EL&P図書室3号

2001本目の記事から2.5号から3号に変更

ラヴ・ビーチ ビクターエンタテイメントCD 初回盤

2023-05-25 13:30:40 | 「ラヴ・ビーチ / Love Beach」
ラヴ・ビーチ ビクターエンタテイメントCD 初回盤

ラヴ・ビーチのビクターエンタテイメントCDの初回盤の特徴に関しては、
mixiのEL&P研究会の資料で知るまでは考えてもみませんでしたね。

このブログにおいては、その初回ヴァージョンを、
ラヴ・ビーチのCDのジャケットの特徴についてレポートする時に、
ちょっとした話材として用いたりしていましたが、
タイトルとしてジャケット写真を取り上げた事はありませんでした。

リリース時のアナログ盤を所持されている方には、
一目で違いが解る特徴があるので、
レポートしたとしても特に書く事もなかったからですね。

今回、あえて取り上げようと思ったのは、
ある国のラヴ・ビーチのCDを取り上げるにあたり、
このCDを取り上げておくと、
とても解りやすいと思いましたので、
写真を載せる事にしました。



帯とジャケット



ブックレット仕様ジャケットを、
プラケースから抜いて撮影

この「メンバー名とタイトルの色の特徴」から、

「CDジャケットを制作する際の、
申し送りのミスとか、
何らかの行き違いがあったとしても、
訂正せずに商品として発売する。」

ケースがあると知ったわけですね。

意図的にそうしたとは考えにくいので、
ミスプリント品には違いありませんが、
現時点においては、
「珍品」の1つになっている事は、
間違いありません。

海外のEL&Pのコレクターであれば、

「EL&Pのアナログ盤時代のジャケットを、
ミニチュア紙ジャケットCDとして、
何度も丁寧にリリースする日本のビクターエンタテイメントさんでも、
こんなミスもあったのだな。」

と思う事でしょう。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

花とゆめCOMICS 銀のロマンティック・・・わはは

2023-05-23 14:11:30 | 関連書籍Emerson,Lake&Palmer
花とゆめCOMICS 銀のロマンティック・・・わはは

1986年に「花とゆめ」誌に連載されていた川原泉さんの作品を、
同年に単行本にしたものです。



表紙カバー

私は少女マンガ誌とかは、
ほとんど読む事がなかったので、
少女マンガ誌に掲載されていた作品に関しては、
ほんの一部の漫画家を除いて、
漫画家の名前と作品名は、
ほとんど知らないと言ってよいですね。

また、
80年代以降に新たに登場してくる漫画家の名前と作品に関しても、
全く知らないわけです。

(コミック・モーニングとかヤング・ジャンプとか、
双葉社の月間スーパー・アクションとかは購読していた時期もありまして、
それらの雑誌に登場するマンガ家に関してはある程度は知っていますけどね。

著者のこの作品に関しては、
2年ぐらい前に、
アメブロで知り合った方のブログで、
知ることになりました。

その方が、
EL&Pの作品にまつわるブログを書いた時に、
コメントをされた方が、
この作品に関して、
触れられていたのでした。

その時にさっそく、
古本を入手してみました。

入手できたのは、
1995年の第34冊発行とあります。

一度にどれぐらい刷られているとかは、
解りませんが、およそ、10年ぐらいは増刷されていたのでしょう。

ペアのスケートにまつわる内容なのですが、
競技中に流れる音楽に、
「エマーソン・レイク&パーマーの庶民のファンファーレ」
が出てくるという事でした。

確かに出てきましたね。

主人公たちが、
ショート・プログラムに使用する楽曲が作品内で最初に登場するところと、
実際に、ショート・プログラムを始める前に曲名を発表するところに、
「庶民のファンファーレ」が出てきており、

61頁に「エマーソン・レイク&パーマー」と書かれていて、
76頁には、「E・L・P」と書かれています。

ちなみに、61頁には、
フリースケーティングの使用楽曲が出てくるところがあり、
リック・ウェイクマンの、
「デカダンス1984」「洗脳された部屋」「記憶の中に」の3曲を、
あっちゃこっちゃつなぎ合わせて4分30秒という事が企画されていたようです。

ちなみに「庶民のファンファーレ」の方は、
てきとーにカットして2分6秒との事。

ただし、リックの楽曲の方は、
実際にフリースケーティングで使用されたかどうかは、
解らないストーリーになっていました。

これはコミックの内容の中でのお話なので、
スケーターの演技がどのような感じで、
「EL&Pの庶民のファンファーレ」の音に呼応しているのか、
専門外なので想像をする事すら難しいわけですが、
そのような設定になっているわけですね。

「庶民のファンファーレ」は、
1977年に発表された作品になりますが、
「花とゆめ」誌に連載されていたのが1986年ですから、
著者が1977年当時からEL&Pを聴いていたのかどうかまでは、
解らないところはありますが、
EL&Pの音楽にご縁があった事で、
作品の中で楽曲名が使用されたわけです。

以上。

EL&Pを愛し続けてまいりましょう。

GREG LAKE 「FOR THOSE WHO DARE」 シングル西ドイツ盤

2023-05-20 16:45:50 | Greg Lake関連
GREG LAKE  
FOR THOSE WHO DARE シングル西ドイツ盤

グレッグ・レイクの翻訳自伝ですが、
今のところ、
発売日の延期のお知らせは来ておりません。

5月31日に本当に出るのか?
あるいは、
さらに延期になるのか?

延期になると予想しても、
喜ぶ人は誰もいないと思うので、
今度こそは本当に出るのだと、
期待をせずに思うことにしよう。

本日、取り上げるのは、
グレッグ・レイクのファーストソロアルバムからの、
シングルカットで、
アルバムのラストに収録されている、
「フォー・ゾーズ・フー・デア(FOR THOSE WHO DARE)」。

中古盤店で西ドイツ盤として売られていたモノです。



Side1レーベル面

鑑賞する時間が取れなかったのですが、
収録時間を見ると、
特にシングルレコード用にアルバム曲を編集したりしてはいないようです。

ジャケットは、ほぼ、アルバムジャケットのデザインを、
そのまま取り込んでいます。

表側も裏側も同じデザイン。



スリーヴジャケット表側



スリーヴジャケット裏側

ピクチャースリーヴの裏側にはアルバムの広告を載せたりしているケースもありますが、
その手間も省略している感じですね。

シングルレコードには、
「ダブルA面」というケースも、
あったような気がしますが、
そうなると、ピクチャースリーヴの表裏が同じデザインであったにせよ、
記載するタイトルだけは、
位置やタイトルの大きさの変更をしたりするのかと思います。

これは、ダブルA面ではないので、
そこまで考える必要はないということなのでしょう。

ファーストアルバムからの西ドイツでのシングルカットは、
先に、「イット・ハーツ (It Hurts)」を取り上げていますが、
「フォー・ゾーズ・フー・デア」も、
同じ1981年のリリースになっています。

レコード番号から推察するに、
先にシングルカットされたのが、
「フォー・ゾーズ・フー・デア」
であると思われます。



Side2レーベル面

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

ナイスの「Live At The Fillmore West 1969」アナログ盤発売予定

2023-05-18 16:55:42 | Keith Emerson THE NICE関連
ナイスの「Live At The Fillmore West 1969」アナログ盤発売予定

昨日の当ブログの後半で、
EL&Pの2枚組ライヴアナログ盤の、
カラーレコード(ホワイトヴァイナル)が、
6月に発売予定であることに少し触れましたが、
間髪入れないタイミングで、
ナイスの「Live At The Fillmore West 1969」アナログ盤の発売のメールが届きました。
7月の発売予定のようです。

こちらの方は、どうやら、1枚組の品物のようですが、
同じくカラーレコードで「Lilac」との告知になっていました。

英語が得意ではなくても、
色に詳しい方であれば、
すぐに解るのでしょうが、
どちらもそんなに詳しくないので、
ググッてみたわけです。

カタカナ表記で「ライラック」。

寒冷地では、冬期間の水道の凍結を防止するために、
水道管の途中に「水抜栓」というのを設置しており、
手でハンドルを回して使用するのですが、
手でハンドルを回さない「電動式水抜栓開閉装置」というのがありまして、
あるメーカーでは「らいらっく」という名称を付けています。
我が家にも「らいらっく」がついています。

まさか、「ライラック」というのが、
色の名称だとは思ってもみませんでした。

それで、「ライラック」は、
「紫色」に「白色」を加えたような色なのですが、
我が家にある母の着るモノは「ライラック色」がとても多い。

私は「薄い紫っぽい色」という感じで捉えていたし、
デイサービスのスタッフの中では、
「紫っぽい色」は母の色という事になっているようでした。

この「ライラック色」やそれに近い同系統の色の服は、
母が抵抗無く着てくれるので、
洋服を取り扱っている店舗を見るときは、
常々探している色の服ではあります。

2018年に取り上げたナイスのアナログ盤は、
「London Calling」というレーベルから発売されていましたが、

今回も、その「London Calling」からのリリースのようです。

調べてみたら、「London Calling」から、
昨年の12月にこのようなジャケットのCDが出ていたようです。



ネット上より頂戴
サイケ調でデジパックのようです
アナログ盤もこのようなジャケットになるのかな
こちらで取り上げた国内仕様盤と内容は同じなのか?

それにしても、「組数1」という表記だけど、
アチコチで、¥5,000-以上の価格設定をしています。

カラーレコードにも、
ピクチャーレコード並の価格設定の波が押し寄せて来ているのだろう。

「ライラック色」のカラーレコードは、
まだ、所持していないとは言え、
ちょっと考えてしまいますわ。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

BRAIN SALAD SURGERY Castleアナログ盤のジャケット色について

2023-05-17 13:37:34 | 「恐怖の頭脳改革 / BRAIN SALAD SURGERY」
BRAIN SALAD SURGERY Castleアナログ盤のジャケット色について

連休中のわずかな時間を利用して、
レコード保管場所の配置換えをしておりました。

これまでは、
このブログで、一度、取り上げたモノと、
そうでないモノを分けて置いていたので、
タイトルごとの整理をしておりませんでした。

それをタイトルごとの整理に切り替える事にしまして、
その途次にあります。

レコードに関してですが、
価格が安い中古の海外盤というのが、
容易に入手できなくなりつつあります。

それと、収集のための検索には、
時間をあまりかけたくないというものありますので、
限られた時間の中で特徴のある安い海外盤でも入手するのも、
運次第ですね。

全ての品物が値上がりをしていますが、
欲しい中古海外レコード盤も同様です。

個人的に前向きに考えると、
自分の年齢からすると、
中古レコードの価格が上がった事で、
入手ペースが落ちるのは良いことではあります。

ほぼ毎日更新の10年ほど前と違い、
ブログの更新ペースも落としつつあるので、
タイトルごとに整理をした方が、
これまで見落としていた事も観察できるかと思います。

前回に引き続き、
「BRAIN SALAD SURGERY」のジャケットの色の話になります。

できる事なら、リリース当時の英国盤のジャケットを用いて比較したかったのですが、
レコードの以外の自宅内のモノの整理も同時進行している事もあり、
すぐに手に取れるところに、英国盤がありませんでした。

したがいまして、
国内盤を用いて、比較してみたいと思います。
リリース時の国内盤の色と英国盤の色は、
ジャケットの色合いに極端な違いはなかったと思いますので、
おおよその外観の比較には国内盤で充分だと考えます。

実をいうと、
前回、取り上げたキャッスルのアナログ盤に関しては、
リリース時のモノとそんなに色が違っていないと、
思い込んでいたわけです。

それを国内の¥2,500-盤のジャケットと並べてみました。



向かって左がキャッスル盤ジャケット
向かって右が国内¥2,500-盤のジャケット



国内¥2,500-盤の裏側の一部

これを見ると、
かなり「紫色化」が行われていたのだと解りますね。

この「紫色化」を部分的にさらに推し進めたのが、
サンクチュアリの紙ジャケットCDであったのかも知れません。

それがSONYアナログリイシュー盤のジャケットへと、
つながっていったのでしょう。

それと、ジャケットの下部を揃えて重ねておいてみると、
キャッスル盤は縦の長さが長い事がわかります。



重ねた状態
キャッスル盤ジャケットがはみ出している



見開き部の下部



見開き部の下部

写真を見ると、
国内¥2,500-盤は、
Pマークの下部が省略されつつあったのが解ります。

以前に述べていたと思いますが、
キャッスル盤は、
シングルレコードを付録(?)にした事により、
歌詞付きのポスターの再現は省略するという選択をしたためか、
カラーの見開きの解説に変更をしています。



解説用紙外側A



解説用紙外側B



レーベル面は、
同様のデザインの色違い

極端な色合いのSONYアナログ盤ジャケットに到る布石として、
キャッスルのアナログ盤ジャケットにおいて、
紫色化が始まっていたという事に今頃になって気が付いた次第。

これを書き終えたら、
英国のレーベル、「London Calling」から、EL&Pの「Live In Tokyo」の、
2枚組のアナログ盤が6月中頃にリリースされるという情報が。

(White Vinyl)との記載もありましたが、
まずはジャケットを見てからだな。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。

BRAIN SALAD SURGERY SONY アナログ盤 その1

2023-05-09 15:13:10 | 「恐怖の頭脳改革 / BRAIN SALAD SURGERY」
BRAIN SALAD SURGERY SONY アナログ盤 その1

本日の内容は、文中のリンク先のブログから、
10年以上経過しましたので、
それに伴って認識を改めて付記する事も出てきたという事や、
さらなる発見もありましたので、
「その1」という事で少し書いてみます。



シュリンクは保管に都合の良い上部シール仕様でした



シュリンク上のステッカーを拡大
金文字の部分はやや凹んでいますね

このレコードについては、
アルバム「恐怖の頭脳改革」の様々なヴァージョンに関してレポートする際に、
ジャケットの問題点に関して少しだけ触れて来ました。

このジャケットに関しては、
私の中では、最も悪いアナログリイシュー盤として捉えていたという事もあり、
タイトルを付けて取り上げる事自体に、
少し抵抗があったわけです。

レコードは聴いておりませんし、
聴けたとしても、
その違いを聞き分ける再生環境も現時点ではありませんので、
あくまでもジャケットに関してなのですが。

その後、グレッグ・レイクが、
カラオケツアーにおいて、
小道具として用いたのが、
このSONYのアナログ盤でした。

ジャケットの再現等にも関心を持っている、
EL&Pファンから見ると、
一目見て、SONY盤だと解る特徴があったわけです。

そもそも、
その特徴は普通に受けとめると「手抜き」が原因と、
思ってしまうわけですが、
その「手抜き」のおかげで、
ジャケットの特徴を記憶しているEL&Pファンには、
SONY盤だと解ってしまうわけですね。



見開いた状態

とは言え、

「グレッグ・レイクがカラオケコンサートに小道具として用いたヴァージョン」

という事で、少しは箔が付いたわけです。
小道具として実際に使用されたアルバム自体も、
EL&P全盛時のステージ上のペルシャ絨毯や、
グレッグの様々なステージ衣装と共に、
オークションに出品されるという栄誉に恵まれたヴァージョンとなりました。

ジャケットの内側が白いという最大の特徴はともかくとして、
外観の配色に関しては、

この紙ジャケットCD、
なんで、わざわざ、
こんな配色にしたのか、
解りかねますが、
コレクターの記憶には残ります。

SONYでアナログ盤を制作するにあたって、
よりによって、
この紙ジャケットCDのジャケットの配色をベースにしたのは、
キャッスル時代のリイシューアナログ盤と同じモノを制作したくなかったという事も、
あるのかも知れません。

それと、リンク先では説明を省略していますが、
リンク先の写真のように、
真ん中の丸い部分のカットの仕方も、
オリジナルジャケットではなく、
英サンクチュアリの紙ジャケットCDに準じたカットの仕方をしています。

以上。

EL&Pを愛しつづけてまいりましょう。