毎年のことなんですがこの時期は慌ただしくなります。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en2.gif)
原因は確定申告です。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyos.gif)
私はどうも金勘定というか数字が羅列されているものに弱く
、毎年一苦労です。
ほんと頭から湯気が出そうです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_shock2.gif)
なんとかおおよそのところまで終わったのであとは知人に確認してもらいクリアしたいと思ってます。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en4.gif)
さて、苦手な数字も一段落していつもの作業に戻ったんですが、今工房では2種類の方法で踵周りを処理しました。
通常、オーダーをいただいた場合はハンドソーンウェルト製法でブーツを製作するんですが、その他にグッドイヤーウェルト製法でも製作しているブーツがあり製法の違いで踵周りの処理も変えています。
(“シングル” という作り方でウェルトが踵周りにかからないタイプです。)
今回はその踵周りの処理を紹介します。
まずはグッドイヤーウェルト製法で踵周りを処理した場合です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/0a/9800a134f57f5778e5cc89054ddc48bb.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/a0/794e882622fd9f02a372327870579b14.jpg)
“馬蹄型” という形のヌメ革をタックスという釘で打ち付けます。
このタックスという釘は柔らかく、木型の底面に付いている鉄板で釘の頭が潰れて固定される仕組みになっています。
木型底面の鉄板で釘の頭が潰れるので釘が足に当たることはありませんからご心配なく。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en2.gif)
このタックス、とても理に適った釘です。
馬蹄型のヌメ革を取り付けることによって断面がウェルトと同じ位置になります。
ハンドソーンウェルト製法の場合はトンリョウオリジナルの処理をしています。
通常だとハンドソーンでも馬蹄型のものを使ったり、ウェルトを縫わずにタックス止めしたりしている職人さんもいるようですね。
トンリョウで製作しているブーツの場合、ウェルトをタックス止めするとコバ幅が狭くなってしまうのでトンリョウで製作しているようなワークブーツだと踵周りが華奢になっちゃうんですよね。
ハンドソーンの場合はこのように処理しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/6c/d9ae1df2d66d72d3df0caabbf43445de.jpg)
直線のヌメ革を踵のカーブに合わせて曲げながらタックス止めをしていきます。
このヌメ革、踵周り用に作っているものでこのような形になってます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/59/05b1759764b5c8972d4917612d579d5d.jpg)
角を斜めに削ってあり底面に段差が出ないようにしてあります。
作業が終わるとこのようになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/47/b5eb768be4a819d7ce01cf05956e04f4.jpg)
ヌメ革を引っ張り過ぎると幅が細くなってしまい、引っ張りが足りないと底面が凸凹になっちゃいます。
それぞれの製法で踵周りを上?から見るとこのようになってます。
まずはグッドイヤーウェルト。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/55/6c5df17abaa1889d5e14b65e34d18c3a.jpg)
ウェルトと踵周りのヌメ革に段差がありませんね。
ハンドソーンウェルトはこのようになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/b3/1b2d6d9843f4e4faface1c279ac79ff8.jpg)
こちらもウェルトとの段差はありませんね。
結果から言うと完成すると違いは分かりません。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en1.gif)
グッドイヤーに比べてハンドソーンの方が手間がかかってるだけです。
トンリョウで製作しているハンドソーンウェルト製法の場合、完成してしまうとどこに手間がかかってるか分からないところがたくさんあります。
それは履き心地に影響したり、細かな仕上がりの違いに繋がっています。
あとは作り手である私のこだわりですかね。
☆☆☆☆☆☆☆☆ お知らせ ☆☆☆☆☆☆☆☆
4月1日から価格を改定させていただきます。
仕入れの材料がオープンした頃に比べてなかなかの高騰ぶりの為改定させていただくことになりました。
内容は
・木型代
¥ 20,000(税抜) → ¥21,000(税抜)
・ブーツ代
エンジニアブーツ(片足にベルトが2つ付くもの)
¥120,000(税抜) → ¥123,000(税抜)
プレーンブーツ(ベルトや金具の付かないもの)
¥115,000(税抜) → ¥118,000(税抜)
編み上げブーツ
¥105,000(税抜) → ¥108,000(税抜)
※ブーツ代は各¥3,000(税抜)アップになります。
今年の4月1日から新価格を適用させていただきます。
(今年の3月末日までにご注文をいただいた方には改定前の価格でお受けいたします。)
ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。
興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。
価格 : ラスト(木型)代 ¥ 20,000(税込¥21,600) ※初回のご注文の場合は必要になります。
ブーツ代 ¥105,000(税込¥113,400)~
詳しくはホームページをご覧ください。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
千葉県松戸市五香南2‐31‐5元山マーケット1F中央
電 話 : 047(710)6917 / 090(2634)0207
U R L :order-boots.com
E mail : boots.tongliao@gmail.com
時 間 : 10:00~20:00
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
※不在の事がありますので先にご連絡をください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en2.gif)
原因は確定申告です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyos.gif)
私はどうも金勘定というか数字が羅列されているものに弱く
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_ase1.gif)
ほんと頭から湯気が出そうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_shock2.gif)
なんとかおおよそのところまで終わったのであとは知人に確認してもらいクリアしたいと思ってます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en4.gif)
さて、苦手な数字も一段落していつもの作業に戻ったんですが、今工房では2種類の方法で踵周りを処理しました。
通常、オーダーをいただいた場合はハンドソーンウェルト製法でブーツを製作するんですが、その他にグッドイヤーウェルト製法でも製作しているブーツがあり製法の違いで踵周りの処理も変えています。
(“シングル” という作り方でウェルトが踵周りにかからないタイプです。)
今回はその踵周りの処理を紹介します。
まずはグッドイヤーウェルト製法で踵周りを処理した場合です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/0a/9800a134f57f5778e5cc89054ddc48bb.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/a0/794e882622fd9f02a372327870579b14.jpg)
“馬蹄型” という形のヌメ革をタックスという釘で打ち付けます。
このタックスという釘は柔らかく、木型の底面に付いている鉄板で釘の頭が潰れて固定される仕組みになっています。
木型底面の鉄板で釘の頭が潰れるので釘が足に当たることはありませんからご心配なく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_en2.gif)
このタックス、とても理に適った釘です。
馬蹄型のヌメ革を取り付けることによって断面がウェルトと同じ位置になります。
ハンドソーンウェルト製法の場合はトンリョウオリジナルの処理をしています。
通常だとハンドソーンでも馬蹄型のものを使ったり、ウェルトを縫わずにタックス止めしたりしている職人さんもいるようですね。
トンリョウで製作しているブーツの場合、ウェルトをタックス止めするとコバ幅が狭くなってしまうのでトンリョウで製作しているようなワークブーツだと踵周りが華奢になっちゃうんですよね。
ハンドソーンの場合はこのように処理しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/6c/d9ae1df2d66d72d3df0caabbf43445de.jpg)
直線のヌメ革を踵のカーブに合わせて曲げながらタックス止めをしていきます。
このヌメ革、踵周り用に作っているものでこのような形になってます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/59/05b1759764b5c8972d4917612d579d5d.jpg)
角を斜めに削ってあり底面に段差が出ないようにしてあります。
作業が終わるとこのようになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/47/b5eb768be4a819d7ce01cf05956e04f4.jpg)
ヌメ革を引っ張り過ぎると幅が細くなってしまい、引っ張りが足りないと底面が凸凹になっちゃいます。
それぞれの製法で踵周りを上?から見るとこのようになってます。
まずはグッドイヤーウェルト。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/55/6c5df17abaa1889d5e14b65e34d18c3a.jpg)
ウェルトと踵周りのヌメ革に段差がありませんね。
ハンドソーンウェルトはこのようになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/b3/1b2d6d9843f4e4faface1c279ac79ff8.jpg)
こちらもウェルトとの段差はありませんね。
結果から言うと完成すると違いは分かりません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_en1.gif)
グッドイヤーに比べてハンドソーンの方が手間がかかってるだけです。
トンリョウで製作しているハンドソーンウェルト製法の場合、完成してしまうとどこに手間がかかってるか分からないところがたくさんあります。
それは履き心地に影響したり、細かな仕上がりの違いに繋がっています。
あとは作り手である私のこだわりですかね。
☆☆☆☆☆☆☆☆ お知らせ ☆☆☆☆☆☆☆☆
4月1日から価格を改定させていただきます。
仕入れの材料がオープンした頃に比べてなかなかの高騰ぶりの為改定させていただくことになりました。
内容は
・木型代
¥ 20,000(税抜) → ¥21,000(税抜)
・ブーツ代
エンジニアブーツ(片足にベルトが2つ付くもの)
¥120,000(税抜) → ¥123,000(税抜)
プレーンブーツ(ベルトや金具の付かないもの)
¥115,000(税抜) → ¥118,000(税抜)
編み上げブーツ
¥105,000(税抜) → ¥108,000(税抜)
※ブーツ代は各¥3,000(税抜)アップになります。
今年の4月1日から新価格を適用させていただきます。
(今年の3月末日までにご注文をいただいた方には改定前の価格でお受けいたします。)
ご理解の程、よろしくお願い申し上げます。
トンリョウではお客様の足を採寸し、履き心地はもちろん、デザインや仕様まで対応してお作りします。
興味のある方・ご質問のある方はお気軽にご連絡ください。
価格 : ラスト(木型)代 ¥ 20,000(税込¥21,600) ※初回のご注文の場合は必要になります。
ブーツ代 ¥105,000(税込¥113,400)~
詳しくはホームページをご覧ください。
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Tong Liao (トンリョウ)
〒270‐2212
千葉県松戸市五香南2‐31‐5元山マーケット1F中央
電 話 : 047(710)6917 / 090(2634)0207
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E mail : boots.tongliao@gmail.com
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※不在の事がありますので先にご連絡をください。