EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

P.F.M. セレブレイション 米プロモ盤

2024-05-20 15:13:17 | マンティコアレーベル
P.F.M. セレブレイション 米プロモ盤

マンティコアレーベルが擁していたアーティストの、
シングルレコードのプロモ盤を取り上げるのは、
確か初めてだと思います。

プロモ盤の両面に同じ曲を収録した場合、
レーベル面が、
水色(STEREO)、白(MONO)というのは、
アトランティックで統一されている仕様のようです。



水色側



白色側

これは、海外で安く出ていたところから購入したので、
どのようなスリーヴが付属しているかどうか、
ハッキリと解らないままの購入でした。

受け取ってみると、
これまで取り上げたアトランティックのカンパニースリーヴと比較した場合、
かなり色味のあるカンパニースリーヴに入っていました。



スリーヴの表側裏側もあると思いますが、
デザインは同じようです



片側の方は、上部にレコード盤が少し見える仕様

もともと、カンパニースリーヴに関しては、
その種類までは、
精査をした事もないし、
したところで解るはずもないと思っていましたので、
このプロモ盤の入手で初めて見る事のできた仕様のスリーヴでした。

楽曲「セレブレイション」ですが、
ミュージックライフの古雑誌を入手した事により、
アルバム「幻の映像」も、
日本でもシングルカットされているこの「セレブレイション」も、
チャートのランキングに顔を出していたことを知りました。

70年代初頭からのEL&Pファンであれば、
そんな事は周知の事なのでしょうが、
私は、1977年からのファンなので、
マンティコアレーベル関連でも、
古い雑誌を見て初めて知る事がほとんどですね。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

バンコ ノー・パルコ ~30周年記念コンサート

2023-11-17 09:10:50 | マンティコアレーベル
バンコ ノー・パルコ ~30周年記念コンサート 

バンコ(バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソ)は、
新譜が出る度に聴いていたわけではなくて、
CDもそんなに所持はしていません。

70年代にマンティコアレーベルが抱えていたアーティストの楽曲を、
全て聴いているわけではないのですが、
現時点では最も気に入っているバンドではありますね。

数年前も新譜を出したりしていたわけですが、
お買い物の優先順位を考えると、
後回しになってしまっています。

イタリアのプログレを聴いていらっしゃる方は、
バンコが今日にいたるまで、
イタリアでは幾つものヴァージョンのカラーヴァイナルをリリースしている事も、
良く知っている事かと思います。

私は、たまたま、私のPC画面に、
バンコのカラーヴァイナルの告知が出てきたので、
どんなモノがあるのかと検索してみたところ、
レーベル面に大きなマンティコアマークがしっかりと入っている、
リイシュー盤のカラーヴァイナルが幾つか市販されている事を、
つい最近知る事ができました。

カラーヴァイナルというのは、
私にとってはとても魅力的な品物をして映っているわけですが、
多くの場合、お求めやすい価格とは言えないので、
ピート・シンフィールドみたいに、
EL&Pとの関連が深い場合は別として、
マンティコアマークが入っているだけで、
即、購入というわけにはいかないですね。

それと、失礼ながら、
バンコの奏でてきた音楽の変遷まで、
詳しく理解しているわけではありません。

それでも、
これからさらに知りたいという欲求はあります。

そんな私ではありますが、
興味をそそられたCDがありましたので、
入手してみたわけです。



帯とジャケット

本日、取り上げたCDは、
2002年にローマで行われた、
結成30周年記念のライヴを録音したCDで、
2007年に発売された国内盤ですね。

現時点でのバンコのイタリアでの人気というのは、
よく解りませんが、
購入前に知り得た情報としては、
当時、このコンサートは、
ローマで2万人を集めて行われたとの事。

アリーナ公演が可能だったわけです。

あくまでも、
イタリア国内での人気という事でしょうが、
もし、EL&Pが2002年に公演をする事が出来ていたとしても、
どこかの国のアリーナクラスの会場での開催は難しかったとは思います。

聴いてみたところ、
収録曲の半分以上は、
所持しているアナログ盤に収録されている楽曲だったので、
とても楽しめました。

しかも、アルバム「自由への扉」の「Non Mi Rompete(私を裏切るな)」を、
ラッシュが「クローサー・トゥ・ザ・ハート」を聴衆と歌うように、
バンコが聴衆と一緒に歌う楽曲になっていた事は、
驚きでもありました。

先日、ある出来事をきっかけとして、
何とか家庭内で工夫をして、
カールの来日公演へ参加したいという気持ちが湧き上がってきたので、
もし、都内の妹宅に泊まる時は、
1年前までイタリアで過ごしていた甥っ子に、
このアルバムを貸してみようと思っています。

甥っ子の勤務先は六本木にあるのですが、
自宅への帰着は23時頃と、
都会の企業戦士なっているようなので、
話をしている時間はないかも知れないです。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

マンティコアレーベルのハンソン その2

2023-06-22 13:58:45 | マンティコアレーベル
マンティコアレーベルのハンソン その2

「マンティコア・ロック・ボックス」に関しては、
これまで、

ボックスのパッケージ、
「ストレイ・ドッグ」のセカンド、
背表紙のある厚い解説書、

を取り上げています。

また、
もの凄く興味深い解説書になっていたのと、
ダブルジャケットはダブルジャケットでミニチュア化するなど、
細部に渡る丁寧な仕事をしていると、
以前、述べた事がありましたが、

少しだけ、「もし、こうであれば、さらに良かったのに。」

という点もあったりしたわけです。

このボックスの中に「ハンソン」も2タイトル収納されています。

ちなみに、「ハンソン」に関しては、
2016年に国内アナログ盤についてレポートしています。

ハンソンのファーストアルバム
「NOW HEAR THIS」に関しては、
主立ったところでは、
英国盤と米国盤が存在しています。
ヨーロッパの国々のレコード盤も国内盤のように存在するかも知れませんが、
現時点では特に精査はしていないです。

このマンティコア・ロック・ボックスに収納されている
ジャケットは米国盤のジャケットを模したモノのようです。



アナログ盤ジャケット再現、
ミニチュア紙ジャケットCD



見開きジャケット内側



見開きジャケット外側

アルバムタイトルの「NOW HEAR THIS」の色が、
米国盤では、濃いオレンジ色になっているのですが、
英国盤では、白色になっていますね。



英国アナログ盤ジャケット
ネット上より頂戴

私は、
マンティコアからリリースされた、
EL&Pのアルバム「BRAIN SALAD SURGERY」に関しては、
ジャケットに関しては、英国盤と米国盤の大きな違いは、
なかったようなので、
マンティコアのお抱えのアーティストのアルバムのジャケットを、
英国盤と米国盤で異なったモノにするという事があろうとは、
全く考えてもいなかったのですが、
そうでもなかったという事になります。

国内アナログ盤リリース当時は、
ワーナーさんでも、
英国盤と米国盤のジャケットで、
タイトルの文字の色が異なるという事は、
全く想定していなかったのかも知れません。

結果として、
国内アナログ盤のジャケットデザインは、
米国盤を模して作られていたという事になるのでしょうが、
見開きダブルジャケットではなくシングルジャケットと、
簡略化されていました。

ビクターエンタテイメントさんでは、
EL&Pの紙ジャケットCDを、
最終的に英国オリジナル仕様に近づけていったわけですが、
この「マンティコア・ロック・ボックス」に収納されている、
アナログ盤のジャケットの再現に関しては、

「国内アナログ盤が存在していたタイトルに関しては、
ある程度は、それに沿った再現にしよう。」

という考え方をしていたのかも知れません。

その辺りの経緯については、
企画制作に携わった方のみが知るところでしょうが、
せっかく、ミニチュア紙ジャケット化をしたのですから、
英盤と米盤と国内盤のジャケットの違いについても、
解説で触れてくれれば良かったと思います。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

ワーナー 総合試聴盤 昭和48年12月

2023-01-31 13:25:53 | マンティコアレーベル
ワーナー 総合試聴盤 昭和48年12月

ジャケットが濃いピンク色の総合試聴盤を、
写真も含めて取り上げるのは初めてですね。

PFMのアルバム、
邦題「幻の映像」に収められた、
「セレブレイション」が収録してある、
総合試聴盤です。



ジャケット

総合試聴盤は、
シングルカットされる予定の楽曲のみを、
収録しているわけではないようなのですが、
「セレブレイション」はシングルレコードがリリースされていました。

この総合試聴盤のジャケットには、
「邦楽」とマジック書きがしてあります。

もともと売り物ではないので、
無意識に間違えて書いてしまったのか、
他の試聴盤をあれこれ出し入れしているうちに、
このレコード盤が入ってしまったかのどちらかなのでしょう。



収録レーベル面

ヤフオクでつぶさに確認していると、
マンティコアレーベルが誕生してから何枚かのアルバムを、
ワーナーさんではリリースしているのですが、
その頃までは、洋楽に関しては、
この濃いピンク色のジャケットを使用していたようです。

その後、洋楽は群青色のジャケット、
邦楽は、オレンジ色のようなジャケットに分別されているのですが、
分別されていない時期もあったようです。
(ちなみに、以前のブログで、邦楽は、濃いピンク系統の色と書いていますが、間違えていたようです。)

取り上げる前に、
それこそ試聴してみたかったのですが、
時間が取れなかったですね。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

マンティコア・ロック・ボックス 解説書

2022-09-16 16:42:25 | マンティコアレーベル
マンティコア・ロック・ボックス 解説書

「マンティコア・ロック・ボックス」に関しては、

こちらは、ボックス内に収納されていた解説書です。

割と厚めなので、背表紙もあるブックレットになっています。



表紙と裏表紙を除いて、
全55頁
その多くは歌詞とその翻訳に頁を費やしています

音楽評論家の片山伸さんが解説を担当しています。

マンティコアというのは、
EL&Pの最盛期に作られたレーベルである事は、
プログレファンであれば誰もが知っている事なのですが、
誰がどのような形で関わって、
アーティストを発掘していたのかというところまで、
言及したりしているのは、
国内においては、「ストレンジデイズ誌」と、
この解説書のみではないかと思います。

マンティコアレーベル時のアーティストですが、
プログレファンには良く知られていている、
「PFM」とか「バンコ」あるいは「ピート・シンフィールド」とかは、
ビクターエンタテイメントでも、
単品の紙ジャケットCDをリリースしていました。

これらのアーティストは、
品物によっては、シングルレコードのジャケットサイズの、
「プラチナSHM-CD」になっているタイトルも、
幾つかあるようでした。

それ以外のロックとしては、
「ストレイドッグ」のファースト以外は、単品でのCD化は、
ほとんど為されていなかったようです。

(精査はいたしておりません。)

ただ、このブログでもアナログ国内盤を取り上げている、
「ハンソン」のファーストとかは、ストレイドッグのファーストに匹敵するような、
良質なサウンドであると私は思っていますので、
ビクターエンタテイメントさんとしても、
アルバム単品のリリースまでは踏み切れないまでも、
マンティコア・ロック・ボックスを制作してセット販売をする事で、
EL&P関連物マニアが購入するであろう事を目論んだとも言えますね。

追って、続きのレポートを、そのうちに書く予定ではありますが、
基本的には、マンティコアの運営とアーティストの発掘に関わっていたのは、
グレッグ・レイクとスチュワート・ヤングのみとの事。

とは言っても、「バンコ」のレコーディングの時は、
キースも立ち合っていたようなので、時間がある時は、
アーティストのフォローもしていたようではあります。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

マンティコア ミニフィギュア

2022-04-01 13:31:32 | マンティコアレーベル
マンティコア ミニフィギュア

これは、マンティコアに対するちょっとしたコダワリから、
多少、関心があって入手したモノで、
EL&P関連のオフィシャルな製品とかではありません。

マンティコアという名前のキャラクターは、
2年ぐらい前に上映された、
ディズニー映画にも登場していますが、
そちらに登場する怪物は、
やや擬人化されている二足歩行のキャラクターのようでした。

そのマンティコアも幾つかの種類の海外製のぬいぐるみや、
フィギュアが発売されています。

一方、今回、取り上げるフィギュアですが、
とても安かった事と、
遠目に見ると、EL&Pのマンティコアマークに、
やや近い形状だった事もあり、
札を入れて落としました。



単色なので表情は解りにくいですね



側面から見るとやや這いつくばっている感じ



説明用紙によると人間を食べるようです
尻尾はサソリのそれではない感じ

元々はチョコエッグのカプセルに入っていたようなのですが、
私が入手したのは、説明用紙とフィギュアのセットです。

以前、EL&Pのマンティコアマークにそっくりで、
そのマンティコアに翼がついたブランドの商品を、
取り上げた事がありました。

その時にアレコレと調べてみたのですが、
当時は全く気づかなかった事に、
最近、ようやく気が付きました。

マンティコアに翼があるのと、
翼が無いのとでは、
どちらが正規の伝説として、
本当なのかという事でしたが、

どうやら、
マンティコアの翼は、
「グレートマジンガー」の、
「スクランブルダッシュ」のタイプなのではという事であります。

つまり、
飛行する必要が生じた際に、
背中から翼が出てくるという事ですね。

翼があるタイプは飛行モードを表現しているというのが、
1つの解釈ではないかと思ったわけです。

これは私が勝手に妄想しただけなので、
文献を精査した結果、得られたモノではありません。




大きさ

神話の上での伝説の怪物はさておき、
現実世界の伝説にまつわる情報を、
またyffcyesheadさんのブログから頂戴しました。

感謝いたします。

キースの身内や関係者、ミュージシャン仲間からインタビューを頂戴して、
クリス・ウェルチさんが著した書籍が今年の秋ごろ出版予定だそうです。

タイトルは、

「KEITH EMERSONTHE OFFICIAL ILLUSTRATED STORY」。

関係者やミュージシャンへのインタビューは、
その時点で存命の方々から取っているようなので、
グレッグの見解とかは出てこないわけですね。

実地見聞による取材に基づく書籍と思われますが、
キース同様に既に他界された方々の見解が無いのであれば、
全てを網羅するものでもないという事になりますね。

リンク先を見ると、
「予約受付が開始されたら告知するので登録しませんか」という事なので、
登録を済ませました。



オフィシャル本のように、予約購入者の特典として、
名前を刻んだりする事も出来るようでした。

サイトをよく見ると、昨年、発売されたEL&Pのオフィシャル本の取扱をしていたところです。

オフィシャル本の豪華装丁ヴァージョンの在庫もまだ残っているようでした。
これも時間を経る事に無くなっていくでしょう。

キース関連の新しい書籍、
私も既に老後に踏み込んでいるとも言えますが、
時間をかけて紐解く老後の楽しみがまた増えました。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

ストレイ・ドッグ While You're Down There (迷える犬)

2021-11-17 17:22:06 | マンティコアレーベル
ストレイ・ドッグ
 While You're Down There(迷える犬)

ストレイ・ドッグに関しては、
ファーストアルバムを取り上げていますが、
セカンドアルバムを取り上げるのは初めてですね。

これは、以前、パッケージだけを取り上げた、
ビクターエンタテイメントさんの、
マンティコアロックボックスに入っている、
ペーパースリーヴジャケットに収納されていたCDです。



ジャケット表



ジャケット裏

マンティコアレーベルからリリースされていたアルバムは、
日本ではワーナーさんから出ていたのですが、
どのアーティストも、
もれなくリリースしていたというわけではないようです。

ストレイ・ドッグに関しては、
ファーストアルバムの売上が、
PFMほどではないにせよ、確保できていたのかも知れません。

(デビューアルバムは、
レビューを読んでも評判が良いですし、
「なかなか良い」と思ったのは私だけではない事がわかり、
少し安心した覚えがあります。)

それで、セカンドアルバムも「迷える犬」という邦題を付けて、
リリースする運びとなったのでしょう。

帯には「迷える犬 ストレイ・ドックⅡ」と記載されていまして、
当時は、バンド名のあとに、「Ⅱ」とか付けたりしていますね。

それで、内容はどうかというと、
全体的には、前作のへヴィーかつキャッチーな感じは全く踏襲されずに、
なんだか、脳天気でファンキーなロックになってしまった印象があります。

この方向転換はファーストアルバムが思いの外、
売れなかった事によるものかも知れませんが、
それが必ずヒットに結びつくかは別の話であり、
私のような一般のリスナーから見ても、
バンドの音楽が受け入れられて成功する事は、
奇跡のようなものだと思うわけです。

あくまで想像ですが、
ワーナーさんの担当の方も、同じ事を感じたのかも知れないです。
それで、邦題が「迷える犬」になったのかも知れない。
ま、単なる妄想ですが。

ストレイ・ドッグは、
マンティコアレーベルからリリースしていたという事実が、
EL&Pの仕事の一側面として、
熱心なEL&Pファンから認知される事にもなっていると思います。

当時、バンドとして大きな成功をしなかったにせよ、
世紀をまたいでアルバムがCD化される事につながりました。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

マンティコア余談 世界の超常生物ミステリー

2021-05-07 14:12:57 | マンティコアレーベル
マンティコア余談 
世界の超常生物ミステリー

当ブログにおいては、
マンティコアレーベルに使用されていた、
マンティコアマークの形状と、
似ているモノを見つけた際に、
その事物を取り上げたりしてきました。

あくまでも、
マンティコアレーベルのマンティコアマークに、
注視していたわけです。

情報を集める過程で、
マンティコアの形状にも、
幾通りかの種類がある事が解りました。

EL&Pのマンティコアマークとは異なり、
背中に翼のようなものが生えているモノもありました。

翼のようなものがあるにせよ、無いにせよ、
あくまでも、空想上の怪物であり、
マンティコアを取り上げたりする書物は、
神話や空想上の怪物を取り上げている事典ぐらいであろうと、
勝手に思い込んでいたわけです。

今年の2月に、
秋田市への出張の帰りに、
ホームセンターに立ち寄った時に、
訳あり廉価書籍の一群が目に止まりました。

その中に、
「世界の超常生物ミステリー」
という書籍がありました。

タイトルのような書物に、
全く関心が無いわけではありません。

ただ、
この手の書籍は、
何10年と頁をめくった事すら無かったのですが、
何故か、引きよせられるように頁をめくったら、
目次に、「マンティコア」の文字を発見したのでした。

なにしろ、
学研の「ムー」誌が認定しているらしい書籍ですから、
存在する事すら仮定できない空想上の怪物を取り上げるわけがないわけです。

それなりのネタもとがあるわけです。

(異論はあるかと思いますが、80年代の初め頃までは、
特集記事によっては、雑誌「ムー」を購入したりしていたので、
傾向性は捉えているつもりです。)

この書籍には、
2008年7月5日にyoutube上にアップされて、
話題になったという生物らしきモノの
人の顔のような写真が掲載されており、
それが、伝説の魔獣「マンティコア」ではないかという
推論で締めくくられておりました。



ホームセンターでは買わなかったけど、
もっとお安いのをついつい求めてしまったわ

この記事を目にしたからといって、
私の頭の中で、
「マンティコア実在」が連呼されるわけではありませんが、
まさか、「マンティコア」が、
ムー関連の学研の書籍の話材になるとは思ってもいなかったので、
触れてみた次第です。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

ハンソンの曲が入った1974年3月臨発・4月新譜試総合聴盤

2020-10-26 16:31:41 | マンティコアレーベル
ハンソンの曲が入った
1974年3月臨発・4月新譜総合試聴盤

マンティコアレーベルの「ハンソン」のデビューアルバム国内盤は、
かなり前に取り上げていましたが、
こちらは、アルバムに収録された邦題「愛はすべてを語る」が、
収録されたワーナーパイオニアさんの試聴盤になります。

たまたま、安くでていたので、
入手してみたわけです。


SIDE 2

このタイプの試聴盤は、
確か、EL&Pの楽曲が収録されていたものを、
1枚ぐらい取り上げていたように思います。

その時の品物はカンパニースリーヴに入っていたのですが、
この品物を入手した時は、
カンパニースリーヴには入っていませんでした。

ディスクユニオンさんとかで扱っている、
アナログ12インチ盤を入れると、
中央に丸い穴が空いて、
レーベル面だけが見えるようになっている、
黒色のペーパースリーヴに入っていました。

もともと、
レコード店等に出荷されていたプロモ盤と思われますので、
最初のスリーヴはぞんざいに扱われて消失したのでしょう。

この試聴盤は、
ワーナーさんのキャンペーン等の企画に伴った試聴盤ではなく、
普通に月々にリリースされるアルバムの中から楽曲を選び、
加えて、既に発売済みのアルバムから、
シングルカットされて発売されるもの等を収録したりしているようです。



SIDE 1

アルバムリリース年月を調べてみたのですが、
「紫の炎」も「炎のロックンロール」も、
シングルカットされるという事で、
この試聴盤に収録されている感じですね。

「ハンソン」のアルバムは、
2枚ほど制作されたようですが、
日本で発売されたのは、
デビュー盤だけだったようです。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

ガレージキットのマンティコアマーク

2020-08-26 14:19:27 | マンティコアレーベル
ガレージキットのマンティコアマーク

昨年、ヤフオクで、たまたま見つけので、
画像を保存しておいたものです。

説明によると、
品物は、
JAF-CON95(当時、ホビージャパンが主催し、バンダイが特別協力をしていた、ガレージキットの即売会)に、
出品・販売されていたもののようです。
ガンプラ等に関心を持つ方々には説明不要のイベントと思われます。

95という名称から、
1995年のイベントにおいて、出品・販売されたものと、
推定されます。
このイベントは、名称を変えつつ、今にいたっています。

このガレージキットを制作された方が、
「Manticore」というメーカー名を付けていたようなのですが、
画像を遠目に見た感じでは、
そのパッケージの片隅にさりげなく印刷されているマークが、
マンティコアレーベルのマークと酷似しているので、
関心が湧いたのです。



FA-78 ガンダム フルアーマーのガレージキットです。

検索をかけたりしたのですが、それ以上の事は、全く解りませんでした。

いつぞや、取り上げた、洋服のタグにも、
マンティコアレーベルのマークに翼が映えていたのがありましたが、
このマンティコアマークのデザインを、
ガンダム関連の品物で目撃するとは思ってもいませんでした。

このマンティコアマークに関して、
使用の許諾がいるものなのかどうかも、
解らない事の1つではあります。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

マンティコア・ロック・ボックス その1

2020-05-13 11:18:34 | マンティコアレーベル
マンティコア・ロック・ボックス その1


今日は雨天なので、
身体も車内において撮影

ビクターエンタテイメントさんが国内独自でリリースしたものです。

リリース年は、2007年12月。
キースの最後の来日公演のほぼ1年前になりますね。

内容は、マンティコアからリリースされていた、
3つのアーティストのアルバムを収納しています。

1つのアーティストにつき2枚で全6枚組。
アナログ時代のジャケットが紙ジャケットで再現されています。

アーティストは、

ストレイ・ドッグ
ハンソン
ジ・イメージ

このうち、
ストレイ・ドッグとハンソンは、
このブログでは既に取り上げています。

いずれのバンドも、プログレではないという事もあり、
「PFM」と「バンコ」ほどは、親しまれていないかも知れません。

マンティコアは「より良いアーティストを発掘して売り出したい。」
という企業理念はあったようなので、
(まぁ、これはマンティコアに限らない事でしょうけど)
これらのアーティストの音楽を受けとめる側の嗜好は別として、
良いアーティストの作品をリリースしていたという自負はあったと思います。

箱はビクターエンタテイメントのオリジナルで、
このように開くようになっています。


開き具合を固定するために、
イマドキの
ウェットティッシュを突っ込んでいます

本ボックスは、
とっても厚めのブックレットが付いており、
マンティコアと収納アーティストに関する説明から、
収録曲の訳詞にいたるまで、
とても濃いものとなっています。

ただ、その記述が全て正確かというと、
そうでもない箇所も見受けられました。

「この3つのアーティスト(バンド)を1つにまとめれば、
マニアは購入するだろう。」

という、
売る側の思惑は、当然、あるでしょうが、
アナログ時代のジャケットの再現等は、
ダブルジャケットは、ダブルジャケットになっていますし、
ジャケットの表面が凹凸仕上げのモノはそのようになっていますし、
手を抜かない仕事をしています。

このような仕事ぶりを見ると、
ファンファーレボックスを国内独自のモノとして再現した場合、
世界中のEL&Pマニアが欲しくてたまらないモノが生まれる事でしょう。

アナログ盤は入らないにしても、
オリジナルCDの全セットのみであれば、
あり得ない妄想には終わらないと思うのですが、
ニーズがあまりないのかもね。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

イタリアの輝き~バンコ登場 国内盤CD

2019-06-14 16:39:01 | マンティコアレーベル
イタリアの輝き~バンコ登場 国内盤CD



2000年に発売されたと思われる、
プラケースCDです。

中古で求めたものですね。

99年の6月の解説が入っているのですが、
解説の後に付記されている事項を読むと、
99年の8月に紙ジャケットCDが発売されたようです。

ピート・シンフィールドの「スティル」などは、
最初に紙ジャケットCDが発売されて、
あまり間をおかずに、プラケースCDが発売されていたように、
以前、取り上げた時に記していますが、
このバンコのCDもそれと同時期に発売されたものと思われます。

と書きながら、さらにジャケットブックレットを見たところ、
どうやら、
紙ジャケットで出していたマンティコアのシリーズから、
厳選した4タイトルを、
通常盤としてプライスダウンでリリースしたとの事。

ちなみに、
この邦題「イタリアの輝き」のイタリア後期アナログ盤は、
このブログを始めた頃に取り上げています。
あまり、音が良くなかった印象があると記していますが、
CD化されてかなり良くなったように思います。

片山伸氏が解説を書いていますが、
イタリアのポップスやロックに遡って、
イタリアのプログレが出てきた背景にまで、
触れています。
とても興味深いものでした。

片山伸氏は、
「マンティコアは「バンコ」をPFM以上のバンドとして売り出そうとした。
しかし、英米ツアーの努力も空しく、セールスはPFMには到底およばなかった。
本作を聞く限り非難すべき箇所は見あたらないので、
マンティコア側のプロモーション態勢に矛先を向けるべき(一部略)」

と結んでいます。

もっとも、バンコがPFMに比肩するほどのセールスを獲得していたとしても、
マンティコアが多少延命するだけで、終焉は避けられなかったのでしょう。

グレッグ・レイクは、マンティコアレーベルを存続させるだけのヒットが続かなかったので、
会社をたたんだような話をしていましたが、
レーベルに相応しいアーティストを探す意欲自体が失せていたのかも知れません。

グレッグの晩年にはその意欲は復活していており、
イタリアマンティコアレーベルの先駆けとして、
グレッグの他界後にリリースされた、
トリビュートアルバム「ムーン・チャイルド」がありますが、
その後の展開は熱心に追っていないので解りません。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
にほんブログ村 音楽ブログ プログレッシブへ
にほんブログ村


THE MANTICORE RECORDS STORY

2018-09-12 10:44:25 | マンティコアレーベル
THE MANTICORE RECORDS STORY


紙製のアウタースリーヴにプラケースを収納
地味な色あい


2015年にリリースされた、
70年代にマンティコアからリリースされていたアーティストの楽曲群から、
26曲を選んで2枚組のCDに収録したものです。

2015年のリリース時に、
国内仕様盤が出ていた事も、
全く知らなかったのですが、
一昨年ぐらいに知る事ができました。

それから国内仕様盤を発注してみたのですが、
メーカー在庫切れという事でした。

高額の中古品は入手できるかも知れませんが、
そこまでして入手したいほどのものではないので、
輸入盤の未開封中古品を入手してみた次第。

収録されたアーティストの中で、
このブログで未だ取り上げていないアーティストとしては、

「Keith Christmas」と、
「Thee Image」が、

あります。

いずれ取り上げるつもりですが、
事情があって後回しになっています。

通販サイトの説明によると、
EL&P本体の曲は、
5曲入っていますが、
そのうち2曲はライヴからのものです。
ライヴ音が未発表のものかどうかまでは、
解りません。

これに加えて、
ソロシングルとしてリリースされた、

「I Believe In Father Christmas」や、

「Honky Tonk Train Blues」も、

収録しています。

ビクターエンタテイメントさんで企画した、
2007年リリースのボックスは、
マンティコアからリリースされていた、
3つのバンドのアルバムのセットでしたが、

このアンソロジー2枚組は、
主要アーティストを全て網羅しているという点では、
初物だったという事になるかと思います。

仮にさらに豪華なものを制作するとしたら、
マニアにとっては嬉しいものですが、
売れるわけではないと思います。

また、
これまで2種類ほど取り上げている、
アイランドレーベルのアンソロジーCDボックスは、
3枚組でしたので、
それからすれば、
アウターケースに記載されているリリース期間からいっても、
2枚組が妥当かも知れないですね。


シュリンク上に貼られたシール


以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
にほんブログ村 音楽ブログ プログレッシブへ
にほんブログ村


ストレイ・ドッグ 米 プロモ盤

2017-05-24 13:05:12 | マンティコアレーベル
ストレイ・ドッグ 米 プロモ盤



ストレイ・ドッグ(Stray Dog)に関しては、
英国アナログ盤を取り上げていたと思いますが、
本日取り上げるのは、ファーストアルバムの、
米国でのプロモ盤ですね。

プロモ盤は英米でも白色レーベルを用いている場合がありますが、
これに関しては、
市販盤との違いはないと思われます。


レーベル面


ジャケットにDJプロモ盤のシールが貼られています


なぜか、インナースリーヴはアトランティックのものが付属
オリジナルのインナーではないと思われます



紹介ペーパー(下)と、
プロモ用の写真(上)


国内盤CDについていた解説によると、
マンティコアレーベルには、
英国の担当と米国の担当がおり、
それぞれアーティストの発掘を行っていたとの事。

リリースの決定に関しては、
英米問わず、グレッグが関与していたようですね。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
にほんブログ村 音楽ブログ プログレッシブへ
にほんブログ村


マンティコアマークに関する事

2017-03-08 11:50:14 | マンティコアレーベル
マンティコアマークに関する事

マンティコアはアルバム「タルカス」の内ジャケットに登場し、
尾の先端のサソリの毒針によって、
タルカスの目を傷付けた怪物です。

ネットをやるまでは、
マンティコアについて調べてみようという気も起きなかったのですが、
調べてみると一般的には怪物として、
認識されているようですね。

内ジャケットのストーリーというのは、
タルカスにとって敵と見えし物体に遭遇すると、
砲門からぶっ放して、叩きのめしている様子です。

形状は、
タルカスも叩きのめされる側の怪物も、
メカと生物が合体している感じです。

一方、マンティコアは怪物といっても、
生物の融合体のような感じです。

内ジャケット絵の展開から、
タルカスが暴れん坊で、
マンティコアは神獣なのかなと思っていましたが、
どうやらマンティコアもただの怪物らしい。

怪物と怪物の戦いという事なのでしょう。

マンティコアは、
人面という事になっていますが、
ネット上を検索してみると、
人面でないヴァージョンもあるようですし、
翼を持っているマンティコアもありますね。

マンティコアという皮の衣装を制作したりしているブランドみたいなところもあり、
そこのマークらしきモノがこんな感じなのです。


入手した山羊の皮の衣服の
襟の下のところにあるマーク
朝、あわてて撮ったからボケた!



ネットから拾いました

安い品物を入手してみたのですが、
お手入れの仕方等を記してある日本語のタグが付いていました。

いわゆるマンティコアに翼がついている形状なのですが、
これだと、
EL&Pのマンティコアレーベルのマークに翼をつけただけのデザインです。

但し、これは逆も然りで、
EL&Pのマンティコアマークの方が後発だとした場合、
EL&Pのマンティコアマークの形状は、
翼をカットしただけだという事になります。

先日、熱心なEL&Pファンの友人と会う機会がありまして、
この事を尋ねてみたのですが、「初耳」との事。

いずれにしましても、
随分と似ているモノが存在するものです。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。
にほんブログ村 音楽ブログ プログレッシブへ
にほんブログ村