EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

ピート・シンフィールド スティルージョン 国内仕様盤

2021-01-08 15:55:56 | EL&Pを支えたアーティスト・プロデューサー等
ピート・シンフィールド 
スティルージョン 国内仕様盤



帯とジャケット

「スティルージョン」は、
1973年にリリースされたアルバム、
「スティル」の曲順を組み替えて、
それに2曲を追加してあるのですが、
オーストリアのメーカーから1993年に初めてリリースされており、
その後も、他のメーカーから、幾つかリリースされたようです。

アーティストの意向を無視してメーカーが勝手に制作したものではなく、
ピート・シンフィールド本人が関わっているようなので、
曲順の組み替えも追加の曲を入れる事も本人の意図したところなのでしょう。

帯付の国内仕様盤は、リリース年は異なっているのかも知れませんが、
少なくとも2種類ほど存在しているみたいです。

これは、1995年に国内仕様盤として、
発売された品物の中古盤です。

ブログを始めた頃は、「国内仕様盤」に対して、
大雑把な捉え方をしていたのですが、
これも一様ではないようです。

当初、私は、「シュリンク付きの輸入盤に帯を被せたモノ」と思っていたのですが、
手に取ってみると、シュリンクの中に日本語の帯が入っていた事もありました。

未シュリンクのまま輸入し、
帯、品物によっては解説を付けて、
シュリンクで密封するという作業工程かと思われます。

その作業自体、海外で行われているのかも知れませんけどね。

国内仕様盤とはいえ、
解説は、
大手音楽会社の国内盤の解説を書いている、
市川哲史さんが担当しています。

また、ジャケットブックレットに、
ピート・シンフィールド本人への、
1993年時のインタビューも記載されていますが、
その翻訳も付いており、
とても充実した国内仕様盤だと思います。

結局、アーティスト本人が関与しているとなると、
「スティル」と「スティルージョン」は、
タイトルが異なるわけですし、
ジャケットの絵柄の取り込み方まで変更しているので、
収録曲が同じであっても、
別のモノであると捉える事もできるかと思います。

但し、
以前、マンティコアの水色ジャケットアナログ盤に、
コメントを頂戴しましたように、
「スティルージョン」を最初に聴かれた方は、
それが第一印象として、
心に刻まれる事にはなりますよね。

オリジナルが第一印象にならないのは、
やや、お気の毒な感じもありますが、
グレッグのヴォーカルで幕を閉じる組み替え収録をしているのは、
私としては悪くないですね。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

Still  Pete Sinfield  Pink Vinyl

2020-07-24 13:11:58 | EL&Pを支えたアーティスト・プロデューサー等
Still  Pete Sinfield  Pink Vinyl

このアナログリイシュー盤の写真が、
何年か前にamazonにアップされた時に、
その不思議な画像の正体を考察していく途中で、
ディスクユニオンさんに丁寧な解説があった事を記しました。

それから数年後、
そのリイシューアナログ盤が、
こんどはレコードの色を変えて、
昨年の夏に発売されたのでした。

発売に関しては、
発売後、数ヶ月経過してから、
カラーレコードが出た事を知りました。



シュリンク上ステッカー



ジャケット表側くり抜き部



レーベル面

私などは、言うまでもなく、
EL&P関連の安価な品物等を、
収集しているわけですが、
世の中には様々なコレクターがおりまして、

「カラーレコードコレクター」とか、
「ピクチャーレコードコレクター」とか、
もいます。

世界的にどのぐらいの数の人がいるかは、
解りかねますが、
音楽のジャンルを問わずに集めている方もいます。

先日、たまたま、ヤフオクで見かけたのが、
ツェッペリンのファーストアルバムの、
アンオフシャルなピンク色のレコードというものでした。

レーベル面は、
通常のアトランティックの緑と白と朱色のものでしたが、
レコード盤がピンク色でした。

これを「アンオフィシャル」と称して出品しているという事は、
アーティストサイドで認めていなくても、
どこかの国のツェッペリンの発売権を持つ会社が勝手につくったものなのか、
あるいは本物に似せたカラーブートの類なのか、
熱心なツェッペリンのコレクターであれば解る事なのでしょう。

ピート・シンフィールドのこのピンク・ヴァイナルは、
ピンク色というより肌色に近い感じですね。



レコード盤面

このピート・シンフィールドのアナログ盤に関しては、
マンティコア時代に収録された楽曲にプラスして、
ボーナストラックも入っているので、
私よりマニアな方々は、
通常盤もカラーレコードも入手された事と思います。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

セリーヌ・ディオン ラヴ・ストーリーズ

2019-07-26 11:50:31 | EL&Pを支えたアーティスト・プロデューサー等
セリーヌ・ディオン ラヴ・ストーリーズ


スペシャル・エディション盤

セリーヌ・ディオンぐらいになると、
洋楽を嗜まない人であっても、
知っている人は多かろうと思います。

半年は経っていないと思いますが、
新妻聖子が、
セリーヌ・ディオンをフェイヴァリットアーティストとしてあげて、
紹介しているテレビ番組をたまたま見る機会がありました。

その番組では、「セリーヌ・ディオンのどこが凄いか」を、
素人が見ても解る映像も流して説明してくれたのですが、
圧倒的に凄かったですね。

セリーヌ・ディオンが、
映画のタイタニックの主題歌である、

「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」

がモンスターヒットをとばす以前のアルバムとして、
1993年に「ラヴ・ストーリーズ」が制作されていました。

この中に収録されている「シンク・トワイス」が、
ピート・シンフィールドの作詞である事を知ったのは、
数年ぐらい前だったと思います。

ウィキによると、
英国では、この「シンク・トワイス」が、
100万枚以上の売上があったらしく、
ヨーロッパのあちこちの国で、
チャート1位を獲得したようです。

「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」

が多くのリスナーに知られる前は、
セリーヌ・ディオンの英国やヨーロッパでの人気に大きく火がつくきっかけとなった曲なのですが、
「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」

によって、影が薄くなってしまった曲のようですね。

当ブログでは、アルバム「ブラック・ムーン」のプロデューサーを務めた、
マーク・マンシーナが制作したサントラを、
かなり前に2枚ほど取り上げていますが、
EL&Pの多くの曲を作詞している、
ピート・シンフィールドの関わった作品に関しては、
本人のソロアルバムと、いろいろな「夢みるクリスマス」を、
取り上げてきただけでしたので、
ピート・シンフィールドの他の側面にも触れておこうと思った次第です。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

2019年7月26日 yaplog!
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ピート・シンフィールドのリイシューLPについて

2018-03-09 08:18:55 | EL&Pを支えたアーティスト・プロデューサー等
ピート・シンフィールドのリイシューLPについて

1月か2月にピート・シンフィールドのスティルの、
アナログ盤のリイシューが出る事を知りました。

このブログでは、スティルのアナログ盤から、
番号表記の無いCDまで、
幾つかとりあげていましたし、
過去の同タイトルの珍しいジャケットデザイン等を、
偶然にも見つけたのであれば、
興味・関心もそそられますが、
普通の再リリースだと思っていましたので、
それほど興味はなかったわけです。

つい先日、
amazonでは、アルバムジャケット写真をアップしたのですが、
もし、この通りの品物が再リリースされているとした場合、
一度は直接目にしたいものだと思いました。



枠の中の絵図の転回ですが、
果たして本当にこの通りになっているのか、
とても興味が湧きます。

但し、よく見ると、
オリジナルジャケットのように、
ジャケットに絵図の別紙を貼り付けている仕様ではなく、
絵図は四角い枠をくり抜いた部分の、
下の方に見えるようになっています。



となると、
この絵図の用紙をダブルジャケットの表側に、
差し込むような仕様になっているのではないかという事も想定されます。

そうであれば、
用紙の差し込み方を90度傾けると、
怪物の下向きの状態も簡単に作り出す事ができますよね。

あるいは、
オリジナルジャケットを踏襲したデザインではモノ足りず、
あえて、怪物顔を下向きにしたものを制作したとも考えられます。

もう1つ考えられるのは、
「FANFARE 1970-2010」のボックスのジャケットのような、
Amazonのサイトを用いた商法。

もともと存在しないジャケットを、
加工してでっち上げて、
購買意欲をかき立てるという狙いです。

CDと比べてアナログ盤は価格が高いし、
いまどき、このスティルのリイシューアナログ盤を購入するような人は、
入手した品物を簡単に手放したりもしないと思っています。

また、
私みたいに中古レコード盤を全く抵抗無く買う人間もおりますが、
手垢と使用感にまみれた中古レコード盤に抵抗のある人もいると思います。

アナログのリイシュー盤というのは、
そんな人達も購買層のターゲットに入れているのでしょうね。

とここまで書いてディスクユニオンのサイトを覗いたら、

「ジャケットはイラスト部分の繰り抜き式変形ゲートフォールド仕様ジャケットに変更」

という丁寧な説明を発見。

結論は出ました。

想定していたジャケットのようです。

加えて、EL&P関連のアナログ盤にしては珍しく、
ボーナストラックが2曲収録されているとの事。

かなり気になってまいりました。

以上。

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ジョン・ウェットンの他界

2017-02-01 09:06:29 | EL&Pを支えたアーティスト・プロデューサー等
ジョン・ウェットンの他界

私が、ジョン・ウェットンが参加しているアルバムを購入したのは、
いつだったかを思い起こしてみました。

高校時代の記憶として、
秋田市の駅ビルのような中に店舗があったレコードショップで、
キング・クリムゾンの「U・S・A」のアナログ米国盤を購入した事があります。

ちなみに、私はこのお店で、アトランティック米国盤の「タルカス」と、
同じくアトランティック米国盤「恐怖の頭脳改革」を購入したのですが、
いずれも、このブログでは取り上げ済みです。

どうして、この「U・S・A」を購入したのかは、
はっきりと覚えていないのですが、

「クリムゾン・キングの宮殿」とかは、プログレ学友が所持していたので、
何度も借りて聴いていたという事もあるでしょうし、
その「クリムゾン・キングの宮殿」の輸入盤を、このお店の在庫の中に、
見つける事ができなかったという事もあるような気がします。

また、
居住地の隣にある鹿角市の駅前にあるレコードショップで国内盤の「憂国の四士」を購入した事があります。

「憂国の四士」の方は、発売日ではなく、数日ぐらい経てからだったように思います。
(この辺りは記憶がハッキリしなくて、意外と当日であったかも知れません。)

この鹿角市のレコードショップでは、EL&Pのアルバムを求めるご縁はなかったのですが、中学時代にウイングスのアルバムを発売日と発売日前日に2タイトル購入していますね。

そのうち、
クラスのプログレ友人が、
いつの間にか「ジョン・ウェットン大好き人間」になっておりまして、
ジョン・ウェットンが参加しているアルバムをソロも含めて、
全て買い揃えていたように思います。
「デンジャー・マネー」や「ナイト・アフター・ナイト」は、
彼から借りて聴く事になりました。

ちなみに、私は生のジョン・ウェットンの演奏を聴いた事は、
一度もないように思います。
エイジアにまつわる話は、
カールのカテゴリーで折りに触れて綴っておりますので、
改めて書くような知識もありませんが、
EL&Pのトリビュートアルバムにも名を連ねて下さっております。

EL&Pとは、とてもご縁のあるお方でした。

先月、グレッグが他界した折りに、
EL&Pファンの友人が、闘病中のジョン・ウェットンの事を、
とても心配なさっていたのですが、
まさか、グレッグ他界の翌月に、
逝去されるとは思ってもおりませんでした。

心からご冥福をお祈りいたします。

合掌。
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スティル ピート・シンフィールド 国内プラケース盤

2016-07-07 17:39:07 | EL&Pを支えたアーティスト・プロデューサー等
スティル ピート・シンフィールド 国内プラケース盤


帯とジャケット


CD盤
プラケースがオリジナルかは不明



ピート・シンフィールドの国内初の公式CD盤は、
1999年の紙ジャケットCDからスタートしたと、
それを取り上げた時に記述しております。

そのリリースから半年ぐらいで、発売されたのが、
このプラケースCDのようです。

わずか半年で再リリースとは、
その時の一連の紙ジャケットのシリーズ、
特にピート・シンフィールドは、国内初CD化でしたので、
けっこう売れたのかも知れないですよね。

ビクター・エンタテイメントさんは、
EL&Pに関しては、CDの仕様を変えだけだと、
最初にリリースした品物に付いている解説をそのまま用いているのですが、
このピートのCDも同様です。

紙ジャケット「スティル」初リリースから、
半年ぐらいしか経過していないので、
特に「1999年の解説をそのまま使用している」と、
断り書きを入れる必要もないと思うのですが、
しっかりと記していますね。

このブックレットジャケットの色なのですが、
ピンク色というよりは、「かなり薄い茶色」と言った方が良いかも知れません。

このブログではジャケットの色合いの違いを比較したりしていますが、
ピート・シンフィールドの「スティル」に関しては、
「水色のヴァージョン」か「ピンク色のヴァージョン」しかないと、
大雑把な捉え方をしておりましたので、
細かい色の違いについては、あまり気にとめていませんでした。

最近になって、
プラケース輸入盤を含めた幾つかのCDを眺めているるうちに、
アナログオリジナルジャケットの風味を感じさせない色に仕上がっている事に、
気づかされました。

先月だったか、秋田市のタワレコに行く機会が久々に訪れたのですが、
ユニヴァーサルミュージックの企画物である、
「マイ・ジェネレーション、マイ・ミュージックシリーズ」というのを目にしました。

そのシリーズの中で、
4月27日発売の「 プログレッシヴ・ロック編×50タイトル」というのが鮮やかに陳列されておりました。
加えて、『当たりが出たらもう1枚! ハズレも5枚でもう1枚!』というキャンペーンが行われている事も初めて知る事になりましたね。

ちなみに、これらは、プラケース仕様で、CD盤は、SHM-CDになっています。
廉価盤というには、私にとっては、ちょっと高い感じがありました。

欲しいタイトルはいっぱいありまして、ザ・ナイスのタイトルも2つほどあったのですが、
手に取ってみていたら、「U.K.」の「ナイト・アフター・ナイト(ライヴ・イン・ジャパン)+1」
を発見しました。
CDは持っているので購入対象にはならなのですが、
ちょっと驚きました。

このライヴアルバム、
ジャケットのベースが青っぽい色である事は、ご存知の通りですが、
今まで見てきたアナログ盤のジャケットやプラケースCDの青色とは明らかに異なっている「濃い水色」になっていました。
なんだかジャケットの色の再現度合いがとても陳腐に見えてしまったのでした。

このプラケースCD「スティル」の色は、それに比べたら、比較して違いを楽しめるぐらいにとどまっていると言えますね。

以上。

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ロバート・スティグウッドが死去していた事を見落とす

2016-02-22 11:52:44 | EL&Pを支えたアーティスト・プロデューサー等
ロバート・スティグウッドが死去していた事を見落とす

クリームとビージーズのマネージャーを担当していた方なのですが、
他界のニュースが出たのは、今年の1月5日だったようです。

当ブログでは、その方の名前をきちんと覚えていなかった事もあり、
アトミック・ルースターの国内CD盤のところで、
その仕事に関しては少し触れた事があります。

ニュースが出た当時、
まだ正月休みという事もあり、
ネットも見ていなかったので、
正月明けの職場はあわただしくもあったので、
見落としていました。

たまたまクリームのスタジオ盤のCDの4枚組ボックスがリリースされるというニュースを見ていたら、関連記事の中から見つけました。

この方の他界に関しては、
英国ロックの60年代から70年代に関して、造詣の深い方々によって、
幾つかのブログが綴られていました。

読んでみると、
仕事はかなり出来るけど、周囲の人間には煙たがられるタイプの方だったようですね。
いわゆる「辣腕」を振るうタイプという事なのでしょう。

「イヌイットにも冷蔵庫を売りつけることが出来るようなしたたかさがあった。」

との記述もありました。

営業に関する80年代のハウツー本の中で、
「エスキモーに氷を売る」熱意とテクニックみたいな事を謳っていたのを読んだ事がありますが、
それを体現しているような方だったのでしょう。

アトミック・ルースターのメジャーデビューは、1970年、ロバート・スティグウッドのバック・アップによりB&Cレコードと契約によって果たされたとウィキにはありますが、
さらなる富を生むものであれば、バック・アップしたバンドのメンバーを引き抜く事もやぶさかではなかったと思われます。

また、一時的には成功しても、継続的な成功を維持存続させる事ができるかまでは、
あまり気にしていないのかも知れません。

いずれにしましても、
キースとグレッグは、カールの存在をロバート・スティグウッドから知らされたと思われます。
この方がいなければ、エマーソン、レイク&パーマーというバンドは誕生していなかったかも知れませんね。

81歳との事。

遅まきながら、ご冥福をお祈りいたします。

以上。

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スティル 紙ジャケットCD 国内盤

2016-01-25 11:44:08 | EL&Pを支えたアーティスト・プロデューサー等
スティル 紙ジャケットCD 国内盤


CD盤
レコード盤が光に反射しているようなデザイン


スティルの紙ジャケットCDに関しては、
水色ジャケットのSHM-CD盤を既に取り上げていますが、
こちらの方は国内で初めてのCDという事になります。

帯を見ると、世界初CD化との記載がありますね。
世界初CD化という事は、
日本初CD化であり、
初めてのCDが紙ジャケットとしてリリースされたという事になりますね。

但し、2014年に取り上げた、
プラケース入りで、水色のジャケット、
レーベル名もナンバーも表記されていない、
私家盤と思われるCDがありまして、
そちらの方が先にリリースされていたとも考えられます。

ビクターエンタテイメントのEL&Pの90年代の紙ジャケットCDは、
ワーナーのアナログ国内盤のジャケットを模倣していましたので、
このピートの紙ジャケットも、それに準じたものになっている感じです。


ツルツルじゃない和紙風


帯部拡大

リリース年は、1999年ですので、
ちょうど、EL&Pがバンドとしての実質的な活動をしなくなっていた頃になりますね。

グレッグの声も入っているので、
CD化を待っていたEL&Pファンもいたと思いますが、
意外とCD化が遅かったとも言えますね。

この時に、
アナログ時代にマンティコアレーベルからリリースされていた一連のアルバムを、
紙ジャケット化して発売したようです。
バンコ、PFMなどと共に紙ジャケット化されていますね。

一目でわかる特徴としては、
EL&Pの90年代にリリースの紙ジャケットCDと異なり、
「被せ帯仕様」ではなく、「たすき仕様」にしています。
「被せ帯」だと背の部分日本語でタイトルが入るのですが、
「たすき帯」だと、背表紙を覆う部分が無くなります。

そのため、
洋楽アルバムの紙ジャケットの場合、
背表紙は、英語表記のみがほとんどなので、
立て掛けて収納すると、国内盤か輸入盤かの区別が付きにくくなります。

但し、番号で見ると日本のビクターエンタテイメントであるとすぐに解りますけどね。

それにしても、
ピートもグレッグもソロアルバムを出すとか言って、
なかなか、形として現れて来ないミュージシャンです。

仮に、ピートとグレッグがタッグを組んでアルバムを制作したにせよ、
2人の過去の栄光に押しつぶされないほどのアルバムが出来るかというと、
何とも言えないところもあります。

以上。

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スティル ジャケット水色ヴァージョン プラケースCD

2014-08-11 18:40:10 | EL&Pを支えたアーティスト・プロデューサー等
スティル ジャケット水色ヴァージョン 
プラケースCD



はさみ込まれているジャケット用紙は、
ペラ紙よりは厚いが、
表側の印刷のみの1枚



ジャケット用紙の真っ白な裏側とCD盤

売る側の人のお話ですと、
このCDは、1988~1989年頃に求めたものだそうです。

ただ、人の記憶というのは、曖昧なところもありますから、
あくまでも、その方の記憶によればという事になります。

普通はこのような事はあまり確認しないのですが、
水色ジャケットという事もあり、
ジャケットペラ紙、プラケース裏側、CD盤を凝視してみたわけですが、
番号や製作国が記していないわけですね。

その割にはCD盤の印刷とかは丁寧ですし、
印刷の状態もクッキリと鮮明です。
しかも流通枚数が少なくて希少だと言われている、
水色ジャケットを模しているわけですから、
オフィシャルで製作したCDかも知れないというわずかな望みを抱く。

もっとも危惧される事としては、
違法海賊盤の類ではないかという事ですね。

最近の品物であれば、その可能性はあります。

但し、中国等の違法海賊盤であれば、
適当な番号をつけたりするでしょうから、
そうではないと思いたいところです。

売る側の人のお話の通りであれば、
輸入盤を扱っているショップで購入したとの事なので、
こちらのわずかな希望の通り、
オフィシャルな品物であれば、
希少価値はあるのかも知れないですね。

先日の、「フェアウェル・ザ・ナイス」は、
発売年がよく解らないという事を綴りましたが、
レコード番号が記載されているので、
その気になって調べれば、解る事もあるでしょう。

しかし、このCDのリリースに関しては、
マニアの方の情報でもないと解らないままで終わると思います。

以上。

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プログレ誌「Arch Angel vol.4」1996年5月発行

2013-11-05 17:46:34 | EL&Pを支えたアーティスト・プロデューサー等
プログレ誌「Arch Angel vol.4」
1996年5月発行



画像 表紙

以前、紹介した「Arch Angel vol.3」の続きの号になります。

前号で、ピート・シンフィールドをして、
「禁断の花園」と称されたEL&P。

その「禁断の花園」について、多くを語ってくれるのかと、
期待していたのですが、

この号の記事は、
ピートが担当した色々なアーティストのアルバムと曲について、
一つ一つにまつわる感想と見解を述べているにとどまっていました。

そのため、
EL&Pに関する情報のみを語っているわけではないので、
それぞれの曲やアーティストに関する短い文章が、3頁に渡って記載されています。

アルバム「ラヴ・ビーチ」においては、
曲によっては、プロデュースも担当していたようです。
(将校と紳士の回想録等)

グレッグ・レイクとのコンビネーションは、
「夢見るクリスマス」の英国でのNo.1ヒットが挙げられるわけですが、
結局、チャートを記録しているところは幾つかあるので、
No.1になった事にはなっているようです。
1日で、50,000枚を売り上げたとの話です。

また、ELP四部作の中では、「クローサー・トゥ・ビリーヴィング」がピートのフェイヴァリットソングの一つであり、
どんな作詞も普通は1~2時間で書き上げるのだそうだが、
この曲に関しては、半年の月日も要したとの事。

EL&Pに関してもっと多くの意見が欲しかったのですが、
EL&Pのアルバムにおけるピートのフェイヴァリットソングが解った事は、
興味深い事でした。

NHK・FMのラジオ番組、ヤング・ジョッキーにおいて、
DJの渋谷陽一氏が、海外に出張中だった事があります。
そのため、いまいずみひろし氏が代打を務めた回がありました。

その時に番組のエンディングの曲として、かけられたのが、
この「クローサー・トゥ・ビリーヴィング」でしたね。

ピートの述懐からそんな事も思い出しました。

以上。


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ピート・シンフィールド スティル SHM-CD

2013-10-02 13:05:37 | EL&Pを支えたアーティスト・プロデューサー等
ピート・シンフィールド 
スティル SHM-CD



画像① ジャケット表側 
帯 銀ラメに青なのだけど、
スキャンせずに写真にすりゃよかった



画像② ジャケット裏側
解説にはピンクではなく水色ver.が、
セカンドプレスとある


このブログに取りあげるにあたって、
2度ほどトレイにのせてみました。

アナログ盤や、オムニバスアルバムCDで聞いた時の印象とはまた異なった感じが出てくるから不思議です。

あまりピート・シンフィールドの歌がまずい感じもしませんし、
上手だとは言えないまでも、独特の味わいがありますね。
アナログ盤で聴いていた頃は、なんかヘタな感じがすると思っていました。

バックに流れる楽器の音に関しては、
この方の詩を支えようとして、静かな曲も激しさを感じる曲も、
とても洗練された音を出しているように感じました。

美。

笹川孝司氏が、解説を書いているのですが、
ネット社会の今日においても、
音楽誌業界でご飯を食べている人というのは、
アーティストに関して、一歩突っ込んだ情報をお持ちなのであります。
ま、それでご飯を食べているので、当然と言えば当然なのですが。

情報は情報として、
楽曲「スティル」に関する解説がEL&Pファンにとっては素晴らしい。

別に難しい事を書いているわけではないのですが、
私みたいな凡人のファンには、音楽を聴いて感じてはいても、
文章に表現できない事を、サッサと書いていますね。

「ピートのヴォーカルからグレッグのヴォーカルに替わるところの、
スリリングな展開」

この部分は大抵のEL&Pファンは、グレッグの声が再度登場してくるので、
とても気に入っている箇所なのだけど、
少なくとも、それをこんな文面で表現するなんて、思いもつかなかったわ。

結果的にはロバートがピートをクビにしてくれたおかげで、
このアルバムが生まれたわけです。

以上。

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2013年10月2日 yaplog!
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マーク・マンシーナ 「BLOOD+ ORIGINAL SOUNDTRACK 1」

2013-06-24 19:55:57 | EL&Pを支えたアーティスト・プロデューサー等
マーク・マンシーナ 
「BLOOD+ ORIGINAL SOUNDTRACK 1」



画像 帯とジャケット

全く知らなかったのですが、マーク・マンシーナは、
2006年頃、日本のアニメ作品のサントラの音楽を制作していたようです。

TVアニメーションで、
「BLOOD+」(ブラッドプラス)
というタイトルのものですね。

いきなり、マーク・マンシーナと言われても、

「誰、それ?」

と思う方のために、簡単に説明しますと、
アルバム「ブラック・ムーン」のプロデュースを担当した方ですね。
楽曲も1曲提供しているので、思い出された方もいるでしょう。

キースのインタビュー等を読むと、
スケジュールの都合さえつけば、
「イン・ザ・ホット・シート」もプロデュースしていた可能性もある方のようですし、
アルバムタイトル自体が、変わっていたかも知れません。

このブログでも、マーク・マンシーナの関わった作品を1枚だけ取り上げた事はあります。

私はこのアニメ作品を一度も見た事がないのですが、
このサントラはビュー等を読むと、
かなり評判が良いようですね。
某巨大通販サイトでは、5つ星の評価のみしかありません。

(そもそも、それが購入してみようと思った動機でもありましたが)

確かに冒頭の一曲を聴いただけでも、
ハリウッド映画の何とも壮大なスケール感が漂ってきましたね。

解説文を読むと、EL&Pのアルバムをプロデュースした事がある等の経歴は、
一つも記されていません。

映画音楽の世界での実績により、EL&Pのアルバムプロデュースの過去は、
特に必要が無くなったようです。

ブラック・ムーンの売り上げ自体が、過去の作品に匹敵していれば、
プロデュースの輝かしい実績として、
マークのヒストリーに取り上げられたかも知れませんけどね。

マーク本人のサイトには、過去の実績として、きちんとアップされています。

映画自体を何度か繰り返しみる事によって、
それに登場した音楽も心の中に浸透します。
ゆえに、サントラを聴いた事によって、
映像のシーンがよみがえるわけですが、

映像自体を見ていないと、
このサントラの楽曲がいかに映像に合っているかは、
今一つ解らない事は確かですね。

以上。

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2013年6月24日 yaplog!

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プログレ誌「Arch Angel vol.3」

2013-05-16 13:36:33 | EL&Pを支えたアーティスト・プロデューサー等
プログレ誌「Arch Angel vol.3」
1996年発行



画像 表紙

ディスクユニオンで90年代に発行していたプログレ専門誌です。

一般の書店の流通ルートには乗っていなかったと思われますので、
ネットを始めるまでは、手にとってみた事すらありませんでした。

この書物の存在自体は、何かで読んで知っていたのですが、
レコード・CDの販売店が制作しているという事で、
冊子のようなものを勝手に想定していたわけです。

最初に手にした時に、
まさに「専門誌」の風格を感じました。
これは、明らかに「雑誌」ですね。

本号に関しては、
ピート・シンフィールドへのインタビューが掲載されており、
それがEL&Pファンの注視するところですね。

結局、ピート・シンフィールドは、
ロバート・フィリップからクリムゾンをクビにされたので、
マンティコアレーベルと共に仕事をする事につながったわけですが、

ピート・シンフィールドは、
かなりスチュワート・ヤング(EL&Pのマネージャー)と相性が良かったみたいで、
「スチュワート・ヤングには、学ぶところも多かったし、今でも大好きだ。」という感じの受け答えをしています。

この繊細なる詩人をしてそのように評価されるスチュワート・ヤングという人物は、
芸術家の気持ちを理解できる経営手腕を持った人なのでしょう。

ピート・シンフィールドは、マンティコアレーベルからリリースされないままになっている、
PFMのアルバムの権利についても、質問に答えているのですが、
スチュワート・ヤングがその権利を預かっている形になっているのではないかとの話でした。

90年代になって、EL&Pの復活と共にマンティコアレーベルからリリースされていたアーティストのレコードも次々とCD化されていますが、
EL&Pの復活と共に、スチュワート・ヤングがその準備を始めたという事であったのかも知れませんね。

また、ピート・シンフィールドは、EL&Pの仕事に参画していく流れになる事を、
「EL&Pという禁断の花園へ誘われた」という表現をしています。

それはインタビューをして翻訳をした方の独自の解釈なのかもしれませんが、
「禁断の花園」という翻訳はとても怪しさの伴う表現です。

この「禁断の花園」に込められた意味について、EL&Pファンとしては、かなり知りたい欲求があるわけですが、

EL&Pのメンバーはともかくとして、スチュワート・ヤングとは上手く付き合っていたようなので、
単に経済的メリットもクリムゾン時代よりは良かったという事を言いたいのかも知れませんね。
自分の意見が反映される状況でのびのびと仕事をし、予想より多いお金が口座に振り込まれていたら、「花園」という表現も出てきますからね。

ピート・シンフィールドは、マーキー社の「プログレッシヴロックの70年代」のインタビューに中で、
ロバート・フィリップとの関係の修復のきっかけになったのは、
クリムゾンの当時のマネージャーが、過去の作品をアーティストに無断で勝手に応用した問題等が絡んでいたような事を語っていましたが、
その出来事と対比して考えても、
スチュワート・ヤングは、アーティストの権利を尊重して守る事に関しては、丁寧な仕事をする人なのでしょう。

それは、キースの自伝の翻訳本のためにキースが新たに記した「まえがき」に、
感謝すべき対象人物の1人として、スチュワート・ヤングの名前が出てくる事からも、感じる事ができますね。

以上。

本ブログはエマーソン、レイク&パーマーにまつわる品物、
あるいは関連づけた品物のあれこれを、私自身の思い出、感想、私的な意見、観察日記などによって綴っております。
世代を越えたEL&Pファンのちょっとしたお楽しみになれば幸いです。
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2013年5月16日 yaplog!

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スピード2 サントラ マーク・マンシーナ 1997年

2012-05-26 13:19:05 | EL&Pを支えたアーティスト・プロデューサー等
スピード2 サントラ マーク・マンシーナ 1997年


画像 ジャケットと帯

マーク・マンシーナは、「ブラック・ムーン」リリース時に、
キーボードマガジン誌上で、顔写真入りで紹介され、
そのインタビューも掲載されたように記憶しています。

EL&Pのメンバー個々人も、マーク・マンシーナを個人的に気に入ったようで、
アルバム作りの合間にそれぞれ食事をしたりしているようでした。

気に入られた要因の一つは、
マーク・マンシーナが若い頃に、アマチュアバンドでEL&Pの曲を演奏したビデオが残っていたみたいです。
それをEL&Pのメンバーが目にする事で、親近感が生まれたのであると思います。
ファンであったという言葉を何度も重ねられるよりも、心の距離があっという間に縮まる瞬間であった事でしょう。

それが元で、アルバム「ブラック・ムーン」にも、1曲、楽曲を提供していますよね。

マーク・マンシーナは、その後、映画音楽の世界に本格的に身を投じる事になりました。

「ブラック・ムーン」に続くスタジオアルバムのプロデュースも、
マーク・マンシーナに依頼する話もあったようですが、
ほぼ同時期に、映画音楽の世界でマーク・マンシーナは、ブレイクしてしまったわけですね。

それが映画「スピード」のサントラのプロデュースと作曲です。

本アルバム「スピード2 サントラ」は、その「スピード」のサントラプロデュースが評価されて、続編の担当も任された証のアルバムであります。

これに付随して、日本のTKの曲も収録される事になりました。

TK氏は、当時、「飛ぶ鳥を落とす勢い」という表現そのままに、ジャパニーズポップスシーンをリードしていましたね。

TK氏の音楽自体に関しては、プログレファンでも、様々な捉え方があるようです。

賛否両論の捉え方は、
主にTK氏自身の作品の世間を騒がせた版権問題が露呈してから、
一気に噴出した感じでもありました。
賛否の否の方は、「ここまで言うか!」と言うものもありましたね。

それはそれとして、TK氏の音楽を通じて、EL&Pを知る事になった若い方々もいる事は確かなようですよね。

その事を踏まえると、
このサントラ、
EL&Pのアルバムのプロデューサーを務めた事のあるマーク・マンシーナと、
EL&Pの音楽を自らのファンに知らせる事に一役買ったTK氏の両方の名前が見られるという点において、ちょっと興味が湧くアルバムという事になりますね。

以上。

本ブログは、エマーソン、レイク&パーマーに関わるあれこれを、思い出と共に綴っております。
遅れてきた若いファンに少しでも楽しんでいただけたら幸いです。
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2012年5月26日 yaplog!
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ピート・シンフィールド スティル アナログ国内盤

2012-03-05 13:07:21 | EL&Pを支えたアーティスト・プロデューサー等
ピート・シンフィールド スティル アナログ国内盤

古くからのEL&Pファンの間では、
有名すぎるレコードなので、
あえて取り上げる必要もないのですが、
ワーナー・パイオニアさんの、
オリジナルジャケット再現へのコダワリが素晴らしいので、
ブログを一本書く事にしました。


画像① 帯と表


画像② 裏


画像③ 内ジャケット右下部分の拡大、Printed in japan

これは新品で購入したものですが、
埃がかからないように密封しないと、
透明ビニールカバーに入れていても、
年月による汚れが付着しますね。
加えて、
このジャケット、
和紙みたいな手触りの紙を使用しているので、
汚れを拭き取る事がとても困難です。

もともとのオリジナルはベースが水色という話ですが、
間をおかずにピンク色になり、
それがオリジナルジャケットという事で、
ワーナーさんでは、丁寧に再現したのであると思います。

表と裏の絵や写真は、
別の用紙に印刷して貼りつけているような感じになっています。

保存の仕方に油断をすると、
丁寧なジャケット再現がマイナスに働き、
汚れを落とす事が難しくなる一例ですね。


このアルバムを入手した頃の話をします。

中学3年になる前の春休みに、
EL&Pのレコードを初めて買ってもらってから、
とにもかくにも、EL&Pのアルバムという事で集め出しました。

作品第二番は、
EL&Pのアルバムとしては、
初めて発売日に買うことのできたアルバムですね。

その時点では、
既出のアルバムは揃えていたので、
冷めやらぬEL&P熱を満たすためには、
それぞれのメンバーが参加しているアルバムに手を出す以外に、
道はありませんでした。

都会に住んでいたら、
ブート集めへの道もあったかも知れませんが、
通販で初めて買ったブートの音の悪さも加わって、
ブートに積極的に手を出そうという気持ちはなかったですね。

そのような中で、
最初に購入したアルバムが、
ピート・シンフィールドのスティルです。
無論、グレッグ・レイクが1曲だけヴォーカルで参加しているというのが、
購入の動機ですね。

ピート・シンフィールドは、
恐怖の頭脳改革以降は、
EL&Pの楽曲の作詞のほとんどを手がけています。
そのため、
第4のEL&Pという言い方をされていた事もありますね。

このアルバムのライナーには、
クリムゾンを辞めた経緯が翻訳されて記されています。

ボーッとした少年には、
芸術活動を続けて行くための、
妥協を許さぬアーティストの真摯な姿勢が解るはずもなく、
ロバート・フリップはなんて嫌な奴なのだと思っていましたね。
一方において、
それが、EL&Pの楽曲の作詞者へとつながっていくわけです。
才能と良き友人がいれば、
次のドアが開くのもまた早いという事の一つの例ですね。

CDはまだ所持していないので、
そちらの方はどのような解説が為されているかまでは、
解りません。

本ブログのために新しいカテゴリーを設けました。

EL&Pのファンを増やす一助になればと思います。
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2012年3月5日 yaplog!
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