今日で「施工」の出題20問まできました。今月もあと残り5問です。
H27施工20 建具工事、ガラス工事及び内装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.水掛り部分におけるアルミニウム製建具枠の取付けにおいて、仮留め用のくさびを残したまま、モルタルを充填した。
2.樹脂製建具に厚さ18㎜の複層ガラスをはめ込むに当たって、特記がなかったので、建具枠のガラス溝の掛り代を15㎜とした。
3.グリッパー工法によるカーペット敷きにおいて、上敷きの敷詰めは、隙間及び不陸をなくすように伸張用工具で幅300㎜につき200N程度の張力をかけて伸張しグリッパーに固定した。
4.フローリングの接着剤張り工法において、板厚15㎜、板幅150㎜、板長さ1,818㎜の複合フローリングを接着剤を用いて張り込んだ。
5.洗面脱衣室などの断続的に湿潤状態となる壁の下地材料として、日本農林規格(JAS)による普通合板の1類を使用した。
【解答1】水掛り部分におけるアルミニウム製建具枠の取付けにおいて、仮留め用のくさびはモルタルを充填する前に必ず除去しなければならない。
H27施工21 木造住宅における設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.メタルラス張りの壁にスイッチボックスを設けるに当たって、スイッチボックス周辺のメタルラスを切り取った。
2.屋内給水管の防露・保湿材には、特記がなかったので、厚さ20㎜の保湿筒を使用した。
3.雨水用の排水ますには、インバートますを使用した。
4.換気設備のダクトは、住戸内から住戸外に向かって、先下がり勾配となるように取り付けた。
5.住宅用防災警報器は、天井面から下方0.15m以上0.5m以内の位置にある壁の屋内に面する部分に取り付けた。
【解答3】雨水用の排水ますには、インバートますではなく、雨水ますを使用する。インバートますは汚水用の排水ますに使用する。
インバートます
「ます」について
http://www.soubi-kg.co.jp/gs/mas.html
H27施工22 改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.コンクリート間仕切壁の開口部等小規模な取壊しは、所定の位置に両面よりダイヤモンドカッターで切り込み、他の構造体及び仕上げに損傷を与えないように行った。
2.モルタル塗り仕上げのコンクリート外壁の冬期における改修工事において、既存モルタルを撤去した後、躯体に著しい不陸があったので、下処理として、その箇所を目荒し、水洗いのうえ、モルタルで補修し、14日間放置した。
3.既存部分の養生において、特記がなかったので、ビニルシートで養生を行った。
4.シーリングの再充填を行うに当たって、既存のシーリング材をできる限り除去するとともに、目地部の軽微な欠損部は、ポリマーセメントモルタルで補修した。
5.コンクリート・モルタル面の塗替えにおいて、合成樹脂調合ペイントを塗布した。
【解答5】合成樹脂調合ペイントは、油性で耐アルカリ性ではないので、コンクリート・モルタル面には適応しない。
H27施工23 建築工事又は測量と、それに用いる工法又は機械・器具との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
1.杭地業工事―――――――――プレボーリング拡大根固め工法
2.鉄筋工事――――――――――ドラッグライン
3.防水工事――――――――――トーチ工法
4.トラバース測量―――――――トータルステーション
5.水準測量――――――――――自動レベル
【解答2】ドラッグラインは掘削機械であり、鉄筋工事ではなく、土工事で用いる重機である。
H27施工24 建築積算に関する次の記述のうち、建築工事建築数量積算研究会「建築数量積算基準」に照らして、最も不適当なものはどれか。
1.土工事における土砂量は、地山数量とし、掘削による増加や締固めによる減少は考慮しないで算出した。
2.鉄筋の所要数量は、その設計数量の4%割増を標準として算出した。
3.鉄筋コンクリート造のコンクリートの数量は、鉄筋及び小口径管類によるコンクリートの欠除はないものとして算出した。
4.型枠の数量は、各部材の接続部の面積が1.0㎡を超える場合、型枠不要部分としてその面積を差し引いて算出した。
5.シート防水の数量は、シートの重ね代の面積を加えて算出した。
【解答5】シート防水の数量における、シートの重ね代の面積は、計算の対象としない。
H27施工25 請負契約に関する次の記述のうち、民間(旧四会)連合協定「工事請負契約約款」に照らして、最も不適当なものはどれか。
1.受注者は、工事請負契約にもとづいて、工事を完成して契約の目的物を発注者に引き渡すものとし、発注者は、その請負代金の支払いを完了する。
2.発注者は、受注者の求めまたは設計図書の作成者の求めにより、設計図書の作成者が行う設計意図を正確に伝えるための質疑応答、説明の内容を受注者に通知する。
3.工事請負契約約款の各条項にもとづく協議、承諾、承認、確認、通知、指示、請求等は、この約款に別に定めるもののほか、原則として、書面により行う。
4.受注者は、工事請負契約を締結したのちすみやかに請負代金内訳書および工程表を監理者に提出し、いずれも監理者の確認をうける。
5.受注者は、工事現場における施工の技術上の管理をつかさどる監理技術者又は主任技術者を定め、書面をもってその氏名を発注者に通知する。
【解答4】受注者は、工事請負契約を締結したのちすみやかに請負代金内訳書および工程表を監理者に提出し、請負代金内訳書のみ監理者の確認をうける。
H27施工20 建具工事、ガラス工事及び内装工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.水掛り部分におけるアルミニウム製建具枠の取付けにおいて、仮留め用のくさびを残したまま、モルタルを充填した。
2.樹脂製建具に厚さ18㎜の複層ガラスをはめ込むに当たって、特記がなかったので、建具枠のガラス溝の掛り代を15㎜とした。
3.グリッパー工法によるカーペット敷きにおいて、上敷きの敷詰めは、隙間及び不陸をなくすように伸張用工具で幅300㎜につき200N程度の張力をかけて伸張しグリッパーに固定した。
4.フローリングの接着剤張り工法において、板厚15㎜、板幅150㎜、板長さ1,818㎜の複合フローリングを接着剤を用いて張り込んだ。
5.洗面脱衣室などの断続的に湿潤状態となる壁の下地材料として、日本農林規格(JAS)による普通合板の1類を使用した。
【解答1】水掛り部分におけるアルミニウム製建具枠の取付けにおいて、仮留め用のくさびはモルタルを充填する前に必ず除去しなければならない。
H27施工21 木造住宅における設備工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.メタルラス張りの壁にスイッチボックスを設けるに当たって、スイッチボックス周辺のメタルラスを切り取った。
2.屋内給水管の防露・保湿材には、特記がなかったので、厚さ20㎜の保湿筒を使用した。
3.雨水用の排水ますには、インバートますを使用した。
4.換気設備のダクトは、住戸内から住戸外に向かって、先下がり勾配となるように取り付けた。
5.住宅用防災警報器は、天井面から下方0.15m以上0.5m以内の位置にある壁の屋内に面する部分に取り付けた。
【解答3】雨水用の排水ますには、インバートますではなく、雨水ますを使用する。インバートますは汚水用の排水ますに使用する。
インバートます
「ます」について
http://www.soubi-kg.co.jp/gs/mas.html
H27施工22 改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
1.コンクリート間仕切壁の開口部等小規模な取壊しは、所定の位置に両面よりダイヤモンドカッターで切り込み、他の構造体及び仕上げに損傷を与えないように行った。
2.モルタル塗り仕上げのコンクリート外壁の冬期における改修工事において、既存モルタルを撤去した後、躯体に著しい不陸があったので、下処理として、その箇所を目荒し、水洗いのうえ、モルタルで補修し、14日間放置した。
3.既存部分の養生において、特記がなかったので、ビニルシートで養生を行った。
4.シーリングの再充填を行うに当たって、既存のシーリング材をできる限り除去するとともに、目地部の軽微な欠損部は、ポリマーセメントモルタルで補修した。
5.コンクリート・モルタル面の塗替えにおいて、合成樹脂調合ペイントを塗布した。
【解答5】合成樹脂調合ペイントは、油性で耐アルカリ性ではないので、コンクリート・モルタル面には適応しない。
H27施工23 建築工事又は測量と、それに用いる工法又は機械・器具との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
1.杭地業工事―――――――――プレボーリング拡大根固め工法
2.鉄筋工事――――――――――ドラッグライン
3.防水工事――――――――――トーチ工法
4.トラバース測量―――――――トータルステーション
5.水準測量――――――――――自動レベル
【解答2】ドラッグラインは掘削機械であり、鉄筋工事ではなく、土工事で用いる重機である。
H27施工24 建築積算に関する次の記述のうち、建築工事建築数量積算研究会「建築数量積算基準」に照らして、最も不適当なものはどれか。
1.土工事における土砂量は、地山数量とし、掘削による増加や締固めによる減少は考慮しないで算出した。
2.鉄筋の所要数量は、その設計数量の4%割増を標準として算出した。
3.鉄筋コンクリート造のコンクリートの数量は、鉄筋及び小口径管類によるコンクリートの欠除はないものとして算出した。
4.型枠の数量は、各部材の接続部の面積が1.0㎡を超える場合、型枠不要部分としてその面積を差し引いて算出した。
5.シート防水の数量は、シートの重ね代の面積を加えて算出した。
【解答5】シート防水の数量における、シートの重ね代の面積は、計算の対象としない。
H27施工25 請負契約に関する次の記述のうち、民間(旧四会)連合協定「工事請負契約約款」に照らして、最も不適当なものはどれか。
1.受注者は、工事請負契約にもとづいて、工事を完成して契約の目的物を発注者に引き渡すものとし、発注者は、その請負代金の支払いを完了する。
2.発注者は、受注者の求めまたは設計図書の作成者の求めにより、設計図書の作成者が行う設計意図を正確に伝えるための質疑応答、説明の内容を受注者に通知する。
3.工事請負契約約款の各条項にもとづく協議、承諾、承認、確認、通知、指示、請求等は、この約款に別に定めるもののほか、原則として、書面により行う。
4.受注者は、工事請負契約を締結したのちすみやかに請負代金内訳書および工程表を監理者に提出し、いずれも監理者の確認をうける。
5.受注者は、工事現場における施工の技術上の管理をつかさどる監理技術者又は主任技術者を定め、書面をもってその氏名を発注者に通知する。
【解答4】受注者は、工事請負契約を締結したのちすみやかに請負代金内訳書および工程表を監理者に提出し、請負代金内訳書のみ監理者の確認をうける。