野武 篝 かがり
お知らせです。そして是非一冊購入を。是非シェアを。そうしてもらえたら、ありがたいです。
いつもお世話になっている斉藤富嗣さんが、東日本大震災のとき、舟で津波を乗り越えたお話が絵本になります。
これはBayFMが現在取り組んでいるクラウドファンディングというプロジェクトの第三弾となります。
賛同者がクレジットカードにて購入し、目標設定額を達成するとプロジェクトが開始される仕組みです。
すでに目標額は達成されているのですが、申込みは3月18日まで受け付けています。※※クレジットはVISA、MASTERのみ
斉藤富嗣さんは、石巻の牡鹿半島でワカメ漁をしています。311の際、富嗣さんは家族を残し津波に向け舟を出しました。
地震のときは、そうするように言い伝えられていたから。
でも、この地震は予想を遥かに超えていました。大きな津波を目の前に、舟は奇跡的に乗り越え、知り合いの船に寄り添うように一夜を過ごしたそうです。...
この話を聞いたのは、BayFMの番組【HEARTLUCK】でした。
この番組は震災の年の春過ぎに、ある日、突然、何かに突き動かされたかのように始まりました。
DJはKOUSAKUさん。BayFMでは「環境大臣」とあだ名がつくほど、環境への取り組みをしている方です。
震災による震災のための復興を目指す番組。土曜の朝6時半から8時まで、毎週かかさず放送しています。
毎週、復興のための番組がある、そんな放送局もなかなかないですよね。
この番組が開催した石巻牡鹿を体験するバスツアーに参加したことが、斉藤富嗣さん、そして斉藤恭子さんとの出会いとなりました。
同じバスに「スーパーせんどう」のバイヤーさんも乗っており、せんどうさんでのワカメ販売を見届けることにもなりました。
ここに「舟」と「船」とありますが、あえて違えてます。牡鹿で直接見たのは、まさに舟。
こんなに簡素な舟で津波に向かったなんて・・・と正直、驚きを通り越してしまいました。
風化しないようにとの願いから、当日の惨状をそのまま動画にする人もいますが、私は、かつての自分を取り戻すためには、少し忘れてもいいと思っています。辛い体験なんて、そんな簡単に忘れられませんから。
今は忘れてもいい、だからこそ、忘れられない記憶を形に。
そして、この先に読む人たちの記憶に残るように。
この絵本が、その一冊でありますように・・・