中底のくせ付け

　雪はやみましたが寒い日が続きますね。

昨日は我が家の周り・工房の周りを雪かきして体のあちこちが痛いです。（トホホ）

でも雪の降った翌日はとてもキレイです。

この時点では雪かきで疲れる事は想像もしてませんでした。（笑）


さて、ブーツ作りですが、中底のくせ付けをしました。


トンリョウでは中底に６mm前後のベンズ（ヌメ革）を使っています。

これは、ハンドソーンウェルト製法のため中底の革自体に加工が必要になるためです。
加工とは中底にウェルトを縫い付ける為の溝を掘るんですが、ここがグッドイヤーウェルトとの
大きな違いです。
（ハンドソーンウェルトは手でウェルトを縫い付けるのに対しグッドイヤーは機械でウェルトを縫い付けます。
なので縫い方も違うんですよ。）

６mm前後の革を使うので履いているうちに足に馴染み、吸湿性にも優れています。
中底の他にも裏革に使用している素上げの牛革も吸湿性を向上させています。

なので「足が蒸れる」という感覚が既製品のブーツと比べて格段に優れています。


厚さが６mmもある革をどうやってくせ付けするかというと

まず、中底の革をやわらかくなるまで水に浸けます。その後、表面が半乾きになったら
木型に釘で仮止めします。

そして、ゴムでグルグル巻きにします。

この状態で中底が乾くまで放置します。冬だと一晩じゃ乾きませんね。
乾くと木型の底面に合った状態に成型されます。
その後、ウェルトを縫い付けるための溝を掘ります。


こういった細かな違いの数々がブーツ全体の雰囲気や履き心地を変えることになります。

もちろん手間はかかってしまいますが、履き心地・耐久性を考えての事なのでけして手を抜けない
箇所だと思っています。





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２０１３年１月４日～３月３１日　までにご注文をいただいたお客様は
木型代を無料にさせていただきます。


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トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。




価格　：　ラスト(木型)代　　￥ 20,000（税込￥21,000）　※初回のご注文の場合は必要になります。
　　　　　　ブーツ代　　　　￥105,000（税込￥110,250）～


　
連絡先等は
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Tong Liao （トンリョウ）
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