調に走れると思ったら例の試練の峠です。斜度は一番きついかも?最後にこの峠は辛いですね。気温も高いので体もどんどん熱くなっていきます。このままでは昨日のように熱中症になりそうなんで、途中2回ほど道脇の谷水を頭や腕に掛けて難をしのぎました。後で聞くと他のライダーも同じようにしたようですね。
 下りは気持ちよく走ってPC7に到着。しかし天気も良く熱いです。

PC7~GOAL 602.6km地点 静岡県袋井市 16時34分着
 PC7を出たのは、平均速度17kmで設定した時刻でした。まあ、仮眠が多かったからこんなもんでしょ。
 ここからは、さしたる上りもないフラット区間。夜中からPCで出会っていたライダーと一緒に走ります。走りながらキューシートに記入していた設定タイムを見ていると、徐々に貯金が貯まっていき、遂にこのペースで走ると35時間が切れそうということに気が付きました。
 そうと分かれば残り距離はあと50kmほどありますがタイムのためにラストスパート開始です。ゴール近くになると信号も増えてくるのでどのくらい貯金があればよいかも不明なんで必死に走ります。(信号はイライラしながらもしっかり守ってますよ)
 人間、スイッチが入ればまだまだ頑張れるもんですね。あとでデータを見ると50kmを2時間ちょっとで走ってますから平均時速24kmになりますね。よく頑張ったもんです。

 

 タイムは34時間34分。昨年より1時間以上の短縮です。まあ、コースも違えば天候も昨年は雨だったので純粋な比較は出来ませんが、自分の中では上出来のブルベでした。

 ゴール後は、近くのお風呂でのんびりとし、食事をして高速に乗り浜名湖SAで寝ることにしました。
 20時半頃に到着して寝る準備をし、ビールを飲んでたらたまらなく眠くなり21時には熟睡でした。

 翌朝は、6時に目が覚めたので、体をほぐすためにSA内を散歩。
 
 

 朝食を食べ、京都を目指してのんびり走り、激しい運動の後はたんぱく質摂取ということで肉を食べて14時に京都に帰ってきました。
 

BRM526乗鞍600km(2)

2012-06-01 | ブルベ
 今回はPC3からですね。

  

 
 そういえばコース全体図がまだでした。 

PC3~PC4 309.5km地点 岐阜県高山市 22時30分着 休憩41分
 写真は、スマホのバッテリーが無くなって充電を開始したのでありません。
 王滝村の一山北側を西に進みます。だんだん薄暗くなり涼しくなってきました。まあ上りなんでそのまま走り、これから下りというところでトイレを発見。そういえばお股ケアをしていなかったのでここでケアしたのですが、今回は全く痛くなる気配がありません。調子が良いのか?ついでにウィンドブレイカーも着込んでスタート。
 正直この間はほとんど記憶がありません。あとから地図を見るとダム湖の横を走っているんですが、記憶があるような無いような。別に寝ていた訳じゃないですが、ずっと一人だったのもあり、心に残る出来事が無かったんでしょうね。

PC4~PC5 411.9km地点 岐阜県中津川市 5時49分着 休憩41分
 
 さて、ここからPC5までが時間帯的に一番辛い区間です。基本下りなんですが、どこかで仮眠を摂らないと走りきれません。
 当初の予定では、PC4に21時半頃に到着して銭湯で1時間仮眠を考えていたのですが、予定は変更です。
 標高が高いと気温が低いけど、標高を下げられる頃には明け方で気温が下がります。さっきまで曇っていた空も今は晴れていて、放射冷却も予想されます。
 そこで、早めに仮眠を取ることにして場所を物色しながら走ります。
 この辺は冬の寒さのこともあるのか、屋根付き扉付きのバス停があるのでそこで仮眠することを考えたんですが、最初のバス停は扉はあるがガラス無し。次はガラスがあるが扉が閉まらず。次は先客あり。4つ目でやっと仮眠場所を確保することができ、0時12分から1時50分まで仮眠することが出来ました。
 下呂温泉で露天風呂に入られた人も結構いたようですね。

PC5~PC6 478.6km地点 愛知県豊田市 9時42分着 休憩32分
 
 (こうやって見るとタイヤのボリュームがやたらとでかいですね)
 太陽も高くなり、眠気もどこかへ行くだろうと思っていたんですが甘くは無かった。走り出して30分ほどすると眠くなり、1時間ほどするともうだめ!となって、道端で寝てしまいました。一応マナーとして「倒れた」と思われないように自転車と体は離し、ヘルメットも取って仮眠。自分では1時間ほど寝たと思ってたんですが、20分ほどでした。しかし、この仮眠でその後はスッキリと走ることが出来ました。
 しかし、このころからお尻が痛くなりだしました。お股じゃなくお尻です。坐骨がサドルに当たる辺りがヒリヒリします。そういえばこのレーパンでは以前もこれに近い状況になったことを思い出しました。このレーパンでの長距離はダメということですね。
 PC6のコンビニでガリガリ君を食べると、何故かガリガリ君が茶色くなります。かじってもかじってもその部分が茶色。口の中が切れて血が出てるようですね。これって頑張りすぎか?


 今日は、ここまで。明日に続きます。さあ明日は感動のゴールですよ。