トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

革の場所を見て裁断します。

2018-05-22 19:45:56 | Boots
今日は工房のグラインダーの削り粉が工房中に舞わないようにパーテーションを固定しました。




集塵機は付いてるんですが革の削り粉って細かくて軽いからが舞っちゃうんですよね。



なのでただでも狭い工房を区切ってグラインダーを囲ってるんです。




内装工事をする前もパーテーションがあったんですがグラグラ動いちゃってました。


『どうにかしないとな~・・・・』 と思っていたんですがなかなか行動に移せず、今回内装工事をするために機械などを移動したのをきっかけに重い腰を上げることにしました。






けっこうスッキリして満足してます。









さて工房では革の裁断をしました。






今日裁断したのは編み上げブーツの革です。





革は天然のものなので革の場所によって伸びる方向も違ったり、硬さや肌目も違ってきます。




エンジニアブーツのようなプルオンのブーツはそれほど神経質になる必要はないんですが編み上げブーツの場合はパーツによって裁断する場所を考えないといけないんです。






こんな風に使い分けます。




まずはヴァンプ(甲)のパーツです。

キメの細かい丈夫で肌目のキレイな部分で裁断します。



キメの荒い部分で裁断すると履いていくうちに美しくない履きジワが入ってしまうんです。





そしてタン(ベロ)です。

見ると違いが分かりますよね。


同じ革から裁断してます。



タンは足首に当たるのでキメの細かい丈夫な部分を使うと足首が痛くなっちゃうこともあるんですよ。



なのでタンは丈夫さよりも足馴染みを考えて裁断をしないといけないんです。



もちろん履いていて革が破れてしまうというのはいけませんが快適に履くためにこのような裁断をする必要があるんです。




“贅沢にイイとこどり” だけじゃダメということですね。









編み上げブーツ一足で使う革はこのようになります。

甲革(表革)です。



今回製作する編み上げブーツはグリーンとブラウンの2色使いです。




私、個人的にこのグリーンの革が好きです。



グリーンのブーツって洋服と合わせずらそうに感じるかもしれませんがGパンにも合いますし、綿のパンツにも合わせやすい色なんですよね。


このグリーンは明る過ぎず、濃過ぎずなのでイイんです。







ライニングは一足分でこのようになります。

トンリョウで製作しているワークブーツは通常のワークブーツと違う仕立てで縫製をしています。



履いていたお客さまからは 『今まで履いた(ワーク)ブーツと全然違う。』 と言っていただける事もあります。



履き心地に違いが出るのは仕立てが違うだけではありませんが違いが出る大きな理由となってます。













裁断が終わったのでこの後は革を漉いてミシンがけです。





急がなくちゃ!! 





















トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。



価格 : ラスト(木型)代  ¥ 21,000(税込¥22,680) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代   ¥108,000(税込¥116,640)~

詳しくはホームページをご覧ください。


 
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Tong Liao (トンリョウ)
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