トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

型紙を裁つときは3つの直線が必要です。

2014-06-24 16:54:53 | Boots
セコセコとブーツ作りの準備を進めています。(笑)


トンリョウでは各オーダーに対して一点ずつ型紙を裁っているんですが、今回は型紙を裁つときに
必要なラインを紹介します。




では順をおって説明しますね。




まずは木型にテープを貼ります。

テープの貼り方は職人さんそれぞれの貼り方がありますが、私はこの貼り方が誤差やテープの無駄が少なく
済むのでこのような貼り方をしています。



テープを貼ったら 『センターライン』 を引きます。



『センターライン』 とは木型の前と後ろに引く木型の中心線です。


このセンターラインがずれたり曲がったりすると木型に合った型紙が取れなくなってしまいます。


なのでセンターラインは慎重に位置決めをして引きます。





まずは前の方から。

木型の内側にはテープが貼っていませんね。

ブーツの型紙は基本的に外側と内側を同じにします。

なので外側のみテープを貼り、外側に合わせて内側の部分を作るようになっています。




前のセンターラインが引けたら、次は後ろのセンターラインです。

踵の中心線ですね。



このように外側のみの型紙を裁つんですが、内側も同じ大きさ(吊り込み部分は除きます)になるので
センターラインの位置がとても大事になるんですね。




ここまでは普通の紳士靴や婦人靴と同じなんですが、ブーツの型紙を裁つ場合はもう一本の直線が必要になります。




それは、地面に対して垂直に伸びるラインです。



なぜ、そのようなラインが必要かというと・・・・・



ブーツの場合は筒(シャフト)があるからです。



地面に対しての垂直線が無いと筒が前や後ろに倒れてしまいます。



なので型紙を裁つ段階からラインを引く必要があるんですね。






垂直線を引くときに使うものはコレです。

実際にヒール部分に使う革です。


この革を木型の接地点に合わせて枚数を決めます。


枚数が決まったらラインを引きます。

写真の中央に引いているのが垂直線です。



テープを剥がし、元になる型紙を裁ったら垂直線が合っている事を確認し、デザインをのせていきます。




まだ、ブーツが完成していないのでブーツになったときに垂直線がどのようになるのかが説明できませんが、
以前サンプル用に製作したブーツはこのように出来上がっています。

バッチリ筒が垂直に立ち上がっていますね!


筒が前や後ろに倒れていると見た目が悪いだけでなく、履いていておかしなシワが出たり、脚に違和感のある
あたり方をするようになってしまいます。



さあ、これからデザインをのせて型紙を裁っていきます。


カッコいいブーツが出来るように型紙を裁たなくちゃ!!






そうそう、先週の土曜日に銚子までツーリングに行ってきました。(喜)


薄曇りでしたが、とても気持ち良く走る事が出来ました!


銚子の犬吠崎の写真です。



犬吠崎の灯台と海です。

海っぺりはまだ寒いですね。(笑)


気持ちの良い海の風と匂いを嗅いで充電完了です!(笑)









トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。



価格 : ラスト(木型)代  ¥ 20,000(税込¥21,600) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代    ¥105,000(税込¥113,400)~

詳しくはホームページをご覧ください。


 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
     千葉県松戸市五香南2‐31‐5元山マーケット1F中央
電 話 : 047(710)6917
U R L :order-boots.com
E mail : boots.tongliao@gmail.com
時 間 : 10:00~20:00
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

※不在の事がありますので先にご連絡をください。