H27構造14(2級建築士学科試験問題)
鉄筋コンクリート構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.部材の曲げモーメントに対する断面算定においては、一般に、コンクリ―トの引張応力度を無視する。
2.コンクリートの長期許容圧縮応力度及び短期許容圧縮応力度は、設計基準強度にそれぞれ1/3、2/3を乗じた値である。
3.許容応力度設計において、圧縮力の働く部分では、鉄筋に対するコンクリートのかぶり部分も圧縮力を負担するものとして設計する。
4.床スラブ各方向の全幅について、コンクリート全断面積に対する鉄筋全断面積の割合は、0.2%以上とする。
5.部材の曲げ破壊は、脆性的な破壊であり、建築物の崩壊につながるおそれがあるので、せん断破壊よりも先行しないように設計する
脆性破壊とは?
脆性(ぜいせい、brittleness)は、物質の脆さを表す技術用語。破壊に要するエネルギーの小さいことをいう。対語としては靱性(じんせい:壊れにくいこと)と展延性(壊れずに変形すること)がある。
(正解)5
建築物は、脆性による破壊(せん断破壊)より、靭性による破壊(曲げ破壊)を先行させるよう設計する。
鉄筋コンクリート構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.部材の曲げモーメントに対する断面算定においては、一般に、コンクリ―トの引張応力度を無視する。
2.コンクリートの長期許容圧縮応力度及び短期許容圧縮応力度は、設計基準強度にそれぞれ1/3、2/3を乗じた値である。
3.許容応力度設計において、圧縮力の働く部分では、鉄筋に対するコンクリートのかぶり部分も圧縮力を負担するものとして設計する。
4.床スラブ各方向の全幅について、コンクリート全断面積に対する鉄筋全断面積の割合は、0.2%以上とする。
5.部材の曲げ破壊は、脆性的な破壊であり、建築物の崩壊につながるおそれがあるので、せん断破壊よりも先行しないように設計する
脆性破壊とは?
脆性(ぜいせい、brittleness)は、物質の脆さを表す技術用語。破壊に要するエネルギーの小さいことをいう。対語としては靱性(じんせい:壊れにくいこと)と展延性(壊れずに変形すること)がある。
(正解)5
建築物は、脆性による破壊(せん断破壊)より、靭性による破壊(曲げ破壊)を先行させるよう設計する。