暖かくなってきて桜が開花したかと思えば今日は寒いです。
工房のアラジンもまだ活躍してくれてます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/7d/acf5fc51048efe27719d57efc308565d.jpg)
さて、工房では製作中のブーツに取り付けるヒールを加工しました。
トンリョウのブーツはアウトソールを選んでいただけるんですが、ほとんどのお客さまはUSA製Vibramを選択されています。
ビブラムのアウトソールは適度に柔らかくとても履き心地がイイんです。
しかし、ちょっと厄介なのがヒールの一番下に取り付ける “トップリフト” と呼ばれているゴムです。
ビブラムのトップリフトは元々ヒールとして作られているものでそのままでは取り付けができないんです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
“ヒール” と “トップリフト” との違いはというとですねぇ。
ヒールとは踵に付いているものの全体のことを言ったり、トップリフトを除いた部分のことを言います。
トップリフトとはヒールの一番下に付く地面に接するパーツのことを言うんです。
なのでビブラムのヒールは間に革などを挟まずにそのまま使用する作りになってるんです。
ビブラムヒールの入荷した状態がこちらです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/64/986d59dcd2b9dfa374921f5576b5b828.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/68/31221a55c0e05b55610df04cd5a567d8.jpg)
アウトソールに貼り付ける部分(上部)にアールがついてますね。
これはアウトソールを取り付けた際に底面にはこのようなアールがつくためヒールにもアールをつけてピッタリ合うように作られているんです。
しかし、トンリョウで製作しているブーツはヒール高の設定がビブラムのヒールより高くなってます。
というか、ビブラムのヒールはかなり低い設計になってるんですよね。
なのでこのままビブラムのヒールのみで取り付けてしまうと接地位置が合わずに履いたときに後ろに倒れるような感覚のするブーツになっちゃうんです。
なので加工をする必要がでてきます。
加工はヒールに使用する革とピッタリ合うように平らに削ります。
削った状態がこちら。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/40/654749a682646fad5f4e9e3067b26903.jpg)
アールがついている部分をグラインダーで削り、平らになりました。
この上に積み上げたヌメ革を貼り、ヌメ革を削って接着するアウトソールとのアールを合わせます。
削ったのはこのぐらいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/1a/16f8c876856e09fd870fda1cc97ad84e.jpg)
だいたい3mm弱ですね。
『削らないほうが厚いぶん長持ちするんじゃないの?』 と思っている方。
そうじゃないんです。削ってるのはアールの付いている端の部分だけなので履いていて減っていく部分に変わりはないんですよ。
そして今日、ビブラムのヒールを見ていて気付いたことがあります。
それは接着する部分の違いです。
ブーツのサイズによってアウトソールやヒール・トップリフトのサイズも変わるんですが、通常のヒールやトップリフトだと接着面の割合が変わらないように設計されています。
しかしビブラムのヒールは違いました。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_shock_s.gif)
こうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/2a/377c725c2433ceff1898e043bfd31da8.jpg)
右より左のトップリフトの方が大きいサイズです。
サイズが分かりやすいようになのか重さを軽くするために抜いてある部分の模様?を変えてあります。
親切設計です。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_full_s.gif)
そして、その他にどこが違うかといいますと。
真ん中にある丸い部分が大きいサイズの方が小さいんです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
サイズの大きいトップリフトの方が丸い部分も大きくていいはずなんですがどうしてこのような設計になってるんだろう![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_3.gif)
謎です・・・・・・・・・
まぁ、強度的には問題ないんですけどね。
☆☆☆☆☆☆☆☆ お知らせ ☆☆☆☆☆☆☆☆
4月1日から価格を改定させていただきます。
仕入れの材料がオープンした頃に比べてなかなかの高騰ぶりの為改定させていただくことになりました。
内容は
・木型代
¥ 20,000(税抜) → ¥21,000(税抜)
・ブーツ代
エンジニアブーツ(片足にベルトが2つ付くもの)
¥120,000(税抜) → ¥123,000(税抜)
プレーンブーツ(ベルトや金具の付かないもの)
¥115,000(税抜) → ¥118,000(税抜)
編み上げブーツ
¥105,000(税抜) → ¥108,000(税抜)
※ブーツ代は各¥3,000(税抜)アップになります。
今年の4月1日から新価格を適用させていただきます。
(今年の3月末日までにご注文をいただいた方には改定前の価格でお受けいたします。)
ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。
興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。
価格 : ラスト(木型)代 ¥ 20,000(税込¥21,600) ※初回のご注文の場合は必要になります。
ブーツ代 ¥105,000(税込¥113,400)~
詳しくはホームページをご覧ください。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
千葉県松戸市五香南2‐31‐5元山マーケット1F中央
電 話 : 047(710)6917 / 090(2634)0207
U R L :order-boots.com
E mail : boots.tongliao@gmail.com
時 間 : 10:00~20:00
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
※不在の事がありますので先にご連絡をください。
工房のアラジンもまだ活躍してくれてます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/7d/acf5fc51048efe27719d57efc308565d.jpg)
さて、工房では製作中のブーツに取り付けるヒールを加工しました。
トンリョウのブーツはアウトソールを選んでいただけるんですが、ほとんどのお客さまはUSA製Vibramを選択されています。
ビブラムのアウトソールは適度に柔らかくとても履き心地がイイんです。
しかし、ちょっと厄介なのがヒールの一番下に取り付ける “トップリフト” と呼ばれているゴムです。
ビブラムのトップリフトは元々ヒールとして作られているものでそのままでは取り付けができないんです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase2.gif)
“ヒール” と “トップリフト” との違いはというとですねぇ。
ヒールとは踵に付いているものの全体のことを言ったり、トップリフトを除いた部分のことを言います。
トップリフトとはヒールの一番下に付く地面に接するパーツのことを言うんです。
なのでビブラムのヒールは間に革などを挟まずにそのまま使用する作りになってるんです。
ビブラムヒールの入荷した状態がこちらです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/64/986d59dcd2b9dfa374921f5576b5b828.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/68/31221a55c0e05b55610df04cd5a567d8.jpg)
アウトソールに貼り付ける部分(上部)にアールがついてますね。
これはアウトソールを取り付けた際に底面にはこのようなアールがつくためヒールにもアールをつけてピッタリ合うように作られているんです。
しかし、トンリョウで製作しているブーツはヒール高の設定がビブラムのヒールより高くなってます。
というか、ビブラムのヒールはかなり低い設計になってるんですよね。
なのでこのままビブラムのヒールのみで取り付けてしまうと接地位置が合わずに履いたときに後ろに倒れるような感覚のするブーツになっちゃうんです。
なので加工をする必要がでてきます。
加工はヒールに使用する革とピッタリ合うように平らに削ります。
削った状態がこちら。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/40/654749a682646fad5f4e9e3067b26903.jpg)
アールがついている部分をグラインダーで削り、平らになりました。
この上に積み上げたヌメ革を貼り、ヌメ革を削って接着するアウトソールとのアールを合わせます。
削ったのはこのぐらいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/1a/16f8c876856e09fd870fda1cc97ad84e.jpg)
だいたい3mm弱ですね。
『削らないほうが厚いぶん長持ちするんじゃないの?』 と思っている方。
そうじゃないんです。削ってるのはアールの付いている端の部分だけなので履いていて減っていく部分に変わりはないんですよ。
そして今日、ビブラムのヒールを見ていて気付いたことがあります。
それは接着する部分の違いです。
ブーツのサイズによってアウトソールやヒール・トップリフトのサイズも変わるんですが、通常のヒールやトップリフトだと接着面の割合が変わらないように設計されています。
しかしビブラムのヒールは違いました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_shock_s.gif)
こうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/2a/377c725c2433ceff1898e043bfd31da8.jpg)
右より左のトップリフトの方が大きいサイズです。
サイズが分かりやすいようになのか重さを軽くするために抜いてある部分の模様?を変えてあります。
親切設計です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_full_s.gif)
そして、その他にどこが違うかといいますと。
真ん中にある丸い部分が大きいサイズの方が小さいんです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/cat_5.gif)
サイズの大きいトップリフトの方が丸い部分も大きくていいはずなんですがどうしてこのような設計になってるんだろう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kuri_3.gif)
謎です・・・・・・・・・
まぁ、強度的には問題ないんですけどね。
☆☆☆☆☆☆☆☆ お知らせ ☆☆☆☆☆☆☆☆
4月1日から価格を改定させていただきます。
仕入れの材料がオープンした頃に比べてなかなかの高騰ぶりの為改定させていただくことになりました。
内容は
・木型代
¥ 20,000(税抜) → ¥21,000(税抜)
・ブーツ代
エンジニアブーツ(片足にベルトが2つ付くもの)
¥120,000(税抜) → ¥123,000(税抜)
プレーンブーツ(ベルトや金具の付かないもの)
¥115,000(税抜) → ¥118,000(税抜)
編み上げブーツ
¥105,000(税抜) → ¥108,000(税抜)
※ブーツ代は各¥3,000(税抜)アップになります。
今年の4月1日から新価格を適用させていただきます。
(今年の3月末日までにご注文をいただいた方には改定前の価格でお受けいたします。)
ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。
興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。
価格 : ラスト(木型)代 ¥ 20,000(税込¥21,600) ※初回のご注文の場合は必要になります。
ブーツ代 ¥105,000(税込¥113,400)~
詳しくはホームページをご覧ください。
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Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
千葉県松戸市五香南2‐31‐5元山マーケット1F中央
電 話 : 047(710)6917 / 090(2634)0207
U R L :order-boots.com
E mail : boots.tongliao@gmail.com
時 間 : 10:00~20:00
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※不在の事がありますので先にご連絡をください。