とんとんはうす

「住まい塾」34周年 
築百年古民家暮らし長野
2月は石垣島+鳩間島
 



 

「施工」の出題まとめ H27施工20~25

2016年02月20日 | 建築学校
今日で「施工」の出題20問まできました。今月もあと残り5問です。


 H27施工20  建具工事、ガラス工事及び内装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.水掛り部分におけるアルミニウム製建具枠の取付けにおいて、仮留め用のくさびを残したまま、モルタルを充填した。
2.樹脂製建具に厚さ18㎜の複層ガラスをはめ込むに当たって、特記がなかったので、建具枠のガラス溝の掛り代を15㎜とした。
3.グリッパー工法によるカーペット敷きにおいて、上敷きの敷詰めは、隙間及び不陸をなくすように伸張用工具で幅300㎜につき200N程度の張力をかけて伸張しグリッパーに固定した。
4.フローリングの接着剤張り工法において、板厚15㎜、板幅150㎜、板長さ1,818㎜の複合フローリングを接着剤を用いて張り込んだ。
5.洗面脱衣室などの断続的に湿潤状態となる壁の下地材料として、日本農林規格(JAS)による普通合板の1類を使用した。
【解答1】水掛り部分におけるアルミニウム製建具枠の取付けにおいて、仮留め用のくさびはモルタルを充填する前に必ず除去しなければならない。



 H27施工21  木造住宅における設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.メタルラス張りの壁にスイッチボックスを設けるに当たって、スイッチボックス周辺のメタルラスを切り取った。
2.屋内給水管の防露・保湿材には、特記がなかったので、厚さ20㎜の保湿筒を使用した。
3.雨水用の排水ますには、インバートますを使用した。
4.換気設備のダクトは、住戸内から住戸外に向かって、先下がり勾配となるように取り付けた。
5.住宅用防災警報器は、天井面から下方0.15m以上0.5m以内の位置にある壁の屋内に面する部分に取り付けた。
【解答3】雨水用の排水ますには、インバートますではなく、雨水ますを使用する。インバートますは汚水用の排水ますに使用する。

インバートます


「ます」について
http://www.soubi-kg.co.jp/gs/mas.html



 H27施工22  改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.コンクリート間仕切壁の開口部等小規模な取壊しは、所定の位置に両面よりダイヤモンドカッターで切り込み、他の構造体及び仕上げに損傷を与えないように行った。
2.モルタル塗り仕上げのコンクリート外壁の冬期における改修工事において、既存モルタルを撤去した後、躯体に著しい不陸があったので、下処理として、その箇所を目荒し、水洗いのうえ、モルタルで補修し、14日間放置した。
3.既存部分の養生において、特記がなかったので、ビニルシートで養生を行った。
4.シーリングの再充填を行うに当たって、既存のシーリング材をできる限り除去するとともに、目地部の軽微な欠損部は、ポリマーセメントモルタルで補修した。
5.コンクリート・モルタル面の塗替えにおいて、合成樹脂調合ペイントを塗布した。
【解答5】合成樹脂調合ペイントは、油性で耐アルカリ性ではないので、コンクリート・モルタル面には適応しない。



 H27施工23  建築工事又は測量と、それに用いる工法又は機械・器具との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
1.杭地業工事―――――――――プレボーリング拡大根固め工法
2.鉄筋工事――――――――――ドラッグライン
3.防水工事――――――――――トーチ工法
4.トラバース測量―――――――トータルステーション
5.水準測量――――――――――自動レベル
【解答2】ドラッグラインは掘削機械であり、鉄筋工事ではなく、土工事で用いる重機である。



 H27施工24  建築積算に関する次の記述のうち、建築工事建築数量積算研究会「建築数量積算基準」に照らして、最も不適当なものはどれか。
1.土工事における土砂量は、地山数量とし、掘削による増加や締固めによる減少は考慮しないで算出した。
2.鉄筋の所要数量は、その設計数量の4%割増を標準として算出した。
3.鉄筋コンクリート造のコンクリートの数量は、鉄筋及び小口径管類によるコンクリートの欠除はないものとして算出した。
4.型枠の数量は、各部材の接続部の面積が1.0㎡を超える場合、型枠不要部分としてその面積を差し引いて算出した。
5.シート防水の数量は、シートの重ね代の面積を加えて算出した。
【解答5】シート防水の数量における、シートの重ね代の面積は、計算の対象としない。



 H27施工25  請負契約に関する次の記述のうち、民間(旧四会)連合協定「工事請負契約約款」に照らして、最も不適当なものはどれか。
1.受注者は、工事請負契約にもとづいて、工事を完成して契約の目的物を発注者に引き渡すものとし、発注者は、その請負代金の支払いを完了する。
2.発注者は、受注者の求めまたは設計図書の作成者の求めにより、設計図書の作成者が行う設計意図を正確に伝えるための質疑応答、説明の内容を受注者に通知する。
3.工事請負契約約款の各条項にもとづく協議、承諾、承認、確認、通知、指示、請求等は、この約款に別に定めるもののほか、原則として、書面により行う。
4.受注者は、工事請負契約を締結したのちすみやかに請負代金内訳書および工程表を監理者に提出し、いずれも監理者の確認をうける。
5.受注者は、工事現場における施工の技術上の管理をつかさどる監理技術者又は主任技術者を定め、書面をもってその氏名を発注者に通知する。
【解答4】受注者は、工事請負契約を締結したのちすみやかに請負代金内訳書および工程表を監理者に提出し、請負代金内訳書のみ監理者の確認をうける。

コメント

塗装工事からの出題

2016年02月19日 | 建築学校
 H27施工19  塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.アルミニウム合金素地に塗装を行うに当たって、あらかじめ陽極酸化皮膜処理を行った。

2.屋外の鉄鋼面における中塗り及び上塗りは、アクリルシリコン樹脂エナメル塗りとした。

3.屋外のモルタル面の素地ごしらえにおいて、合成樹脂エマルションパテを使用した。

4.屋内の亜鉛めっき鋼面は、フタル酸樹脂エナメル塗りとした。

5.外壁の吹付け塗装において、スプレーガンを素地面に対して直角に向け平行に動かし1行ごとの吹付け幅の約1/3を重ねながら吹き付けた。


   
***********

耐候性塗料塗り(DP)
http://www.mko-kikaku.com/toryougaido/toryou/1/koukyoukouji/kaisyuu/2013/kaisyuu/8setutetu.htm



塗装工事素地ごしらえ詳細は、コチラ
http://www.cnet-sb.ne.jp/yci/ppbase.htm










***********



【解答3】モルタル面の素地ごしらえにおいて、合成樹脂エマルションパテを使用する場合は、雨掛りではない屋内のみとする。
コメント

塗装工事からの出題

2016年02月19日 | 建築学校
 H27施工19  塗装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.アルミニウム合金素地に塗装を行うに当たって、あらかじめ陽極酸化皮膜処理を行った。

2.屋外の鉄鋼面における中塗り及び上塗りは、アクリルシリコン樹脂エナメル塗りとした。

3.屋外のモルタル面の素地ごしらえにおいて、合成樹脂エマルションパテを使用した。

4.屋内の亜鉛めっき鋼面は、フタル酸樹脂エナメル塗りとした。

5.外壁の吹付け塗装において、スプレーガンを素地面に対して直角に向け平行に動かし1行ごとの吹付け幅の約1/3を重ねながら吹き付けた。


   
***********

耐候性塗料塗り(DP)
http://www.mko-kikaku.com/toryougaido/toryou/1/koukyoukouji/kaisyuu/2013/kaisyuu/8setutetu.htm



塗装工事素地ごしらえ詳細は、コチラ
http://www.cnet-sb.ne.jp/yci/ppbase.htm










***********



【解答3】モルタル面の素地ごしらえにおいて、合成樹脂エマルションパテを使用する場合は、雨掛りではない屋内のみとする。
コメント

金属板一文字葺き、瓦桟木、冷間接合、伸縮調整目地・・・

2016年02月18日 | 建築学校
 H27施工17   屋根工事及び防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.木造住宅の金属板一文字葺きにおいて、壁面との取合い部の雨押え包み板は、雨押え板の上端から壁面に沿って120㎜立ち上げた。

2.和形粘土瓦葺工法における瓦桟木には、特記がなかったので、幅21㎜、高さ15㎜のひのき材を使用した。

3.シーリング材の充填作業において、充填箇所以外の部分に付着したシリコーン系シーリング材は、硬化後の早い時期に取り除いた。

4.硬質ポリ塩化ビニル管製のといの継手を冷間接合とし、接着剤を用いて固定した。

5.屋根のアスファルト防水工事において、保護コンクリートに設ける伸縮調整目地のパラペットに最も近い目地は、パラペットの立上りの仕上げ面から1.5mの位置に設けた。


********

金属板一文字葺き、瓦桟木、冷間接合、伸縮調整目地・・・






瓦桟木



伸縮調整目地



パラペットに最も近い目地?



冷間接合 / れいかんせつごう
英語 cold jointing 
意味 配管現場にて火気や電熱などを使用しない接合法をいう。硬質塩化ビニル管のTS式接合など。






********

【解答5】保護コンクリートに設ける伸縮調整目地のパラペットに最も近い目地は、パラペットの立上りの仕上げ面から0.6m程度の位置に設けなければならない。
コメント

左官工事、タイル工事及び石工事

2016年02月17日 | 建築学校
 H27施工18  左官工事、タイル工事及び石工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.せっこうプラスター塗りの上塗りにおいて、加水を行ってから1時間経過したプラスターを使用した。

2.セルフレベリング材塗りにおいて、セルフレベリング材の硬化後、打継ぎ部及び気泡跡周辺の突起をサンダーで削り取った。

3.内壁タイルの密着張りにおいて、張付けモルタルの1回の塗付け面積は、2㎡以内とし、かつ、20分以内に張り終える面積とした。

4.内壁タイルの接着剤張りにおいて、タイルを張り付ける際に、下地面に吸水調整材を塗布した。

5.内壁の石張りにおいて、石材を空積工法で取り付ける際に、石材の裏面とコンクリート躯体面との間隔を40㎜とした。


********
伸ちゃんから「タイル工事」の写真送って貰いました。ありがとう。




セルフレベリング材とは、
石膏 又はセメント系の自然流動材で、不陸のあるコンクリート床面やべた基礎・布基礎の立ち上がり部の上端に5~20㎜程度流して、平たん、平滑な面をコテ押えなしで仕上げる材料。また、レベラーとも呼ばれています。



セルフレベリング(自己水平)性をもった床材で、トンボでならすことで、平滑な床下地を素早く完成させます。
セルフレベリング性が高く、フロー値200~250㎜の高い流動性を確保。
硬化時間が早く、特にニューSLでは、流し込み当日に軽歩行が可能です。
施工が簡単で所定の時間に硬化しますので、工期短縮が図れます。



********
【解答4】内壁タイルの接着剤張りにおいて、下地面は十分乾燥させ、吸水調整材を塗布してはならない。
コメント

化粧柱 鴨居 同差 梁・・・

2016年02月16日 | 建築学校
 H27施工16 木造住宅における木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.心持ちの化粧柱には、背割りを入れて使用した。

2.鴨居は、木裏に溝を付けて使用した。

3.梁には、あかまつを使用した。

4.同差と通し柱との仕口の補強には、羽子板ボルトを使用した。

5.大引は、腹を上端にして使用した。


【解答2】鴨居は、木裏ではなく、木表に溝を付けて使用する。
コメント

早や2月も半ば、お待ちかね「木工事」からの問題

2016年02月15日 | 建築学校
 H27施工15 木造住宅における木工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.せっこうラスボード張り用の壁胴縁の間隔は、455㎜とした。

2.構造用面材による床組の補強において、根太、床梁及び胴差の上端高さを同じとしたので、根太の間隔を455㎜とした。

3.厚さ12㎜の合板の留付けには、長さ32㎜の釘を用いた。

4.根太を用いない床組(梁等の間隔が910㎜)であったので、床下地材として厚さ15㎜の構造用合板を用いた。

5.柱と土台との接合部を山形プレートで補強する箇所については、その部分の構造用合板を最小限切り欠き、切り欠いた部分の周辺に釘を増し打ちした。



*** ヒント(要る?) ***

山形プレート








胴縁 根太 胴差








*** 解説 ***


【解答4】根太を用いない床組の場合、床下地材として厚さ24㎜以上の構造用合板を用いなければならない。
コメント

ブロック工事の「フェイシャル」って何?

2016年02月14日 | 建築学校
深キョンの「フェイシャルサロン月2回」?じゃなくって、平成2年の教科書だと「フェースシェル」の事らしい。
誰か「工業高校・建築施工の教科書」の新しいのを、譲ってください!








 H27施工14 補強コンクリートブロック造工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.壁鉄筋のかぶり厚さの最小値は、フェイシャルの厚さを含めずに、20㎜とした。

2.モルタルと接するブロック面については、付着物等を取り除き、十分に乾燥させた後に、ブロック積みを行った。

3.ブロックの空洞部の充填コンクリートの打継ぎ位置は、ブロック上端面から5㎝程度下がった位置とした。

4.耐力壁における1日の積み上げ高さの限度は、1.6m程度とした。

5.押し目地仕上げは、目地モルタルの硬化前に目地ごてを用いて行った。




****** ヒント



押し目地
コンクリート舗装などにおいて,滑り止めのためコンクリート硬化前に板などで平行な凹凸を付けること。②モルタル塗り仕上げ面に,目地鏝(めじごて)を使って目地を付けること。


耐力壁
建築物において、地震や風などの水平荷重(横からの力)に抵抗する能力をもつ壁のことを示す。
そうではない壁(構造的に固定されていない壁)は非耐力壁と呼ぶ。
また、木造建築物においては、耐力壁に似ているが、固定方法が不完全で抵抗力の低い壁(間仕切壁など)を準耐力壁と呼ぶ。


****** 解説


【解答2】モルタルと接するブロック面については、乾燥するとモルタルの水分が吸収されドライアウトをおこすので、原則として「水湿し」を行った後に、ブロック積みを行う。
コメント

ベースプレート?トルシア形の高力ボルト?耐火被覆材?

2016年02月13日 | 建築学校
 H27施工13 鉄骨工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.軽量形鋼の部材の切断は、手動ガス切断で行い、断面をグラインダーで仕上げた。

2.耐火被覆材を吹き付ける梁の部分には、錆止め塗装を行わなかった。

3.ベースプレートとアンカーボルトの緊結を確実に行うため、特記がなかったので、ナットは二重とし、ナット上部にアンカーボルトのねじ山が3山以上出るようにした。

4.トルシア形の高力ボルトの締付けは、一時締め→マーキング→本締めの順で行った。

5.完全溶込み溶接における余盛りは、母材表面から滑らかに連続する形状とした。



****************



軽量形鋼


軽量形鋼


耐火被覆材



溶接余盛りは




****************



【解答1】軽量形鋼の部材の切断は、手動ガス切断ではなく、高速切断機を用いる。
コメント

エレクションピースって何?

2016年02月12日 | 建築学校
H27施工12 鉄骨工事における建方に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.柱の溶接継手におけるエレクションピースに使用する仮ボルトは、高力ボルトを使用して全数締め付けた。

2.柱梁接合部の混用接合において、普通ボルトを用いた仮ボルトの締付け本数は、1群のボルト数の1/2以上、かつ、2本以上とした。

3.架構の倒壊防止用に使用するワイヤーロープを、建入れ直しに用に兼用した。

4.筋かいによる補強作業を、建方の翌日に行った。

5.溶接亜鉛めっきを施した鉄骨の建入れ直しに当たって、めっき面に傷がつかないように養生を行った。


***** ヒント *****

エレクションピース
架設時の現場溶接部に設ける架設(エレクション)用の材料(ピース)のこと。現場溶接部を仮固定し、弱軸方向の剛性確保や溶接部の形状を保持するために用いる。



建入れ直し
鉄骨建方が終わった後、柱に下げ振りを下げたり、柱の倒れを測り、たすき状にかけゆがみ直しワイヤーにより緊張し、柱を垂直にする。



混用継手
柱と梁の接合において、フランジを溶け込み溶接、ウェブをボルト接合



ボルトについては
http://www.jfe-steel.co.jp/products/building/bolt/


***** 解答 *****


【 解答4】筋かいによる補強作業は、鉄骨を取り付ける同じタイミングで、遅くとも建方の当日中には行わなければならない。
コメント

「コンクリート工事」からの出題

2016年02月11日 | 建築学校


H27施工11 コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.コンクリートの打継ぎ面は、新たなコンクリートの打込み前に高圧水洗し、レイタンスや脆弱なコンクリートを取り除いた。

2.コンクリートの締固めにおいて、コンクリート棒形振動機を用いて、その挿入間隔を60㎝以下として行った。

3.コンクリートの打込みにおいて、コンクリートの打重ね時間の間隔は、外気温が27℃であったので、150分以内を目安とした。

4.気温が低かったので、打込み後のコンクリートが凍結しないように保温養生を行った。

5.特記がなかったので、捨てコンクリートの設計基準強度を18N/㎡とし、スランプを15㎝とした。


******   ******



【解答3】コンクリートの打重ね時間の間隔は、外気温が25℃以上の場合、120分以内を目安としなければならない。




コメント

配筋検査、柱主筋、ガス圧接・・・ 鉄筋工事からの出題

2016年02月10日 | 建築学校







H27施工10 鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.柱主筋をガス圧接継手とし、隣り合う主筋の継手は、同じ位置とならないように300㎜ずらした。

2.配筋検査は、不備があった場合の手直し及び再組立てに要する労力・時間を考慮し、組み立て工程の途中で、できる限り細かく区切って実施した。

3.「SD345」の「D22」と「D25」との継手を、ガス圧接継手とした。

4.降雪時のガス圧接において、覆いを設けたうえで、作業を行った。

5.フックのある重ね継手の長さには、末端のフック部分の長さを含めなかった。



**********

ガス圧接




配筋検査【はいきんけんさ】

配筋検査とは、鉄筋コンクリート造建物の工事において、鉄筋が正しく配置されているかどうかを確認する検査のことです。
配筋とは、鉄筋コンクリート造の建物における鉄筋の配置のことで、柱・梁・壁・スラブ・基礎など、それぞれの鉄筋の配置と、寸法・数量・種別などを示した図面を「配筋図」といいます。また、コンクリートを打ち込む前に、この配筋図に基づいて正しく鉄筋が配置されているかを設計監理者がチェックすることを「配筋検査」といいます。どちらも、建物の耐久性や強度に直接影響するため、重要な検査といえます。






「鉄筋の継手」とは

「継手」は、2本の鉄筋をつなぎ合わせる部分のことです。鉄筋は運搬できる長さに切断されているため、柱や梁の中で端から端までつながった長い鉄筋が必要な場合、工事現場でつなぎ合わせて使います。このつなぎ合わせ有る部分を「継手」と呼びます。
鉄筋コンクリート構造では、鉄筋は引っ張り方向に耐える力を大きく期待されています。従って「継手」は鉄筋に加わる引っ張り方向の力を十分に伝えることができる必要があります。また、「継手」のある場所によって、工事しやすさが変わりますので、このようなことも考慮して形状が工夫されています。


************



【解答1】柱主筋をガス圧接継手とした場合、隣り合う主筋の継手位置は、400㎜以上ずらさなければならない
コメント

鉄筋のかぶり厚さ 「帯筋」参考図

2016年02月09日 | 建築学校
解答の「帯筋」参考図 CAD製作;篝






H27施工09 鉄筋コンクリート工事における鉄筋のかぶり厚さに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.柱の鉄筋のかぶり厚さは、主筋の外側表面から、これを覆うコンクリート表面までの最短距離とした。

2.設計かぶり厚さは、必要な最小かぶり厚さに施工による誤差などを割増しした値とした。

3.梁の配筋において、特記がなかったので、鉄筋のかぶり厚さを確保するために、端部以外の部分ではスペーサーの間隔を、1.5m程度とした。

4.基礎の鉄筋の組立てに当たって、鉄筋のかぶり厚さには、捨てコンクリート部分の厚さを含めなかった。

5.スラブ配筋において、特記がなかったので、鉄筋のかぶり厚さを確保するために、上端筋及び下端筋のバーサポートの数量を、それぞれ1.3個/㎡程度とした。



鉄筋の設計かぶり厚さ ( 日本建築学会「鉄筋コンクリート造配筋指針」による )
http://www.structure.jp/databook/data105.htm



ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%81%B6%E3%82%8A
鉄筋コンクリートの設計に用いる項目のひとつで、鉄筋からコンクリート表面までの最短距離のこと。



http://www.polaris-hs.jp/zisyo_syosai/kaburiatsu.html



住宅建築用語




【解答1】柱の鉄筋のかぶり厚さは、主筋ではなく、帯筋の外側表面から、これを覆うコンクリート表面までの最短距離とする。
コメント

地盤の調査事項~昨日の問題(復習)

2016年02月08日 | 建築学校
地盤の調査事項は、現場でよく見ているから結構強いと思う。語彙がシンプルなのでおさえておくといいよ。


H27施工07 地盤の調査事項とその調査方法との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。

1.基礎の深さ――――――――電気探査

2.透水係数―――――――――地下水位観測

3.N値―――――――――――標準貫入試験

4.地盤のせん断強さ―――――ベーン試験

5.地盤のS波速度の分布―――表面波探査


****** ヒント

1、電気探査




2、透水係数
透水係数は地層の透水性の程度を示す係数。一般に粒径のそろった粗粒な地層ほど大きく、細粒で混合粒径の地層ほど小さい
透水試験
http://www.f-kaihatsu.jp/gyoumu/chousabu/chousa_2.html



  地下水位観測
地下水位の観測は、一般に既存の井戸か調査ボーリング孔を用いて行われる。




3、N値 標準貫入試験
https://www.pwri.go.jp/team/geosearch/wadai_04.html




4、ベーンせん断試験は、十字状のベーンを地盤に押込み、その回転抵抗から地盤の非排水せん断強度を求める原位置試験である。この試験は、供試体が自立しないような軟らかい粘性土の強度を求めるのに適している。一般的に、ベーンせん断試験は軟弱な粘性土地盤を対象とし、試験深度は10m以浅で行われる。ベーンせん断試験は「原位置ベーンせん断試験」の名称で地盤工学会基準(JGS1411-2003)となっている。







5、表面波探査 地盤のS波速度の分布




****** 解答

【解答2】透水係数は透水試験で調査し、地下水位はボーリング孔の孔内水位を利用して調査する。
コメント

コンクリート打放しのコーン?材齢?

2016年02月08日 | 建築学校
「型枠工事」は、私より詳しいと思うけど、現場とテキスト両方で確認しておいてね。
★せき板の厚み★コンクリート打放し★打設時気温★型枠の組立★パイプサポートの高さと水平つなぎ



H27施工08 型枠工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

1.せき板として用いるコンクリート型枠用合板の厚さは、特記がなかったので、12㎜とした。

2.コンクリート表面が打放し仕上げであったので、型枠緊張材(セパレーター)にコーンを使用した。

3.早強ポルトランドセメントを使用したコンクリートにおいて、コンクリートの材齢によるスラブ下の支柱の最小存置期間は、平均気温が8℃であったので12日とした。

4.型枠は、垂直せき板を取り外した後に、水平せき板を取り外せるように組み立てた。

5.支柱として用いるパイプサポートの高さが3.6mであったので、水平つなぎを高さ2.5mの位置とし、二方向に設けるとともに、水平つなぎの変位を防止した。


****** ヒントの写真

打放し


コーン


パイプサポート



材齢について
「コンクリートの強度は一般に材令28日における圧縮強度を基準とする」と規定しています。


****** 解答


【 解答5】支柱として用いるパイプサポートの高さが3.5mを超える場合、水平つなぎの高さは2.0m以内の位置としなければならない。
コメント