トンリョウ(TongLiao)ワークブーツ/バイクブーツ

ちょっと作りが違うワークブーツです。

チョット大変ですが・・・・2

2018-11-08 17:00:33 | Boots
前回は私のカワサキさんの記事で同じタイトルですが今回はお客さまからオーダーをいただいたブーツ作りに関してです。







タイトルの 『チョット大変ですが』 は木型調整でいつもはやらない作業をしました。






通常、お客さまからオーダーをいただくときは足の採寸データを元に木型屋さんと打ち合わせをして、そこそこ合った寸法で木型を作ってもらいます。



“そこそこ合った” というのは、機械で調整できる範囲なのでお客さまの足とドンピシャという訳にはいかないんですよね。



なので木型屋さんから受け取った木型をベースとして削ったり革を貼って大きくしてお客さまの足に合った木型を作るんです。







今回のお客さまは通常どおりの作業だと少し問題があるためイレギュラーな作業をしました。






採寸した足のデータがこちらです。






『232』 という数字は足長になります。


足長とはかかとの一番出っ張ってる箇所からつま先の一番出っ張ってる箇所までのことをいい、靴のサイズ選びの参考にする一つです。




つまりこのお客さまは足のサイズが 『232mm』 ということになります。



接地点の位置や足囲も関係してくるので絶対にとは言えませんが通常232mmだと靴選びは23.0cmか23.5cmを履いてみるのが妥当です。




なのでオーダーをいただいく場合も通常なら23.0cmか23.5cmの木型を発注します。

このお客さまの接地点からいくと23.0cmがベストになる寸法でした。








ただ今回は24.0cmの木型を発注する事にしたんです。










理由はというと・・・・・・






このお客さまは男性で身長がおそらく175cmはある方なんです。




身長が175cmの男性に23.0cmの木型だと足がものすごく小っちゃく見えちゃうんですよね。





足のサイズと身長が合っていれば男性、女性にかかわらず木型の大きさを変える必要はありません。





ただ今回は少しでも身長に合わせた見た目のブーツを作るため24.0cmの木型を発注したんです。




足に合っていても履いて体全体とのバランスがおかしくなってしまってはカッコよくないですもんね。








ということで木型の調整はなかなか手間がかかりました。










まずは木型屋さんから受け取った木型と足のデータを比べます。





その後、合っていない箇所に革を貼り肉付けです。

削る箇所がほとんど無かったのは幸いでした。






そして通常ではやらない調整がココです。

木型のサイズが足のサイズに対して大きいので接地点までの距離が長くなります。


なので接地点を合わせるために底面に革を貼って調整します。




これがやっかいな作業なんですよね。




木型の底面は繊細でバランスをとるのが大変なんです。







革を貼ったらグラインダーで慎重に形と寸法を整えて完成です。






完成した木型がこちら。







底面もキレイにしました。








今回の作業、手間はかかりますが作り手の私が納得できないものをお客さまに渡すわけにはいきませんからね。








さぁさぁ、カッコいいブーツを作らなくちゃ!!























トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。

興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。



価格 : ラスト(木型)代  ¥ 21,000(税込¥22,680) ※初回のご注文の場合は必要になります。
      ブーツ代   ¥108,000(税込¥116,640)~

詳しくはホームページをご覧ください。


 
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