「とんとんはうす大工教室」では「ボンド」「ペンキ」は使いません
小学生対象の「大工職人体験教室・前期」(児童館主催)が終了した。
「とんとんはうす」の木工の基本は「壊し易い事」~それで接着剤は使わない事にしている。
「酢酸ビニル」を使用した塗装もすすめません。
いずれゴミになって埋められるか、燃やされる。その時の「環境汚染」を防ぎたい。
(あえて塗装するなら「オスモ」を推薦する。「ウコン」「食紅」「紅花」「オリーブオイル」などの食品を使う。
昔番傘などに塗られた「柿渋」は「空と海」で手に入る。その他、天然の顔料、着色料。)
(「酢酸ビニルを燃やすと・・・」
木工用ボンドは酢酸ビニルと水でできているので、完全燃焼させればCO2と水蒸気になると言われている。・・・が、
実際は水があると不完全燃焼を起こし、二酸化炭素、水の他に一酸化炭素、アクロレインなどの有害なガスが発生。
また熱分解し酢酸ビニルモノマーやアセトアルデヒドのガス(有害)も発生。
水がなければ有害なガスも減るが、完全燃焼するにはかなりの酸素比率が必要なので、やはり同種の有害なガスは発生。)
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「大工職人体験教室・前期」は、全員が自由設計。この作品だけが「木工用ボンド」を使っている。
全面の柵の部分だが、時間があれば「小枝を使って麻ひもで編む・・・」などの工夫が欲しかった。
担当は保育士の岡崎さん。「木工用ボンド」を使わせたいと言ってきたので、・・・仕方なく。
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「現在の建築物は大量の接着剤で塗り固められている」その事への「不安」と「憤怒」がそうさせるのかも・・・。