トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

型紙を裁ち始めました。

2014-06-03 18:01:17 | Boots
先日、木型屋さんから受け取った木型達の修正が終わりました。


木型の修正が終わったら次の作業は 『型紙』 です。



トンリョウではそれぞれのお客さまに合わせて木型を作るんですが、その後の型紙も
それぞれの木型に合わせて裁っています。

オーダーをいただいたお客さまによってデザインが違うので型紙が必要になるんですが、
デザインが同じ場合でも型紙を新しく作っています。



というのは、お客さまの足に合わせて木型を作っているため、同じタイプの木型でも
形が違っているんですね。


そのため、その木型に合った型紙が必要になるんです。


よほど特徴のある足以外は同じ型紙でも吊り込み(成型)は出来てしまう事があるんですが、
“ピッタリあったもの” はまず無理です。


ピッタリ合った型紙を使用しないと革を無理に引いたり、逆に引けない部分もでてしまいます。


細かい事になるんですが、その合っていない部分も履き心地に影響するので
新しく型紙を作るようにしているんです。








それでは、型紙を裁ちます。


まずは、木型に “センターライン” というものを引きます。



前と後ろの“センター”に引く線なのでセンターラインです。


このラインは型紙を裁つ上でとても重要な線になります。

センターラインが曲がっていたり、ずれていたりすると木型に合った型紙ができません。

吊り込みをする際も、とても手間のかかるものになってしまいます。



考えてみると、ブーツ作りは このように 『完成したら見えなくなってしまう箇所』 がたくさんあります。


見えないから手を抜く事もできるかもしれませんが、そういう細かい部分も手を抜かずに作ったブーツは
『完成したときに“立ち姿”がキレイに見える』と信じて作っています。




センターラインが引けたら木型に型紙用のテープを貼り、貼ったテープを型紙用の紙に貼ります。

この紙にテープを貼るところも重要なんですよね。(汗)

テープは平面で、木型は立体ですから、木型にテープを貼るときも、はがしたテープを紙に貼るときも
“そのまま”では貼れないんです。


この作業は経験が必要で、作り手それぞれで違うと思います。


私が勤めに出ているときは他の方が裁った型紙を見る機会がたくさんありました。


他の方が裁った型紙を見るたびに「ふ~ん、こんな風に裁ってるんだ~!勉強になるな~。」と
思ったものです。(笑)


中には「ん!?これじゃぁ・・・・・」なんてものもありましたが・・・・(笑笑)





話がそれましたが、このテープを貼った型紙ができたら確認用の革を裁ちます。

この革を木型にかぶせて確認です。
革に引いてあるシルバーのラインは地面に対して直角の線です。
この線が直角に立っていないとブーツの筒(シャフト)が前や後ろに倒れたブーツができちゃうんですよね。
なので、この線も重要です。



この 『型紙』 はとても細かい作業で、目や背中が疲れます。(トホホ)

でも、良い型紙が出来ると「よし!カッコいいブーツができるぞ!!」と気合いが入ります。














トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。



価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,600) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代    ¥105,000(税込¥113,400)~

詳しくはホームページをご覧ください。


 
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Tong Liao (トンリョウ)
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