スタッフ日記

トムスクラフトのスタッフが、いろんな事を書いていきます。

BRM626静岡600レポート(2)

2010-06-30 | イベント
 PC3は岐阜県恵那市何ですが、本当に遠くまで来たものです。到着したのが18時3分。ずっと雨が降ったり止んだりで太陽は見え無い上に自転車の上にずっといて、食べ物をずっと口にしていると時間の感覚がおかしくなっているようで、12時間もたっているように感じませんね。

 到着順は15番くらいのようです。

 次のPC4までは133kmもあり、途中にコンビには無し。その上、山の中と時間帯を考えると開いているお店は無いとの事。

 ここで、たっぷり食べてたっぷり買い込んで出発します。

 20km程走れば、キューシート上の次のポイントまでの距離は42km。なんぼ長いねん!

 途中お尻が痛くなりだし、ケアしていないことを思い出しました。雨も降っているのでトンネルの中でお尻(おまた)ふきふきして再出発。これ効くわ~!

 さて、ホンマによく降る雨の中を延々と走ります。

 途中山の中で一人のライダーが止まっています。「お先で~す」と通り過ぎると、「やめないんですか?」との言葉。えっ!何それ!とユーターンして「それってお誘い?」と尋ねてしまいました。なんでもさっきもの凄い雨でやる気が無くなったそうです。でもこんな山の中でやめても仕方ないし、ここから次のPCへは下り基調のはずなのでとりあえず進むことをお勧めして話をしながらしばらくは一緒に走りました。彼はその後どうしたのかは知りませんが、下れば途中駅もあるので何とかしたでしょう。

 ここからは60kmで500m弱下るので補給しながら結構なペースで走ります。雨が笑いたくなるくらい凄過ぎてテンションも高めで結構楽しかったですね。途中の川沿いではホタルを見るためにライトを消して停止。たくさんのホタルは見られましたが本当に真っ暗でした。

 異変が起こったのは、天竜川沿いへ出た320km付近からでした。走りながら補給していたのですが、だんだん気持ち悪くなり食べられなくなりました。休憩することも考えましたが雨で濡れた状態で止まることへの不安もあり、とりあえず考えながら次のPC4を目指すことにしました。

 食べることはできませんが、脚はあるので体温が下がらないように20km/h前後のペースで走ります。



 やっとPC4(371km,1:35着,平均速度19km/h)に到着しました。

 さて、走りながら悩んだ結果は『リタイヤ』。この先230kmを今の胃の状態で走りきる自信がありませんし、ここからだと自走で帰ることができます。

 休憩しながら帰る道順を考えていると、他にもリタイヤするという人がやって来ました。それも地元の人なので連れて帰っていただけるということなので、安心して1時間ほど休憩。

 ここからだと23kmだし、お喋りしながらのんびり帰ろうかと思っていたのですが、走り出すと鬼引きです。25km/hは出ているでしょうね。離されると迷子だし、脚は残っているので付いて行きます。途中Isakaさんから電話が掛かってきましたがそんなの無視無視で頑張って1時間弱で車まで戻ってきました。(後で確認すると平均時速は24.5km/h)

 お礼を言って分かれて、一応Isakaさんに電話すると、私がリタイヤすることをブログで知ったようで、「リタイヤしますから迎えに来てください」という厚かましいお願いでしたが、即効却下して私は片づけをして寝ました。



 7時半頃に331氏から電話。私がリタイヤしたことを参加者から聞いたようで帰りの相談でした。私もこの状態で帰る自信が無いので331氏を待つことにして、更に寝ました。

 331氏が帰って来たのは18時。この時点で確か6名がゴールしており、20名程がリタイヤということでした。やっぱり厳しかったようですね。



 その後、お風呂へ行って、鰻を食べて23時半にやっと家に帰ってきました。

 その3に続く

BRM626静岡600レポート(1)

2010-06-29 | イベント
 さて、DNF(早い話がリタイヤ)で終わった『BRM626静岡600』ですが、ブルベの奥深さを勉強させてもらったイベントでしたね。

 今回も静岡県は袋井市で、3月に参加したのと同じスタート・ゴールとなるので不安なく到着。途中サービスエリアで仮眠を取ろうとしたのですが、明るいのと周りの車がアイドリングしている為か暑苦しく眠れないので現地に1時に到着。仮眠は2時間ほど。

 さて、4時半に起きて準備をします。

 Isakaさんと331氏も参加されてました。

 さて、私は少し遅れて6時4分にスタートして一人で走り出します。雨はシトシトって感じで、レーサージャージだけで大丈夫。

 キューシートを見ながら走るのですが、「小さい橋の手前を右折」とありますが、目の前には普通の橋しかありませんから渡ってみましたが先に小さい橋はありませんでした。その橋は、50mはあったと思います。私としては「小さい橋=5m」だったんですがね。静岡は橋のスケールが違うのか?



 途中331氏に追いついたんですが、しばらく走るとパンク発生で後退。

 Isakaさんですか?331氏と一緒にスタートしたんですが、忘れ物をしたとかで戻ったそうです。どこかで出会っているはずなんだが気付かんかったな~

 ちょっと考え事していて左折しないといけない交差点を直進。メーターの距離を見てすぐに気が付き戻ったのですが、真後ろに参加者がいたのに教えてもらえませんでした。冷たいな~


PC1に到着(79.5km,9:16着,平均速度25km/h,32分停止)

 ここまでは、一山越えただけなので平均速度はかなり高いですね。



 買い物をしていると、331氏とIsakaさんが到着。ここでしか揃った写真は無理だろうと思い二人の写真を撮影。

 この頃から雨が強くなってきたので、レインウェア(合羽)を着て走り出しました。

 PC2までも680mの山を一つ越えるだけ。ペースの上がらない331氏と一緒に走りましたが、なんだか補給を失敗していそうな感じ。踏み気味なのか左膝がちょっと痛みます。

PC2到着(153km,13:10着,平均速度22km/h,18分停止)



 雨は相変わらず強く降っています。この先このままなんでしょうかね?

 途中メーターが動作しなくなりました。走るにはメーター命なのに・・・電池は5月に交換したところなのでたぶん電池じゃないはず。ステムから取り外してセンサーの近くへ持っていくと正常です。まさか!と思い外部バッテリーからGPSへ充電していたのを止めると正常に動作します。ケーブルがメーターの上を横切っていて、何かしらノイズを拾っていたようですね。ケーブルの取り回しを変えることで問題は解決しました。(ちょっと意外)

 その後の峠で、331氏から離れてしまい、あっという間に見えなくなりました。ここからは結構なアップダウンが繰り返すのでのんびり走行。

 やっぱり補給に失敗しているようで、力が出ず踏み重視のペダリングとなっておりかなり膝に負担が掛かっています。

 途中、100m程前を走っているライダーがコースミスをしたので大声で教えてあげました。やっぱり俺って良い人ですね。このライダーは私と同じでMTBにブロックタイヤで出場です。(3月も一緒でしたね)変な人はどこにでもいるものです。



 さて、補給失敗確定。お腹が空いて眠たくなってきたのでPCじゃないですが200km地点のコンビニで補給ストップ。先ほどのMTBと並べて撮影。

 220km付近でGPSの液晶バックライトが消えません。タッチパネルも反応ありませんが、ログは取っているようです。タッチパネルが使えないので仕方なく電源を落とします。(この機種は電源を落とすとログを保存してくれるので助かります)1度電源を入れたのですが、症状は変わらず。2度目も同じで諦めていたらしばらくして復帰してくれました。(雨が原因かな?)

PC3(237km,18:03着,平均速度18km/h,38分停止)

 GPSのログを見ると、この間は結構厳しかったですね。距離85kmで上昇累計が1400mでした。

その2に続く

明日はブルベ

2010-06-25 | イベント


 明日は、静岡のブルベ『BRM626静岡600』に参加です。

 600kmって未知です。一応目標タイムは35時間ですが、どうなることやら。

 とりあえず途中一度は仮眠を取るつもりです。

 さあ、もうすぐ出発して、途中のSAで寝て現地4時半着の予定です。

 また、気晴らしに懲りずにブログ更新しますのでよろしく。

 写真は、ブルベで使用するバッテリーの充電中。GPS、ライト、携帯充電器など結構数があります。

自己防衛的走行(2)

2010-06-24 | ツーリング
 さて自己防衛的な走行2回目は郊外編。

 幅寄せの時に書いたように、同一進行方向の自動車との関係が一番重要になります。

 この答は一つ。コミュニケーションを取りましょう。

 後方に自動車が迫っていないか、まめに後方確認を行いましょう。

 自動車が迫ってきたら、なるべく進路を譲る方向で物事を考えましょう。

 追い越せるはずなのに追い越さない場合は、ドライバーの技量による場合が多いです。このドライバーに対してはそれでも良いのですが、更に後続のドライバーのイライラ度がピークに達する前になんとしてでも道を譲りましょう。

 峠の下りなどでは、大概自転車の方が速いのですが、たまにかっ飛んで来る自動車やバイクがいますからたまには後方を確認しましょう。

 そんなとこですかね。

 それよりももっと気を付けないといけないのは、道路へ出てくる自動車や歩行者ですね。

 パッと見て「あっ!自転車だ!」と、ここでもママチャリと同じ速度だと思い速度を確認せずに出てくる場合が多々あります。ここでも『だろう運転』が役立ちます。

 自転車で走っていると、結構腹立たしいことがありますが、この『だろう運転』を実践すると腹立つことは本当に減りました。危険に遭遇する方も勿論減りました。

 2回に渡り、私の考えや実践を書いてみました。何もこれを押し付けるつもりはありませんが、少しでも参考になればと思います。

自己防衛的走行(1)

2010-06-23 | その他
 さて自己防衛的な走行ですが、今回は街中編ということにします。

 私が実践しているのが『だろう運転』「この車は止まってくれないだろう」「あの子供は道路に飛び出してくるだろう」など。これを実践していると、街中ではかなりの確率で危険を回避できると思います。また、危険な動きをした時も「あ~やっぱりね」と腹が立たないと思いますよ。

 これを念頭においてまずは、住宅地など歩道が無い幅員6m程度(中央線無し)の場合。

 前後の車両に注意しながら中央よりを走行しましょう。中央よりを走行することで、視界が広がり住宅地からの飛び出しや、交差点からの飛び出しに対応しやすくなります。

 交差点では、一旦停止標識があれば本来は停止しないといけませんが、気持ちは停止と同じくらいに左右の交通を確認して通過しましょう。一旦停止じゃなくても左右の交通を確認するのはいうまでもありません。

 一方通行を逆走している場合は十分注意しましょう。特に交差点での一旦停止の車両は一方通行進行方向からの車両しか確認しない場合があります。ドライバーを見て、こちらに気が付いていないようなら交差点への進入をやめるくらいの気持ちで走った方が安心です。

 停止したばかりの車両は、乗降の為にドアが開く可能性が高いです。十分間隔を空けて通過しましょう。一昔前は営業ナンバーは大丈夫と安心していたのですが、最近は関係なくなりましたね。

 私は、搭乗者の有無をガラス越しに確認して判断していますが、小さい子供がドアを開けるというのもあるので、開くものと考えた方が良いでしょうね。

 さて、この道路で一番気を付けないといけないのは、歩いている人やゆっくり走っているママチャリを抜かす時です。

 音だけで車両が来るかを判断しているのでしょうか、後方確認無しに平気で進路変更をしてきます。十分距離を確保して追抜くのが良いでしょうね。

 ベルを鳴らすのが一番良いのでしょうが・・・私のには付いていませんでした。通勤や通学に利用されている方は是非付けましょう。(道交法ではベル(警音器)は必要となっています。しかし、人に対して鳴らしてはいけないとも鳴っています。どこで使うんや?)



 中央線がある道路や片側2車線以上の道路の場合は、走行速度に応じて走り方を変えるのが良いかと思います。

 遅い時は左端、スピードが上がるにしたがって中央よりへ。いくら遅いといっても左端には万が一非難できるだけのスペースは作りましょう。ヒヤヒヤしながらギリギリを走る必要はありません。(ガラス片を拾ったりとパンクのリスクも高まります)スピードが高くなると左端スペースはより必要になります。そして交通の流れとあまり変わらないならば左端車線の中央を堂々と走りましょう。中途半端に左端を走っているとすぐ脇を追抜かれたりと危険ですし、その場合に避けるスペースもありません。

 しかし、この走り方の場合は常に後方に気を付け、この走り理解してくれなさそうな車両が来たらスピードを落とし左端により、先に行かせた方が安全ですね。

 駐車車両をかわす時に直前で車線変更する方が多いのですが、これって駐車車両との間隔を気にしつつ後ろからの車両有無を確認と大変です。思い切ってかなり手前から中央よりに車線変更すると楽だと思います。後方から車両が来る場合は速度差を考慮して決断してください。「私は中央に寄りますよ」的なハンドサインも有効だと思います。駐車車両をやり過ごせば即左端に寄りましょう。

 そんなことはできないという方は、安全のために歩道を走ってください。


 街中での走り方はこんなところでしょうか。細かなテクニック?は一杯あるのですがこと細かく書いても仕方ありませんしね。

 自転車は軽車両ですから、車両として堂々と車道を走るべきです。但し空気を読んで。この『空気』が読めないと、歩行者からも車両からも邪魔扱いされるんでしょうね。

 この『空気』とは、『自転車で車道を走る』ということに対してインフラが整っていない以上「ある時は歩行者、またある時は車両になれる(ならないといけない)」ということの『使い分け』では無いかと考えています。

 『自転車=ママチャリ=買い物などの短距離移動』という認識では無く、『自転車=オートバイや自動車に取って代わる移動手段』または『スポーツ』とならない以上行政が取り組んでも意味の無い『一応作ってみました』みたいな自転車道ができたりでしょうね。

 なにから取り組むべきか。ものが大きすぎてちょっと困っています。

 最後にこれだけは書いておかないといけませんね。
 道路交通法というものがありますが、今回の文章の中にはそれを無視したものがあります。これに対して「お前の文章は間違ってる」なんてコメントはお断りします。運用ということでしか考えていませんので。