EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

書籍「チャイコフスキー・コンクール」中村紘子著の思い出

2016-07-29 16:56:29 | EL&Pにまつわる少年時代から20代の頃の思い出
書籍「チャイコフスキー・コンクール」中村紘子著の思い出

今日は、河出ムックが発売予定日通りであれば、地方の書店にも入荷していると思い、
トヨタの書店の書籍コーナーに午後から向かったのですが、
背表紙を見つける事ができました。

パラパラとめくりましたが、
こちらの書籍に関しては、キーボードマガジンの特集と違って、
何とか読む事ができそうです。

ベタ誉めになっていない構成も、
ひとまずは、善意に解釈する事とするか。

今日は思い出話です。

EL&Pとは、あまり繋がりのない話題になりますが、
このような書籍もEL&Pを好きにならなければ、
買い求める事もなかったかも知れないので、
著者の訃報を今朝、ラジオのニュースで耳にしましたので、
その頃の事を少し書いてみたいと思います。

私は、仕事の関係で、
1986年の4月から1989年の3月までは、
埼玉県草加市に居住していたのですが、
1989年の4月1日付で、初めての人事異動を経験し、
埼玉県熊谷市に引っ越しをしました。

この頃というのは、
1988年の12月に、
キースのクリスマスアルバムがリリースされてから、
1年も経過していない頃でしたので、
EL&Pのメンバーの音に飢えている状態ではなかったと思います。

草加市では、
会社で借りているアパートの同室の先輩が、
テレビを所持しており、
時々、それを一緒に見たりしていました。

熊谷市では、
同居する先輩も後輩もいなかったので、
アパートでの初めての一人暮らしのような感じになりました。

また、テレビを所持していなかったので、
引っ越してからしばらくは、
映像のない生活を送っていましたね。

結局、その年の夏に、仕事の絡みでJAさんにお世話になりまして、
テレビもない生活をグイグイと突っ込まれまして、
テレビを購入する事にはなりましたけど。

日中は営業で回っているので、
書店のチェックをしていたのですが、
ロードサイド沿いの大きな書店の黎明期のような、
書店がありまして、
そこで、様々な書籍を求めたりしていました。

その中で、
「チャイコフスキー・コンクール」というタイトルの書籍に手が伸びまして、
テレビのないアパートで、
仕事を終えて、外食をして帰宅した後に、夢中になって読んでいたわけです。

内容に関してはほとんど記憶していないのですが、
このような書籍というのは、
EL&Pを好きな人なんかは、ピアニストが著した書籍という事で興味が湧きますし、
しかも売れているとなると、手にとって見たくなるのは、自然の流れですよね。

そしてクラシック界の賞にまつわる、
一般人では決して知ることのできない世界をかいまみせてくれるわけです。

私にとっては、かなり興味深く、読み応えのある内容でした。

著者は、それ以前から、テレビのCMにも出演したりしていたので、
ピアニストとしての知名度も、クラシック畑の人達の中では、
抜きんでていたと思います。

しかも書物を著したら、賞まで頂戴するわけですから、
その世界にいる人にしか解らない事を、
解りやすく読者に伝える筆力があったのだと思います。

病死との事でした。

ご冥福をお祈りいたします。

以上。

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ザ・ナイス ARS LONGA VITA BREVIS 1980年 イタリア盤

2016-07-27 17:08:24 | Keith Emerson THE NICE関連
ザ・ナイス ARS LONGA VITA BREVIS 
1980年 イタリア盤





レーベル面

このアルバムのジャケットを最初に見たのは、
掲示板にラヴ・ビーチさんが投稿してくれた時だったと思います。

目の色が赤くてちょっと不気味という書き込みだったような気がしますが、
写真とかで赤目というのがあるので、
そんな写真を適当にジャケットに用いているのだろうかとか、
思っていたわけです。

実際に目にしてみると、
メンバーのモノクロ写真を粗目に仕上げて、
わざわざ、目の瞳の部分に、
朱色で着色しているというジャケットでした。

以前、「ピアノが海中に沈んでいくイラスト」のジャケットの、
ザ・ナイスのファーストアルバムを取り上げました。

このアルバムのリリースも同じところのようで、
セカンドアルバムを1980年に再リリースするに際して、
このデザインになったようです。

以上。

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RETURN OF THE MANTICORE castle盤 その1

2016-07-25 20:03:19 | 「リターン・オブ・ザ・マンティコア/THE RETURN OF THE~」
RETURN OF THE MANTICORE castle盤 その1

この「リターン・オブ・ザ・マンティコア」のcastle盤のヴァージョンが、
ヴィクトリー・ミュージック盤と異なっているのを知ったのは、
遅まきながら、数年前の事でした。

先般取り上げた、「キング・ビスケット・ライヴ」のジャケットもそうでしたが、
この「RETURN OF THE MANTICORE castle盤」
なども、サイト上で小さな画像をパッと見た感じでは、
ヴィクトリー・ミュージック盤との違いを見逃してしまいますね。

目視で解るのは、まず、「ELPマークの色」が異なるという事ですね。



ヴィクトリー・ミュージックのボックスのELPマークは、「銀色」
これに対して、この商品は、「白色」です。

これに関しては、サイトの画像を凝視すれば解るものでしたが、
海外の通販サイトで、
ELPマークの色の違いのみならず、
CDのセットの仕方そのものが、
国内盤の第2ヴァージョンと同様である事を知ったのは、
ちょっと驚きでした。

いわゆるプラケース4個を箱詰めにする仕様から、
書籍のハードカバーを模したデジパック仕様のような感じになっていたわけです。



国内盤の第2ヴァージョンは、
ジャケットの色そのものが異なっていたので、
初回リリースヴァージョンとの違いも解りやすかったです。

加えて、秋田市のタワレコで、国内盤の第2ヴァージョンを、
実際に手にとって見る事のできる機会がありまして、
書籍のハードカバーを模したデジパック仕様である事が解りました。

また、サイト上の画像は、同じ品物でも、写真によって微妙に色合いが異なる事があるわけですが、
このcastle盤も、ベースとなる色はヴィクトリー・ミュージック盤と同じ色であると、
思い込んでいたわけです。

ところが、実際に手に取ってみると、初回リリースの「紅色」のような感じではなく、
「朱色」に近い感じですね。

基本的なジャケットデザインの構図は踏襲して、
彩色に関しては、独自色を出そうとしたのだと思います。

以上。

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吉松隆 タルカス クラシックmeetsロックCD

2016-07-22 17:40:18 | 他のミュージシャンによるタルカス演奏関連
吉松隆 タルカス クラシックmeetsロックCD


プラケース裏側と帯

吉松隆さんのCDは、
先に大河ドラマの平清盛のサントラのvol.2を取り上げたのですが、
タルカスをオーケストラでライヴ演奏をしたのが、
このタイトルのCDでした。

「始めにライヴありき」

だったわけですね。

この時のライヴ、
チケットを購入したけど、
家族の入院で上京を見合わせた話はしましたが、
ジャケットブックレットの吉松隆さんのコメントを見ると、
先の見えない中での大胆な挑戦であった事が解ります。

私などは、

「オーケストラでタルカスを聴けるなんて、スゴイ事になったものだ!」

などと、
EL&Pファンとして、単純に喜んでいたわけです。

キース・エマーソンは、
過去のクラシックの作品をそのまま演奏する事だけが全てではないだろうと、
ザ・ナイス時代に、クラシックの作品をロックにアレンジするという試みをしたわけですが、
ロックというフィールドは、様々な自由な試みを許容するものであったのだと思います。

一方、吉松隆さんの、ロック音楽をオーケストラでのライヴ演奏にするという挑戦は、
プログレッシヴ・ロックのファンが喜んでも、
クラシックファンがどのように受けとめるかと想定した場合、
ほとんど無視されるような状態の中でのスタートだったようです。

その世界の中で、
この企画を立案し、遂行し、成功に導く事ができた気苦労と重圧は、
ご本人にしか解らない事であります。

その後、テレビ番組、「題名のない音楽会」でも、
オーケストラによるタルカス演奏が行われましたが、
全てはこの東京オペラシティのライヴから始まった事は確かです。

ジャケットに用いられているタルカスは、
CGではなく、ジャケット撮影のために制作されたフィギュアのようです。
吉松さんのブログによると、
東日本大震災で、一部、破損してしまったようですね。

以上。

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1996年 EL&PJAPAN TOUR キャップ

2016-07-20 13:47:37 | コンサート会場での販売商品Emerson,Lake&Palmer
1996年 EL&PJAPAN TOUR キャップ

ここのところ、
とてもとても忙しくて、更新が少し滞ってしまいました。

取り上げる品物の整理も滞っております。

とりあえず、玄関にぶら下げてあったものを、
昨日、車に積んできました。

1996年の来日コンサートの折りに、
会場で販売していたキャップですね。

mixi内の日記で2009年に取り上げています。


後ろ側

このキャップは、
前面にELPマーク、
後頭部にあたる部分には、
バンド名と来日年が記されています。

プリントではなく刺繍です。

このマークと文字の色が、
黄色のものとかも販売されていましたので、
お金があるマニアの方は、
全て揃えたのではないかと思われます。

この1996年の来日時のキャップが、
オークションに出品されているのは、
3・4年に一度ぐらいですね。

秋になったら、
「EL&Pのバンドとしての来日から、ちょうど20年を迎える事になるな」
と思っていましたが、
「EL&P最終来日公演から20年」という事態となりました。

何度か洗っているので、色落ちもしていますが、
記念のキャップとなってしまいましたね。

以上。

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展覧会の絵 国内アナログ 初回盤 ¥2000帯

2016-07-16 16:44:55 | 「展覧会の絵 / Pictures at an ~」
展覧会の絵 国内アナログ 初回盤 ¥2000帯

私はEL&Pの「展覧会の絵」のレコードに関しては、
初回リリース盤から価格が値上がりしていったとはいえ、
数種類あるワーナーの廉価盤のシリーズを除いては、
帯のデザインに違いはないと思っておりました。

このブログでは、「ザ・ナイス」の「エレジー」のアナログ初回と思われる帯が、
ディスクユニオンの販促品で、
完全再現が為されていない事を取り上げてみたのですが、
その時は、「字体」の微妙な違いについて触れました。

先般、「展覧会の絵」の初回盤を入手する機会がありまして、
一目見て、私が1977年に購入したアナログ盤の「帯」と異なっている事が、
初めて解った次第です。







基本的なデザインは、同じなのですが、

帯の両端に白い部分があったのですね。

この両端に白い部分がある帯が、
最初のリリース時にセットされて、
一般的に知られている帯に変わったのは、
割と早い時期なのかも知れません。
国内で売れ始めて、追加プレスが始まってから、
すぐに白い部分が無くなったとも考えられます。

そのため、ビクターエンタテイメントさんのCDにつける
アナログ時代の帯の再現においても、
「展覧会の絵」に関しては、
この白い部分を取り入れたデザインにはなっていないようです。

以上。

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KING BISCUIT FLOWER HOUR PRESENTS EMERSON、LAKE&PALMER

2016-07-13 16:44:20 | 1990年以後に発売されたEL&PのライブCD等
KING BISCUIT FLOWER HOUR PRESENTS
EMERSON、LAKE&PALMER



CD盤面

このアルバムの国内盤を2012年の3月に取り上げていますね。
2枚組のCDで、特別な仕様(エクストラ仕様)になっている事は、変わりありません。

90年代の2枚組CDに関しては、
コンパクトな仕様になるのは、輸入盤の方が早かったと、
「レディース&ジェントルメン」のプラケースCDを用いて説明した事がありますが、
このアルバムも同様ですね。

オークションなどで、CDが単品で出品されず、
幾つかのタイトルが抱き合わせで出品される事があります。

その中に目をつけているCDが、意外に安かったりすると、
ついつい手を出してしまう事があります。

このCDは、他に欲しいCDと抱き合わせで出品されていたので、
それを運良く入手したら一緒に付いてきたという感じですね。

輸入盤も大手通販サイトなどで、注視せずにみていると、
国内盤と同じジャケットでしたので、
それほど関心はなかったのですが、
実際に手にしてみると、微妙な違いがありました。

微妙な違いとは言っても、
このタイトルの場合、輸入盤が先行してリリースされていたと思われますが、
ビクターエンタテイメントさんの、
「ライヴ・アット・ロイヤル・アルバート・ホール」や、
「ハイ・ヴォルテージ・フェスティヴァル 2010」のように、
一目見て、英国盤と異なっているジャケットを制作している場合と違い、
解りにくいものです。


国内盤


輸入盤(おそらく米盤か)


特にこのジャケットの下部の説明の文字を国内盤では、
どうして取り入れなかったのかは、解りませんが、
やや注視すると、国内盤と輸入盤の違いが解るようになっていたという事ですね。

とっくに気が付いているマニアの方はいたのかも知れませんが、
私はたまたま本日気が付いたというわけです。

以上。

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Heat Of The Moment オランダ盤 シングルレコード

2016-07-11 12:58:55 | Carl Palmer関連
Heat Of The Moment オランダ盤 シングルレコード

イエスの秋頃の来日が決定したようですね。

創業メンバーのいないイエスという事になりますが、
スティーヴ・ハウとアラン・ホワイトが健在でいる限り、
70年代のアルバムの再現ツアーは続いていくのでしょう。

アラン・ホワイトに続く重鎮の立場には、
ジェフリー・ダウンズがいるわけですが、
メンバーの経歴から見たら、
音の方はともかくとして、
5人中、2人はエイジアのオリジナルメンバーという布陣です。

ジェフリー・ダウンズが、イエスを熱心にやる限り、
エイジアの次のアルバムも登場しないでしょうから、
カールは、自分のバンドで稼ぐしかないですよね。

エイジアのオランダ盤のレコードは、何点か取り上げていますが、
デビューアルバムからのシングルカット作品を取り上げるのは、
初めてかと思います。


ジャケット表側


レーベル面

これまで取り上げてきたエイジアのレコード等は、
国内盤はともかくとして、英国盤とかオランダ盤がほとんどですね。

理由の1つに、オランダ盤の中古品が安価であるというのはあります。
シングル盤などは、EL&Pのシングル盤と価格を比べると、
十分の一ぐらいの価格で手に入るという事はありますね。

それと、オランダ盤は、
既に取り上げている12インチシングルのジャケットに象徴されるように、
英国オリジナルデザインに、少しだけ付け足しをする事によって、
微妙な変化を加えるというケースがあります。
その変化も一目見て解りやすいものがほとんどです。

ファーストアルバムからのシングルレコードのジャケットは、
ほとんどの国が、
アルバムのデザインの一部を用いて制作している事がほとんどなので、
このオランダ盤のシングルジャケットも特に際立った特徴はありません。


ジャケット裏側

また、シングルレコードの裏ジャケットに、
カセットテープの商品番号が記されている事がありますが、
この裏ジャケットには、
カセットテープのパッケージデザインも、
カラーで取り入れているので、それはちょっと珍しい感じがしますね。

以上。

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スティル ピート・シンフィールド 国内プラケース盤

2016-07-07 17:39:07 | EL&Pを支えたアーティスト・プロデューサー等
スティル ピート・シンフィールド 国内プラケース盤


帯とジャケット


CD盤
プラケースがオリジナルかは不明



ピート・シンフィールドの国内初の公式CD盤は、
1999年の紙ジャケットCDからスタートしたと、
それを取り上げた時に記述しております。

そのリリースから半年ぐらいで、発売されたのが、
このプラケースCDのようです。

わずか半年で再リリースとは、
その時の一連の紙ジャケットのシリーズ、
特にピート・シンフィールドは、国内初CD化でしたので、
けっこう売れたのかも知れないですよね。

ビクター・エンタテイメントさんは、
EL&Pに関しては、CDの仕様を変えだけだと、
最初にリリースした品物に付いている解説をそのまま用いているのですが、
このピートのCDも同様です。

紙ジャケット「スティル」初リリースから、
半年ぐらいしか経過していないので、
特に「1999年の解説をそのまま使用している」と、
断り書きを入れる必要もないと思うのですが、
しっかりと記していますね。

このブックレットジャケットの色なのですが、
ピンク色というよりは、「かなり薄い茶色」と言った方が良いかも知れません。

このブログではジャケットの色合いの違いを比較したりしていますが、
ピート・シンフィールドの「スティル」に関しては、
「水色のヴァージョン」か「ピンク色のヴァージョン」しかないと、
大雑把な捉え方をしておりましたので、
細かい色の違いについては、あまり気にとめていませんでした。

最近になって、
プラケース輸入盤を含めた幾つかのCDを眺めているるうちに、
アナログオリジナルジャケットの風味を感じさせない色に仕上がっている事に、
気づかされました。

先月だったか、秋田市のタワレコに行く機会が久々に訪れたのですが、
ユニヴァーサルミュージックの企画物である、
「マイ・ジェネレーション、マイ・ミュージックシリーズ」というのを目にしました。

そのシリーズの中で、
4月27日発売の「 プログレッシヴ・ロック編×50タイトル」というのが鮮やかに陳列されておりました。
加えて、『当たりが出たらもう1枚! ハズレも5枚でもう1枚!』というキャンペーンが行われている事も初めて知る事になりましたね。

ちなみに、これらは、プラケース仕様で、CD盤は、SHM-CDになっています。
廉価盤というには、私にとっては、ちょっと高い感じがありました。

欲しいタイトルはいっぱいありまして、ザ・ナイスのタイトルも2つほどあったのですが、
手に取ってみていたら、「U.K.」の「ナイト・アフター・ナイト(ライヴ・イン・ジャパン)+1」
を発見しました。
CDは持っているので購入対象にはならなのですが、
ちょっと驚きました。

このライヴアルバム、
ジャケットのベースが青っぽい色である事は、ご存知の通りですが、
今まで見てきたアナログ盤のジャケットやプラケースCDの青色とは明らかに異なっている「濃い水色」になっていました。
なんだかジャケットの色の再現度合いがとても陳腐に見えてしまったのでした。

このプラケースCD「スティル」の色は、それに比べたら、比較して違いを楽しめるぐらいにとどまっていると言えますね。

以上。

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INFERNO LIMITED RED VINYL EDITION

2016-07-05 10:15:39 | Keith Emerson洋画等映像音楽担当関連
INFERNO LIMITED RED VINYL EDITION

サントラ、「インフェルノ」のレコードを何度か取り上げて来ましたが、
本日、取り上げるのは、キースの他界後に再発されたものです。

昨日、秋田に着きました。


透明シュリンクはシール式になっていましたが、
慎重に剥がさないと破けます
(破けました!)
但し、底割れを防止してか、
レコード盤が入ったインナーをジャケットに挿入しないで、
ダブルジャケットに挟み込んであるところは、
メーカーの配慮ですね



シュリンク上のシール
レコード盤は、
また後で


昨年の今頃は、「デモンズ3」のアナログ盤が、
限定のカラーレコード盤で発売されていたのですが、
ご存知の通り、ゴブリンの作った音楽も含まれていたので、
キースのみのカラーレコード盤というのは、
おそらく初めてだと思いますね。

私の知りうる範囲では、
EL&Pは、未だ、カラーレコード盤が存在していないわけですが、
昨年取り上げた、グレッグの透明クリア仕様ライヴアナログ盤は、
あくまでも透明なので、カラーレコード盤の範疇に入らないかも知れません。

以前述べましたように、
ナイスの東芝時代のレコードや、
ナイスのドイツでの復刻レコードには、
カラーレコード盤も存在しますが、
EL&Pというバンドやソロ名義のアルバムの中では、
初めてのカラーレコード盤という事にもなりますね。

この「インフェルノ」カラーレコード盤の発売の企画は、
昨年に「デモンズ3」のカラーレコード盤がリリースされた時点で、
既にあったものかも知れません。

となると、キースの他界以前から、
企画は進行していたという事になりますが、
奇しくも、キース他界後の発売になってしまいました。

「追悼復刻盤」とも言えるタイミングになりました。

インナースリーヴの色も、
「デモンズ3」とは異なって、
「白色」ではなく「黒色」にしてあるのは、
そんな理由もあるのでしょうか。
(ま、ビートルズのレコードを買った頃も、黒い色のインナースリーヴでしたので、
特に、他界に関わる象徴的な意味を付与して黒い色にしたわけではないかも知れませんけどね。)

以上。

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HONKY TONK TRAIN BLUES シングルレコード イタリア盤

2016-07-01 14:57:53 | Keith Emerson関連
HONKY TONK TRAIN BLUES
シングルレコード イタリア盤



レコードは上から取り出す仕様
英日に比べて枠外の黄色いフチの色が濃い



英国盤ジャケットと違って、
表側の上部は裏側の上部という違和感のない仕様



レーベル面

厳密なデータは全く解りませんが、
これまで見聞きしている情報から類推すると、
イタリアでのEL&P人気は、
決して低いものではないと思われます。

今年になってからは、
グレッグ・レイクが、イタリアのG・二コリーニ国立音楽院というところから、
名誉学位を授与されるという出来事もありました。

キースに関しては、良く知られているように、サントラ「インフェルノ」で、賞を頂戴した事もありましたし、

イタリアはEL&Pのメンバーにとって良い国の1つと言えそうです。

それと、イタリアのプログレバンドである、
「PFM」や「バンコ」を、
世界のプログレファンに認知させるきっかけを、
マンティコアレーベルが作ったという事もありますね。

そのイタリアで、ヒットしたシングルであると、
「ウエルカム・バック」の映像で紹介されているのが、
このシングルレコードだと思われます。

このヒットは、「インフェルノ」のサントラ制作への
足がかりの1つには、なったと思われますね。

以上。

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