<川は流れる>

Reiの好きなこと、ここだけの話

上海といえば

2010年03月09日 | ジュリー演劇
「風狂伝」

緒形拳演じる「仕立て屋銀次」とジュりー演じる「剃刀譲次」の物語。
銀次の娘、「上海リル」が突然横浜の町に現れ、ジョージとリルの恋物語が始まるわけだけど、
まあ、このリルが色っぽい。
三木さつきさんは、美人じゃないけど、スレンダーなスタイル抜群の容姿がめちゃかっこいい。チャイナドレスが日本一似合う。

このお芝居には見所がたくさんあって、
ひとつは「でか金の親分さん」の小松政夫さんのコント。一発ギャグ。
ふんだんに盛り込まれております。

それから、「帝大」の田中隆三さんの独特のキャラクター。
しゃべり方がどこの方言をもじったものかわからないけど、とても愉快でクールな役柄をひょうひょうと演じてました。

お馴染み富岡弘さんも「一升枡の兄貴」と呼ばれ、酒飲みのぐだぐださん。
いっつも酔っ払ってる感じがとってもよかったです。

「ちゃぶや」の女たちも元気いっぱい。
このお芝居ではけっこう激しいダンスがいっぱいあって、
みんなで踊る場面はめちゃくちゃ楽しかった~。
田中さんと富岡さんのキレのあるダンスも超オススメ。

特にタップ!
どのくらい練習したのかはわからないけど、ジュりー上手だった。
ものすごく心配しながら見てたけど、ばっちりでした。
ジュりーはタップのようなダンスは得意かも、足が強いし。
あれから一度も披露してもらってないけど、

「新・センセイの鞄」あたりでどうですか?^0^
69歳のセンセイにタップ。いいなあ、ごっついいですやん。

まだまだ見所はあります。
珠玉の曲の数々。名曲ぞろい。
cobaさんの才能があふれ出す、といった感じです。
「何処へ」と「阿片の歌」
また三木さんの歌の上手なこと。歌手としても活躍されてますよね。

それから、衣装。
ジュりーの着流しは惚れますよ。
ほんっと、見なきゃ損です。超かっこいいです。
床屋のジュりーはコミカルです。
そして剃刀を持つと狂った目になる様が恐い。
ほんとの狂気を演じてくれてます。

DVDで見るとよくわかりませんが、リアルで見ていたとき
ほんとに恐かった。すごい迫力だったんです。

リルが仁義を切る場面、ジュりーが目をうるませて口をむすんで受ける表情が
もう感動でした。
格好がいい。
ジュりーはどんな格好をしても決まるのは、足腰が強いからだと思います。

そんな見所いっぱいの「風狂伝」
お芝居好きじゃないし~の方もいらっしゃいましょうがー(笑)
これはオススメです。


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする