岐阜県「浅野や」
http://asanoya-miso.com/milt/
<豆こうじ>1Kg 972円(税込み)
http://marukawamiso.com/spec/101-3.html
豆味噌の分類と基礎知識
味噌は大きく分けて米味噌、麦味噌、豆味噌、調合味噌の4種類に分類
米麹や麦麹を用いず、原材大豆の全てを麹にした豆麹で作られる味噌
「八丁味噌」とは、岡崎市の矢作川地域で収穫される矢作大豆と、知多の成岩や饗庭で作られる塩を用いて、八丁村で作られた。
豆麹のみで作る豆味噌(赤味噌)に必要な材料・道具
材料
豆麴 4kg
塩 740g 塩分濃度は12%
プラスチック樽を使う方は塩蓋用の塩も準備する
霧吹き
落とし布またはラップ
豆麹のみで作る豆味噌(赤味噌)の手順
下準備
1、食塩水を作る。まず水から容器に入れる。。水の温度は常温。その後塩を加えて、塩が溶けるまでかき回す。(食塩の沈殿がなくなる程度)。
2、食塩水に豆麴を入れ馴染ませる。豆麴を1つ摘み、塩味が効いていれば大丈夫。この状態でも美味しい。
3、馴染ませたら、チャック付きのビニール袋に一度入れかえ2~3日放置。空気抜きや重石は必要なし。蓋を閉め水を吸って柔らかくなるようにする。
食塩水を作る工程で、食塩が完全に溶けきらないと思います。それは食塩水の飽和濃度(物質が溶ける事の出来る限界の量)を超える食塩だから。
しかしこの製法の豆味噌には、その量の食塩が必要になる。食塩が残っても豆麴に馴染ませる。
大豆の浸透圧の関係でそのような食塩もしっかり馴染む。
仕込み味噌を作る
1、水を吸って柔らかくなった豆麴をすり鉢に移しすり潰す。
こうすることで味噌と同じような状態で熟成でき、豆麴の隙間をなくしきっちり密閉できる。
豆麴は柔らかく、隙間無く固めに仕込むのが豆味噌作りの失敗しないコツ!
味噌を仕込む
1、焼酎などのアルコールを霧吹きに入れ、チャック付きビニール袋に吹きかけ殺菌。
2、消毒した容器に味噌を仕込む。隙間無くするために拳で上から押して空気を抜きながら仕込む。
3、仕込が終わったらあとは空気を抜き、チャックをしっかりと閉め保管。
プラスチック樽を使う場合も、中に漬物用のビニール袋を敷いて、袋の中をアルコール除菌する。
仕込み味噌はそのビニール袋の中に入れる。
上記と同じように、中に味噌を詰め終わったら空気を抜きながら袋の口を閉め、その袋の上に、塩蓋用の塩を入れた袋を乗せる。
内蓋で樽の蓋をして重石を乗せたら完成。
この製法ではおよそ6kgの味噌が出来る。そのため重石は20~30%が目安なので、1.2~1.8kgとなる。
隙間を作らないのも、空気を入れないのも、アルコール除菌も基本的には雑菌やカビの防止の為。
このあたりの工程は特に気を付けてやるのが、失敗しないためのコツ。